35~49集
飛ばしてもいいと言われてた分を通過しました。これからはヒロインが啖呵切るようなシーンになるとかならないとか・・・
太子妃張念之が毒死、その犯人として追及されるヒロイン陸文昔。ここからが彼女の受難の始まりで、何度拷問シーンやら、殺されかけるシーンやらリンチにあうシーンが続いたことか・・・委細省略。
父と兄の死を知ったまさにその時、太子妃がヒロインに施していた「マニュキュア」のために赤く染まった爪がまるで呪いのようです。一体いつまで赤いんだ?などと突っ込んではいけないんでしょうなw
太子は彼女を殺してはいけないという張念之の遺言を受けて、彼女を殺すことまではしないんだけど、結果的に彼女を窮地に追いつめる。
その太子がようやくちょっと父親に認められたとかいい気になると、すぐに冷や水をぶっかける父皇帝。とうとう斉王たちの母張貴妃を皇后に冊立、また太子が泣きながらいじける。
とにかくこの一家に平穏はない。強烈な後継争いをしていた「大明風華」の「それはそれだけど一族だからね~」という部分が全くない。
皇帝と太子の関係を「あれは親子ではない、主従だ」と斉王が評価するのは正鵠を得てますな。
皇帝はいったい太子をどうしたいのかが明確でない。
そして、太子妃殺害の真犯人を追求すると、実行犯は見つかったもののその指示をしたのが皇后になった貴妃なのか、李柏舟の娘である斉王妃なのか・・・とかが私にははっきりしないままになってる。
太子とヒロインの関係が、彼女を一人にすると誰かに殺されるだろうという想定で手を縛りあったり、自分の側に置いたりして、個人的距離が縮まってきているのですが、その度に太子が愛人をつれこんだりなんだりしてこちらも冷や水をぶっかける。どうも太子の彼女への態度は猫がネズミをいたぶってるというか、ペットをじゃらしてるみたいで感じが悪い。
ところが傷だらけの彼女に毎日傷薬を塗ったりしてるし、張念之の弟とか五大王なんかが「顧内人~」と寄ってくると露骨に嫌な顔を見せて、「この子、ぼくのもの~」
素直に受け止めれば太子も本当は彼女が好きということなんでしょうが、どうしてもそういうほのぼのとした見方の出来ないこのドラマw
しかも、ここまでの経過で何度も彼女の正体に近づいてるのに、一向に気が付けないとか・・・情けない。彼女から聞き出した話とかを組み立てたらわかりそうなもんですがね~
ここへきて、太子の外祖父顧思林が戦場から戻ってきましたが、彼と亡き妹の夫であった皇帝の間にも嫌な風が吹いてます。なるほど、顧家のバックアップがあって彼は皇帝になれたわけで、顧皇后の死後もそれはおろそかにできないわけです。そして、その立場の危険を十分認識している彼はとにかく太子を守ろうとしてます。
とにかく陰惨で鬱々したドラマなんですが、その中に禁足食らった太子とヒロインのバカップルぶりとか、張念之弟張韶筠@董春輝の大げさな能天気演技とかのコミカルな場面を入れて、雰囲気を和らげようとしてるのは理解できますが、むだですな・・・
ということで、残り11集プラス番外編「別雲間」として出てきたオリジナルからカットされていた12集の合計23集となりました。
見始めたら、はやいんですがね~やっぱり太子はいけ好かない。その父親はもっといけ好かない。
そういや今ライバルがないんだ。去年始まったころには「慶余年」やってたんだった。そのうちに「从前有座霊剣山」とか「剣王朝」とかも始まって、すっかり鶴忘れたのでしたw
となると、今の状況で思い出すのは当然の流れですかね~