狄仁杰之幽冥道・狄仁杰之飛頭羅殺
2018年の幽冥道と2020年の飛頭羅殺。
いろんな人が演じているアクション系w狄仁杰の中で、同じスタッフとキャストによるシリーズになっている二作です。
「幽冥道」は投獄されていた狄仁杰が事件解決のために武則天に召しだされるという劉徳華の映画「狄仁杰之通天帝国」を思い出させる冒頭から始まりました。でも、あちらの映画ほどそこを突っ込むわけでもなく、さっさと探案に出かける狄仁杰と仲間たち。
轩胖儿の小説「神探狄仁杰之陰兵借路」が原作で、そのタイトル通り。夜に荷物を運ぶ幽兵の一団、それを見た人々が次々砂となってしまうという奇怪な事件の謎を解くのが命じられた事件です。
これに関わってくるのが唐に滅ぼされた魯国の王子たち。魯王と言うと思い出すのは「鬼吹灯之精絶古城」、そういやこちらでも幽兵が出てきましたっけ。狄仁杰に協力する武芸者李小侠が梁冠華の「神探狄仁杰」系列の李元芳を思い出させます。
と、何かあれこれ思い出させてくれる展開。この狄仁杰が事件を分析するのはプロファイリングもどきですが、最終的に事件を解決するのは直感。そして、武芸の腕が立つのでアクションシーンでラストを迎えます。
もう一本が「飛頭羅殺」。こちらはでかい頭が飛んできて武則天が主催する七廟大典を襲います。それを何とかしろと命じられた狄仁杰がまた探案に乗り出します。
こちらは趙又廷の映画「狄仁杰之神都龍王」を思い出させる展開になります。でも、とある人物の首から針を抜くと変身がとけるというのは劉徳華の方の映画で、陳暁が李冰冰になってましたっけ。
そして、こちらも唐に滅ぼされた国の遺児、幻覚や傀儡の集団との闘い、傀儡になっている亡き身内との対決と「幽冥道」と同じパタンで話が展開します。
味付けは変えてあるんですが、続けてみたせいで、なんじゃwとなってしまった。
共に評価を見ると「演員は悪くないが脚本が~」というのと、「話の展開は悪くないが演員が~」というのが両方あって笑ってしまいました。まあ、どっちの言い分も分からないでもないです。
確かに脚本はちょっと雑じゃないか?と思うところはあります。例えば、「飛頭羅殺」の冒頭、呼ばれて洛陽に戻ってきた狄仁杰がいきなり城門のところで陽春麺を食べてる。それは上官婉と共に宮中から来たらしいが、それだけ彼の現れるタイミングがわかっていてなぜ城門の守備隊には知らされてない?とか細かいこと言い出したらキリがない。そもそもこれは武則天のいつの時代なんでしょうね~とかもう突っ込むだけしんどくなる。
けど、これはいいたい!このプロファイリングもどき、何の役にも立ってない。だいたいその📌はどうしたw
とまあ、あまり細かいこと言わずに見てる分には結構おもしろいし、狄仁杰なのにアクションシーンは多いし、幽兵だの傀儡だのでかい空飛ぶ頭だのホラーぽい要素も悪くはないです。
でもやっぱり二つ続けて見るのはやめた方がいいと思います。確かにシリーズ感はするんですけど、ちょっと行き過ぎ?
幽冥道
演 員 角 色
罗立群 飾 狄仁杰
何文辉 飾 阿 苏
阿依古丽阿不都拉 飾 月 奴
李若希 飾 上官燕儿
李奕增 飾 李少侠
脑门额尔德尼 飾 章旷发
杨 永 飾 周 踪
杨恭如 飾 武则天
黄一飞 飾 黄钕舟
職員
出品人 小黄瓜、黄璐璐
制作人 胡小鸿、黄璐璐
監制・編劇 林珍钊
導 演 黄河
飛頭羅殺
演 員 角 色
罗立群 飾 狄仁杰
李若希 飾 上官燕儿
郑文森 飾 鬼影忍者
穆 萨 飾 赫连休屠
吴子竞 飾 方策
董鈊乐 飾 小碗姑娘
杨恭如 飾 武则天
张春仲 飾 国师
職員
出品人 刘朝晖、黄璐璐、王建章、陈武东、蒋浩、米乐
制作人 黄璐璐、胡小鸿
監 制 林珍钊
導 演 黄河
編 劇 张圣帆