江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

暮白首 その3

24~35集

 

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 結構順調に進んでるじゃないか、自分。ということで「暮白首」

 やっとこのドラマの何事も中途半端にしてるのに、主人公カップルの恋愛だけは波風は立っても順調に描かれていくというスタイルにもなれてきました。

 容靖沣の企みで凌虚閣が壊滅、母の林若寒も那嵐岳を助けるために自分の命を保っていた赤華珠を取り出し息子に移す。気が付いた時には母も失っていた那嵐岳は、容靖沣への復讐のために墨幻のもとを訪ね、修業をすることに。

 父の仕業でこういう事態に陥ったことに苦しむ容婳は、一人真相を探るために動き出す。

 この龍吟城に入り込んだ梅嬰は、容靖沣に取り入り、生字堂の堂主に。彼はそこに自分の手下を集め、容靖沣の持つ権力や地位を自分のものにしようと陰険に企む。

 

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 このあたりでは、この梅嬰が一番悪い奴で容靖沣は娘の生死を案じるただの父親っぽく見えるというのがこのドラマの行ったり来たりする部分。

 でも、結局、やっぱりこいつ悪いw

 

 墨幻の武芸を修行したからといっても師弟関係になったというわけでもなく、お互いに利用する気しか見えない墨幻と那嵐岳の関係。今のところ、墨幻の底意地の悪さとか執念深さとかは嫌というほど見えてきても、狙っているのは本当は何か?というところが今一つ見えてこない。

 

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 梅嬰の企みと容靖沣の企み、それに墨幻の企みが錯綜する反派グループに対して、主人公サイドも那嵐岳とそれに同行する陸一舟たちの動き、容婳は彼女と同じく龍吟城を出た師父白為止は彼の師父白蘇を巻き込んで動き出している。

 

 叔母紫烟の死は那嵐岳のせいだと思った容婳だったが、すぐにそれが梅嬰の仕業じゃないかと気づいて後悔、真相を探りに龍吟城に戻ってくる。姉容夙とも対梅嬰では利害が一致、というか誰もが梅嬰を嫌ってるw

 那嵐岳が龍吟城を攻撃してくるが、またしても容靖沣は那嵐岳を悪者にしてごまかし、それにあっさりごまかされる武林のみなさん。

 

 こうしてまた那嵐岳と容婳の逃亡の旅が始まる。容婳の妊娠が発覚したり、流産したり、那嵐岳が走火入魔しかけてたりといろいろ苦難に耐えてるところ。

 那嵐岳と容婳は、結婚のその日に凌虚閣が襲われ離れ離れになってしまい、再会するまでにはずいぶんあったんですが、いつの間にかすることはしてたようです。

 

 もっとこじれてる陸一舟と容夙の関係、一度は殺されたように見えた梅嬰はまた殺されたように見えてこいつまた出てくるな状態、その梅嬰の妹梅雪漫は那嵐岳との婚約解消をあっさり承知したもののずっと側にいてなんかうさん臭さ充満、それにまだまだやる気満々の容靖沣と父の正体に気づいてきた容夙に、本当の狙いはなんだ?の墨幻と、主人公CP以外はなにもかも混沌としたままラスト10集となりました。

 ラストに向けての一番の興味は、父親と娘の対立にどう始末をつけるかでしょうか?なんかあんまりすっきり終わりそうにもない気もしてくるのですが、ここまで来たら最後までいけそうです。

 ということで、今週来週にかけてまた怒涛の大結局連続シーズンになりそうです。