１１～１８集
なぜか視聴スピードが上がらず、後から見始めた「民国奇探」とか「謀聖鬼谷子」に追いつかれそうになってます。おもしろくないわけじゃないんだけど、なんか今一つ話のテンポが遅い気がするんだよね～と思ってたら、原因に思い当たりました。
これ、話の展開が「九州縹渺録」と「琅琊榜之風起長林」とかと被るんですね。そっちをベースに見てるとなんか展開が読めてしまう。
百里鴻熠の出生の秘密、まだ出てきてないけどたぶん琅族の娘のはずとか、これから百里三兄弟の平原王家が皇帝一派によって追い込まれていくあたりの展開、その後の百里鴻爍の復讐劇とかなんとなく見当がついてしまってテンションが上がらない。
そんな中で展開の方向性が見えなくて期待しているのが、上古部分です。けど、まだそこまではたどり着いていません。
檪城では、百里家三人がそろって妖に取りつかれた賀遙と戦い、捕獲。賀遙を都に送り弾劾することになりました。賀遙がいなくなった後の檪城は鴻爍に任される。
その檪城では次々と琅族との境で事件が起こる。その対策に忙しい鴻爍。彼を陰から助ける謎の捉妖師安亭風が出てきました。彼に操られる形で鴻爍に絡んでくるインチキ捉妖師師弟などというのも登場。いよいよこれからですかね？このインチキ捉妖師季秋が、なんと元華。北京電影学院関係者ぞろいのキャストの中、ただ一人の香港明星。
ここまでで檪城で勝手放題やって琅族と結託までしていた賀遙を告発するのには成功したけど、結局都に戻されただけで結果的には都で高官に出世。太后の甥ということを盾に責任を家来に転嫁して罪はうやむやにされてしまいました。
心穏やかでない百里家の三人。
そのうえ、百里家と賀家の結びつきを強めるのは国の利益という皇帝の意向で、その賀遙と鴻熠との縁談が決められてしまう。しかし、すべて太后を表に立て、ぼくは純粋な子どもって顔をしてる皇帝の裏の顔が見えてきました。こちらの悪意の表し方がなんか苦手な後宮ドラマ風で・・・
琅族の方では、大王の息子を排除するのに成功した明夜楓が次の一手を打とうとしているところ。こちら、なかなかの好漢な主役感があります。
百里家では、晋陽公主が自分の正体を知って妖術の練習を始めています。
そして、家長である百里鴻煊は妹がろくでもない男と結婚させられるのを避けるすべがないと無力を嘆き、彼女を逃がそうとしているところで一区切り。
こうやって端折ってしまうとテンポ良さげなんですが、実際にはかなりまったりしてます。まったりしてる割には話の展開にゆとりが少ないんじゃないかなあ。「慶余年」とは言わないけど、「琅琊榜」はもちろん、呉秀波の「軍師聯盟」でもガチガチな展開だけではなかったと思うんですけどね～もう少し力を抜いて見られるが欲しいところです。
まあ文句言いつつ、きちんきちんと一日１～２集は見てるのです。一気モードのスイッチが入らないだけです。
そういう点からいうと、いろいろ突っ込みどころだらけの「大主宰」の方が見やすかったのかもしれないｗ
