４０～５２集（大結局）
文句言いながらも、ちゃんとほぼリアタイでクリア。
結構いい演員そろえているのに、脇が甘かったんじゃないですかね～というのが最終的な評価？
何度かいいましたが、メイクが古い。女性キャラのメイクが幻玄ドラマ特有のラインストーン使ったりするものでもないのに、とにかく厚化粧。ときどき首筋から下と顔面で明らかに色が違ってることもあって、残念です。
特殊メイクの方もなんかこなれてない。暗夜族のメイクも、秦問天走火入魔メイクも、あからさまに貼り付けましたというのが見えてしまう。今どき、これはないよね～
背景の方も、同じ雑木林やら草地の使いまわしはともかく、地面にばらばらとぶっ刺した造花の花畑とかＣＧで何とかしろよというレベル。結構しっかりロケもしてて、そこは見せてくれるんですが、セット場面との落差がありすぎる。
話そのものは、羿国皇帝の位を奪おうという皇家内の争いに、それをいいことに他の一族を排除して自分が国を乗っ取ろうという葉家の企み、太古妖剣にまつわる因縁の復讐劇に、若者たちの恋愛と成長が描かれるというまあスタンダードな展開。決して悪くはないんですが、微妙にツボを外してしまった感があります。原作もあり、ゲームもあるんですけどね～
盛一倫と向佐、王子文が主演でいて、なんでこんなにアクションシーン少ないんだ？という素朴な疑問もあります。
「太古神王」というドラマに何を見ようとしていたというと、派手なＣＧも盛りだくさんにアクションや戦闘シーンとかだったんですが、当てが外れました。
最初から鬱陶しかった白家の姉妹、妹の晴児は途中からちゃんと自分のしたことを反省して、主人公グループに受け入れられるキャラになりましたが、姉の秋雪の方は最後まで自分勝手なまま。ちょっと自分が追いつめられるとすぐに人を裏切って、「だってぇ、こうしないと～」と言い訳。秦問天に限らず、彼女への対応が甘すぎ。
権力者葉家に食らいついておこぼれにあずかろうとした白家だったが、あっさり使い捨てにされて追放される。しかも、葉無缺にレイプされて妊娠、行き場のない彼女はあろうことか暗夜族の聖女となっている傾城に泣きついて、丹王殿の洛河の弟子にしてもらうという厚顔無恥ぶりを発揮。
葉無缺は、白秋雪に復讐され、切り取られてしまって「男性」を失う。そのくらいされても仕方ないところですが、その後の展開がいただけない。彼女への復讐に燃える切られた後葉無缺がすっかり衣装まで変えてるのはなぜ？そのうえ、妊娠に気づいた秋雪がこの子は私だけの子どもというのに、俺の息子だ～と一人盛り上がっていい父親志向むき出す葉無缺とか・・・ほんとこの展開、いろいろ癇に障る。
皇位を巡る争いの方はちゃんと並行して描かれ、秦川たちが軍をまとめて侵攻、葉家が裏切って開城・・・と順序良く展開。羿横父子や葉家一族の始末も、新しい朝廷の組織づくりも済ませて大団円。そういや珍しく秦川一族、最後まで生き残った、珍しい。
残るは太古妖剣をどう鎮めるかということになって、秦問天を初め続々と拝剣城に集まってくる。秦問天が取り込まれたらこの世はおしまいと九華門一同が乗り込むのは当然としても、国を掌握したばかりの羿無為まで参加。暗夜妖皇も手下率いてやってくるし、置いてきたはずの傾城も登場。
太古妖剣の子剣を持つ秦問天が炎を上がる剣を引きずって拝剣城に近づいていく描写は悪くないんですけどね～メイクがこれでは気分が萎える。
葉無缺も復讐に燃える大監は強いはずと期待したんですが、秦問天との対決もそぞろで中途半端に秋雪をかばって絶命。
その問天は、太古妖剣に取り込まれまいと戦うが、何度も自分を失いそうになり、仲間と戦うことになる。つまりラスボスは羿横父子でも葉無缺でも暗夜妖皇でも、途中から出てきた丹王殿復興を企む洛河とかでもなく、太古妖剣に取りつかれた秦問天自身ということでしょうか？これはこれで斬新かもしれない。
太古妖剣との相打ちを狙った秦問天をかばって傾城が飛んできた妖剣に刺される。太古妖剣を鎮めることには成功したが、傾城を失ってしまった。
だいたい、このドラマ、誰かが誰かをかばって云々という展開が多すぎ。
ただし、傾城は蘇ることができるとアニメキャラ小混蛋がいうので問天と父親待機。
ようやく太古妖剣を制御、消滅させることができた秦問天を皇帝になった羿無為が「太古神王」の称号を与える。
そして、３年。傾城復活でハッピーエンド。
羿国、九華門一同と暗夜族のその後はハッピーエンドになってます。
悪者はそれなりに因果応報となったが、白秋雪は一族と子どもは私が守るとか・・・このキャラ、きちんと始末をつけておかないとまた私は悪くないとかしゃしゃり出てくるぞ💦
葉無缺が白秋雪相手に後悔の涙流すとか、期待してない。派手に秦問天と剣を交えて、華々しく散っていくのを期待してたんだけどね～
この白秋雪の位置づけがただ身勝手な恋敵なのか、反派なのか、可愛そうな被害者なのか、憎たらしい加害者なのか、位置づけが中途半端なくせにやたらに存在感が強くてウザい。男性主人公２の羿無為や、本来の女性主人公１の莫傾城よりも目立っちゃいかんでしょ。
というわけで、何か期待してたものと違うものが出てきた感じで盛り上がらないままに５２集クリア。題名と演員から勝手に内容想像してたのがいけないんですけどね～もっとシャキシャキした英雄譚が見たかったです。
演 員 角 色 配 音
盛一伦 飾 秦问天 何恺鹏
王子文 飾 莫倾城 唐小喜
向 佐 飾 羿无为 常 进
汤晶媚 飾 白秋雪 徐佳琦
陈孟奇 飾 叶无缺 王 磊
吴佩柔 飾 若 欢 张 艾
陈梦瑶 飾 白 晴 王晶弘
杨 暾 飾 凡 乐 原 音
林 澄 飾 秦 瑶 杨 希
刘润南 飾 羿天骄
张 瑶 飾 莫 伤 李世荣
黄 征 飾 羿 横 杨 默
景岗山 飾 莫天霖 吴凌云
黄海冰 飾 秦 川 芒 来
谢君豪 飾 任千行 孙 星
常 铖 飾 帝西/暗夜妖皇
郭权赐 飾 欧 辰
職員
出品人 黎直前、林正豪
制作人 林正豪
监 制 谢颖、杨子苇、江林峰、任梓智、陶澍
原 著 净无痕
导 演 胡储玺、陈伟祥、魏杰、陈兰奇
编 剧 方模启、周曼、许世浩、薛慧、周诗怡、刘丹、李尧
芸術総監 蒋贺
美術設計 钟志鹏
動作指導 马玉成
造型設計 王熙雨
服装設計 徐峰
視覚特效 罗伟豪
