江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

琅琊榜之風起長林 その1

1~8集

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 始まってしまった。
 
 くどいようですが、私は第2季とか番外編とか作るのには反対。軍師聯盟のように最初から二つ分作っていたとか、構想していたとか、包青天シリーズのようにいくつ作っても全然OKなのとかはまた別。前作がヒットしたからと、柳の下の二匹目の泥鰌を狙ったのに成功したのが少ないと思うのは私の偏見でしょうか。もっとも幻城のように番外編の方が私的にはおもしろかったというのもある。老九門のことは言ってくれるなw
 でも、刺客列伝と暗黒者の第3季、器霊の第2季は待ってるw
 
 それでまあ、おそるおそるというか怖いもの見たさで待ちかまえていた琅琊榜之風起長林。
 年老いた藺晨が出るというので、なおさらひやひやしていましたが、中の人が王慶祥だったので一安心。<何がだw でも、もうちょっと毒気が足らん気がする。
 まあ、一番しぶとく生き残ってそうではあります。
 
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 めんどくさいので、前作を「琅琊榜」、今度のを「風起長林」ということで以下お願いします。
 これから見る方もいらっしゃると思うので、以下小ネタでつなぎます。
 
 琅琊榜から40年くらい後の梁を舞台に創作されたドラマです。脚本には琅琊榜の原作者海宴も入り、前作のイメージを壊さないようにそれこそ腫れ物に触るように筋立てを考え、人間関係を考え、舞台を作っていることはよく伝わってきます。
 
 それなのに、なぜか琅琊榜でおいおい~~と突っ込まれてた急須でお茶を入れる場面。結構いい場面多かったんですが、時代が違うだろう~と。それで、今回はひしゃく?でなべ?から汲みだして、お茶碗に入れてました。どうせ架空の話なんだし、突っ込んでる方もネタでやってるだけなんだから、そのままにしときゃいいのにw
 
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 オープニングは前と同じようにインストルメンタルに墨絵風のアニメーション。蝶に替わって、蝉。蝶は林殊・梅長蘇のイメージなんでしょうけど、今度の蝉はなんですかね?いろいろ勘繰っているところ。
 
 エンディングの方も琅琊榜と同じような構成にしてるんですが、あまりに「同じような構図」「同じような場面」が多すぎて、むしろ笑えて来てしまう。これ、ドラマが成功すれば瑯琊榜へのリスペクト、失敗したらただのおもしろいネタで終わってしまうんじゃないかと。動画サイトでも片頭、片尾だけは普通に見られるんで、可能なら比べてみてください。あまりに被りすぎてて笑える。私はめんどうなんでキャプチャーしない人ですが、そのうちあちらのサイトに溢れることでしょうw
 
 ドラマ開始と同時に、また血みどろの戦い場面、主人公その1の蕭平章@黄暁明が決死の戦いの真っ最中。で、そこから一転して、今度は10年位後ではなく、3か月前に戻りました。
 
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 主人公その2の蕭平旌@劉昊然は、長林府を離れて琅琊閣にいるという設定ですが、何を習っているんだと思ってましたが、何も習ってなかった疑惑がw 潜水か?少なくとも医術じゃなさそうです。
 何しろ、キャラの性格設定が本来の林殊?というくらいなので、まだ生きている老藺晨と気が合って、堅苦しい金陵には戻りたくないらしい。でも、兄の負傷を聞いて速攻で下山、「事件」の解明に乗り出してます。
 
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 この林殊を彷彿とさせる弟に対して、兄は思慮深く自制心があって・・・と琅琊榜の中ではほとんど登場しなかった祁王の面影があるようです。
 
 琅琊閣に蕭平章が「質問」の答えを求めに来たり、白鳩を飛ばしたり、設定はそのまま。
 
 まずは、蕭平章が守る甘州での戦いで彼が九死に一生を得るようなことになってしまった話から。糧秣を積んだ船が転覆し、補給線が切れてしまった結果、戦いに負け、平章が瀕死の重傷を負ってしまった原因を探るという話で始まりました。
 
 皇帝との特別な関係から、皇后や重臣たちから鬱陶しく思われている長林王家。それを十分承知していて、慎重に言動に気を配っている長林王こと蕭庭生と平章、何も考えてなくて太子を「元時~」と名前で呼んで、弟扱いの平旌。危ない。
 
 平章には、蒙摯のおいの娘浅雪が嫁いでいるが、まだ子どもがいない。
 キャラが濃すぎないかとか思った黄暁明の蕭平章、悪くないです。ただ、こっちも病身虚弱の梅長蘇に対して、重傷で虚弱設定。まあ、ケガなので体格良くても不思議はないw
 
 平旌には、本人の知らない許嫁がいて、それが医者の林奚。姓が林なので、林殊との関係があるのか?と話題になってましたが、そっちの林さんではなかった。息子と娘を結婚させようとする理由は納得。
 とはいえ、林奚はちゃらい平旌に対して、常にポーカーフェイスで淡々と。この二人をくっつけようと画策してるのが庭生と彼女の師父ですが、この師父黎堂主の中の人は王永泉@夏江。ついでに、林奚のお付の云姐で張棪琰@莅陽長公主も登場。
 
 朝廷には、始終せき込んでいる皇帝、これが景琰の息子ですね、その息子の太子元時はまだ10歳。兄が朝廷の首輔荀白水で、同じように長林王家に不安と不満を持っている皇后。その皇后に取り入っている怪しげな拝み屋濮陽纓は郭京飛。これでもかというくらい怪しげですw
 
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 如何にも悪そうな朝廷の大人宋浮には、尤勇@欧陽峯@張P版射鵰英雄伝が出てたのはサプライズ。
 
 8集まで見たところでは、琅琊榜と違って企むのは敵対する側、長林王家サイドも企むけど防御中心。まだ、全体像は見えてきてないけど、平旌の仲良し蕭元啓というのが景琰の甥なんだけど、いかにもいい人っぽくてかえって怪しい。
 主人公その2の平旌の成長記にもなりそうなんで、その辺も目新しいかな。
 
 今のところ、段桐舟というのが一人悪いことして逃げ回ってますが、彼の後ろにいるのは誰?というところ。
 
 正直、まだ不安はあるわけですが、おもしろいのは確か。
 でも、軍師聯盟2の虎嘯龍吟、九州・海上牧雲記と並べると、真ん中かな?
 
 そして、予想通り、九州・海上牧雲記が遅れがちになってしまって、配信に10集近く遅れてしまってます。
 明日は虎嘯龍吟行きます。たぶん。