江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

通天狄仁杰 その1

1~14集

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 いっぱい見たいな~と思うドラマがたまってるこの秋なんですが、まずはこれ。
 何しろ短いんで、サクッと進む。
 
 これ、最近流行のやたら小鮮肉にシフトしたおなじみキャラのドラマリメイク版って感じですかね。
 
 つい2年くらい前にも、黄宗澤と馬天宇で「少年神探狄仁杰」してたし、この夏にも当たり役梁冠華の「神探狄仁杰」もあったばかり。
 
 なんだかな~~どこが違うのかな~と思うのは当然です。そりゃもう、主役陣が若い。今回の狄仁杰は24才の地方の小役人設定からスタート。その割には態度がデカいがw
 
 その狄仁杰の中の人は、任嘉倫。大唐栄耀は見てないんで、青雲志と龍珠伝奇で見ただけかな?実年齢はアラサーのようですが、若く見える。
 
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 この人のキャラもあるんでしょうが、なんか全体に甘えた感じがしてたまらない。元芳にあたるキャラがいなくて、その代わりに子どものころから一緒に育ってきた下僕で友人で兄弟同然の墨雨というのが、活躍。で、この墨雨が狄仁杰を「大大」と呼ぶんですが、これが「だ~だ」ってやたら子どもっぽく響く。それにいざというときに、すぐに誰かが手を貸す感じになるのも気になる。危機一髪で助かった!のはいいけど、もうちょっと自分でも何とかしろよと・・・
 
 この狄仁杰が医術を学んでいた薬王山の跡継ぎ慕容清とは揉め事があって別れたとかなんとか言っていても一応好きあってる中らしい。中の人は最近人気の闞清子。
 
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 狄仁杰に絡んできた武術の達人師姉妹紅巾と藍綾が、包青天で言えば王朝・馬漢なところというのは新しいか?
 
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 そして、この時代ですから、当然出てくる武媚娘。中の人焦俊艶も、青雲志の金瓶児。
 
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 狄仁杰が、庶民を苦しめていた皇帝の寵妃の従兄を処断する話から始まり、主要な登場人物を絡めつつ、最初の話へ。
 
 昔の事件とその復讐、武媚娘を亡き者にしようという皇后の企みが絡み合いながら同時進行。
 武媚娘を助け、長安を破壊しようとした陰謀を暴くというお話。
 
 あまり深刻な感じでもなく、気楽に見ていられました。
 
 このドラマ、かつての少年包青天シリーズと同じ制作なんだそうで、道理で何度も何度も少年包青天の片尾曲「只要有你」がBGMで流れる。
 
 配役の顔ぶれ見ても、当時の少年包青天の俳優陣とそんなに年齢差ないようには思うんですが、それにしてもなんか詰めが甘いというか、甘ったるいというか・・・探案物としては無理がいっぱいなのはお互い様なんですけどね。
 やっぱり主役のキャラかなあ?
 
 とにかく14集の半ばで、無事に武媚娘と長安を救った狄仁杰。皇帝から大理寺の少卿にと抜擢されたのを断って、長安を離れていきました。
 ここからざっくり次の話ですね。
 
 同時進行で見てる河神が結構ずっしりくるんで、まあ口直しにはいいかもしれないです。