1~12集(鬼新娘)
「唐人街探案」にはまってる間に、「将夜2」「絶代双驕」がスタート。それに加えて、「大明風華」とかもまだクリアしてないというのにこういうの見ちゃうんですよね~まあ、35分前後のがたった12集だし、中身もライトなんで、するっと見終わってしまいました。
タイトルは「少年包拯」ですが、「少年包青天」シリーズのリメイクって感じです。私的に「あれっ」となったのは周杰主演の「少年包青天」第1季からもう17年もたっていて、「経典」扱いになってたってことです。いつの間に・・・
中華サイトの評判見ると、「経典」をぶち壊したリメイク版という評価であの「神雕侠侶」とかあの「笑傲江湖」なんかとひとくくりでディスってるのが目に付きます。
私はそこまで(どこだw)とは思わないけど、やっぱりなんか「残念」な感じがするのは否定できない。
主役の包拯、公孫策、展昭の三人の関係は、「少年包青天」そのもの。もっとも展昭は「小光頭」の僧じゃなくて、ふつうに長髪の少侠スタイル。ただし、年齢的に12,3の少年が配役されていて、いやでも釈小龍を思い出させます。ところが、今度の中の人は、特に武術ができるわけではないようで、アクションシーンがない。少年俳優には今後に期待したいところですが、「少年包青天」当時の釈小龍の魅力、武功と比べられないのは事実でしょうね~せめて、小戯骨で展昭を演じた釈小松なら武芸ができたのにな~と思うことしきりです。
包拯の夏志遠は、「香蜜沉沉烬如霜」で月老を演じてたそうで、日本にも顔に見覚えがある人もいると思います。残念ながらまだらにしか見てないんで、そういう名前のキャラいたかな~程度にしか覚えてない。
公孫策の傅子銘は百度百科にすらページのない全く知らない人だし、展昭の彭藝博は小さいころから子役で出てるんだけど私は見てない。
かろうじて包拯の母包大娘の苑琼丹と公孫策の父の沈保平がお馴染みの顔。今回は公孫策父が医者で、包大娘が薬膳師傅になってました。
「少年包青天」では公孫策と二人、同じ学塾で学び、「包黒炭」「阿策」と呼び合う仲良し。ドラマの最後で一緒に科挙を受けにいくのですが、それはそのまま引き継いでいます。もっとも「少年包青天」では「阿策」とは言ってなかったと思うし、二人の間にはただ仲がいいだけでない緊張関係もあったんですけどね~
今回の12集では、包大娘が犯人とされてしまった「鬼新娘」事件を二人が解決してます。これが過去の一家惨殺事件やら遼との外交関係やらなんやらにかかわってきます。二人が導き出した犯人は・・・というところで、その謎解き結果を聞くためだけに、龐太子や八賢王が蘭州にやってくるってのもどんな話だとかw
まあ、あと二つエピソードを作る予定らしいので、そこでかかわってくるんでしょう・・・
話の展開は、基本的に「少年包青天」第1季分を受けています。最初の登場シーンとか遼国との関わりとか犯人が三人の身近にいたとか、そのままではないんですが、元ネタは見えてくるんです。
こんな調子では比べられてしまうのは、仕方ないです。
配役だけ見ても、何しろ「少年包青天」では、八賢王は陳道明だったし、龐太子は王絵春だったんですよね・・・これ以上言うまいw
同じ網劇でも、「唐人街探案」とは真逆の低予算ドラマ。
もうちょっと前には、李川が包拯、易柏辰が展昭を演じた「開封奇談」という怪作がありました。年齢的な設定とかは比較的近いと思うのですが、李川版の持っていたぶっ飛んだ部分がまるでない。
今度の包拯も色白なんですが、額の月亮は一応ある。その説明はないんです。李川版みたいにキレると黒くなるとかいうこともなし。それならいっそその設定やめてしまえばいいのに、こういうところのあきらめの悪さというか、なまぬるさが評価が上がらない理由じゃないかなと思えてならない視聴後感。
「刺客列伝」とか「太子妃昇職記」とかを見てても思うんですが、低予算ドラマが成功するためには、きっと大胆な思い切りがいるんですよねと一人納得してるところです。
で・・・これ、続き作るんですかね?
演員
夏志远 飾 包拯
傅子铭 飾 公孙策
彭艺博 飾 展昭
刘馨棋 飾 冰蟾
苑琼丹 飾 包大妈
沈保平 飾 公孙先生
邓立民 飾 庞太师
邵伟诗 飾 白阮阮
王忠浩 飾 韩捕头
黄 彦 飾 卫良臣(八贤王)
職員表
制作人 潇庸、申屠杰华、杨珺丽、九九湖、王海江
監 制 都晓
導 演 潇庸
編 劇 袖唐、李明璇