江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

天舞紀 その1

1~14集

 

f:id:maimaimaigo:20200802231053j:plain

 

 8月に入りました。次々と日本のテレビ、ネット配信に中華古装劇が登場するというニュースが飛び込んできて、数年前とはすっかり様変わりの感があります。
 とはいえ、日本登場を待っていられない中文視聴組w

 現在の一押しは「盗墓筆記重啓」。

 他のドラマはどうなってるかと言うと・・・

 7月スタートの古装学園ドラマが二本。一つはこの「天舞紀」で幻玄劇系。もう一つは「漂亮書生」でラブコメ系。どっちも2集ずつ見た段階で、こっちを先にと決めました。まあ、先に配信されてて、もう配信終了してるということもあります。

 「漂亮書生」はiPhoneでながら視聴にはちょうどいいかな~と思ってるところです。

 7月にスタートしたドラマはわりに快調に見てるんですが、こう本数が増えてくるともう落っことしてしまいそうなのも何本か。最近の傾向からいうと異色なのは趙文卓の「大侠霍元甲」、なんか画面の隅々まで力こぶがみなぎってる感じが妙に懐かしいというかなんというか💦

 包青天もののパロディ「実習女捕快」は、コメディなんですが、どうも女主角だのなんだのが妙にハイテンションでけたたましくて、見るのストップしたらその辺が原因。

 その前から見てる「錦繍南歌」はウザキャラの男主角義理の母太后と女主角の義理妹が目障り耳障りなせいで、途中下車するかもしれない・・・ただ、ドラマそのものは悪くないです。

 せっせと見てるわけでもない、といってみるのやめたというわけでもないのに何となく見るのが遅れてるのがいくつかあるんです。今だと「暮白首」「謀聖鬼谷子」ですが、むしろ「謀聖鬼谷子」なんかせっせと見たい方なんですが、なんかタイミングがずれた。

 お試しから先に進んだのでも数年前から遡ると「宸汐縁」下界落ちあたりでストップ、「鶴唳華亭」ヒロイン暗転でストップとか理由に心当たりのあるのは逆に視聴再開もしやすいんですけど、なんとなく見なくなってるのは逆に続きが気にならないというおかしな傾向に気づいた今日この頃。

 何となくめんどくさくなった「精英律師」とか「人間煙火花小廚」なんかはもう駄目でしょう💦


 で、「天舞紀」

 他のドラマ見てる間に挟むのにはちょうどよい感じ。もっとも大陸での評価もそんな感じで「下飯劇」ご飯食べながら見るのにちょうどいいドラマというのを見かけました。

 ちょうど半分まで来ましたが、コメディタッチでスタートして、どんどん暗転していくような予感はしてる。

 

f:id:maimaimaigo:20200802231530j:plain

 主人公李玄は人族と昆吾族の間に生まれたが、本人はその記憶を奪われている。10年前に人族が昆吾族を襲い、龍皇やその妹青笙、聖女九霊儿が犠牲になり、以後昆吾族は人族に次々と殺され、生き残った者たちは奴隷として扱われている。

 李玄は青笙と人間の将軍の間の子どもで、母たちの死を目にして復讐を誓う。彼も殺されかけたところを父の嘆願で助けられるが、代償として母の記憶を奪われ、一族の仇紫極を師とすることになった。彼が持つ高い能力を人族のために使わせようという魂胆で護国師に任じられてはいる。

 

f:id:maimaimaigo:20200802231621j:plain

 

 昆吾族の聖女が呪った10年が過ぎて、龍皇が復活するという年。昆吾族の蘇猶怜は師父でもある剣精の指示で人族の摩雲書院に正体を隠して入学してくる。彼女は九霊儿の妹で新しい昆吾族の聖女。李玄から彼の持つ令牌を手に入れ、龍皇を甦らせ、九霊儿の予言通り人族を滅ぼそうとしている。

 ということを背景に、まあ学園ドラマのお約束ガキ大将な男主角が女主角に一目ぼれしてというラブコメに、鬱陶しい男主角にまとわりつく貴族の娘とか、留学してきた他国の公主とがり勉のすれ違う恋模様とかなんとかいろいろありがちな展開。ひたすらアピールしてくる男主角と周りはみんな敵でピリピリの女主角の二人は、気持ちが通じ合うようになってきます。

 

 しかし、蘇猶怜からすると李玄は憎い仇でなければならないというこれもよくある矛盾。ただ、結局この二人は昆吾族の血を引いてるわけですな。

 

 李玄が封じられた母の死の記憶をよみがえらせた時からまた話が大きく動くのでしょうか、今のところは幻玄風味の学園ドラマの色彩が強いです。そこに何か秘密のありそうな同級生とか、皇帝の子どもたちの思惑とかなんとかも絡んでこれからぐちゃついてきそうです。

 李玄には最近よく見る許凱。あれもこれもと幅広く活躍しているようですが、逆にそれが心配にもなってくる。蘇猶怜には九州縹渺録で嬴玉を演じた呉佳怡。

 師父世代に何中華、王九勝、崔鵬といった顔ぶれで、ほんと世代交代を感じさせられます。

 
 摩雲書院の同級生たちはほとんど知らないメンバーだったりするので、余計にそう思ってしまう。

 まあ、さすがにご飯食べながら・・・とはいきませんが、あまり肩の力入れなくても見てられるのは事実でなんとなく気が付いたら半分見ちゃってましたw