江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

少年白馬酔春風 その2

12~22集

 

 なんというか入門試験から入城試験まで?

 次々と新しいキャラが登場してくるし、背景も舞台設定も次々に移っていって、ついていくのが大変なんですが、やっぱりおもしろい。「唐朝詭事録之西行」だと事件の様相や主人公たちの推理を把握するために同じところを何度も繰り返すことがあります。こちらだと場面の華麗さに目を奪われて肝心の台詞を聞き逃して繰り返すとか、出てきたキャラと前作「少歌」との関係に気を取られたり、中の人に気を取られたりして話が分からなくなって見直すというのことが多いです。

 

 で、毎度おなじみのあてにならないお話の紹介です。
 「これでいいの?」としか思えない稷下学舎への入学試験が終わりました。百里東君は無事に李長生の弟子になり、賭王の娘尹落霞を名乗った天外天の玥瑶は李長生の弟子柳月に弟子入りすることになる。



 ずっと試験中には同行していた葉鼎之は、その天生武脈を天外天に狙われ、百里東君たちと離れてしまう。

 

 彼は景玉王蕭若瑾の王府の后院に転がり込み、そこで易文君とその兄弟子洛青陽によって助けられる。易文君は景玉王に見染められ、兄弟子の洛清陽を見張りにここに監禁されている。しかし、彼女と葉雲=葉鼎之の間にはもともと恋愛感情があって、葉鼎之は彼女を救出し、仇の青王を殺そうとするが、焦るなと李長生にいさめられる。

 この景玉王というのは、将来「少年歌行」のくえない皇帝になるわけですから、葉鼎之くん苦戦確定かな?

 

 葉鼎之が葉雲であることを青王から知らされた皇帝は、彼を指名手配にする。その張り紙を見て、初めて葉鼎之の正体をしる百里東君です。この身バレのパタンはちょっと面白いかな。

 やっと幼馴染どうしとしての再会を果たした二人ですが、葉鼎之は師父の雨生魔の元へ、百里東君は李長生と尹落霞と共に雪月城を目指すことになります。

 

 尹落霞の元には天外天から妹玥卿が現れるが、玥瑶はこのまま尹落霞として残り、玥卿はもう一人の天生武脈の持ち主葉鼎之をゲットしようと接近を始める。

 

 百里東君たちは司空長風とも再会、他にも新しいキャラもいっぱい出てきて彼の周辺は賑やか。師父に死なれ、恋人とも離れて孤独な葉鼎之とは全く違います。

 ここらへんで、彼らのこれからが見えてくる感じです。

 

 李長生は自らの不老不死を放棄し、若返ります。以後は南宮春水と名乗り、李長生は姿を消すことになる。この南宮春水、姿は変わっても性格は変わらなくて、相変わらず百里東君たちは振り回されています。といっても、愛する女性雪月城の城主洛水と共に生きていきたいというのは泣かせます。確かに愛する人とつぎつぎと死に別れていくのは辛そうです。

 彼は「南宮春水」として司空長風を弟子にしました。

 

 

 とにかく雪月城・・・というと「少年歌行」でもキーポイントになる場所でしたね・・・にやってきた一行、南宮春水は若い者たちを城外においたまま、一気に登天閣の最上階まで到達して、洛水と再会。

 今度は百里東君と司空長風が一層一層戦って、クリアしては上に登っていくことになります。おなじみの塔登りイベント。14層までは簡単にクリアした二人ですが、15層と16層でコテンパンにやられてしまいます。

 

 このドラマ、やっぱり登場人物のキャラがしっかり立っていて楽しいです。李長生改め南宮春水、見かけは可愛くなりましたが、性格の強烈さは変わりません。南宮春水を演じているのは張宸逍、「蒼蘭訣」で男主の弟巽風を演じていました。

 

 話の中で、この北离国を開いた蕭毅が登場してきました。このキャラを演じているのは「少年歌行」で孫にあたる蕭楚河を演じていた李宏毅です。今度はきりっと甲冑姿で登場してきました。

 そういえば、百里東君の父成君を演じていた言杰は、「少年歌行」では百里東君でしたね。なお、「琅琊榜」では卓青遙でしたw
 両作で父子を演じているのは、琅琊王父子を演じている白澍だけじゃなかった、パタンは違うけどw

 

 「少年白馬」の方の琅琊王の兄にあたる景玉王を演じているのが范津瑋、この人が白澍の兄というのになんか違和感があるのは「山河令」の大巫烏溪のイメージが強いからでしょう。「九州縹渺録」の性格の悪い男主2姫野の弟とか思い出せばまた違うかもしれないですねw

 

 愉快な兄弟子雷夢殺を演じているのは完顔洛絨、この人「異人之下」で諸葛青演じてました。


 今回視聴分では楽しい雷夢殺一家の様子も出てきました。同じような家族構成、夫婦関係だった「慶余年2」の王啓年一家の話が「無駄、余計なことを~」としか思えなかったのに、今回はとっても気分良く見ていられました。なんなんでしょうねえ~

 

 そうそう懐かしい顔ぶれも。司空長風の師父薬王の董春輝は「花千骨」の落十一、どっかで見たと思ったんですよ~修業に失敗して男なのに女顔になっちゃったという雨生魔の黄奕なんか「還珠格格第3部」の小燕子以来かもしれない、何年ぶりと思ってたら楊寧宇番の「天龍八部」があったっけ。ついでに琅琊閣みたいな百暁堂の堂主姫若風は虞禕杰で「刺客列伝」以来~じゃなくて「天醒之路」以来かな?

 

 こういうキャラとか中の人とかをいろいろチェックしてるだけでも楽しい、むしろこんな風に楽しくてチェックしたくなるというだけでもこのドラマは出来がいいと思うんです。
 「なんでこんなのに出てるんだろうね~」と俳優さんに同情したくなるドラマもあるからな~😩