江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

神探狄仁杰第4部 その2

25~50集

イメージ 1
 後半25集。前半25集が情花案、後半が金人案で、あわせて神探狄仁杰之情花金人案ってことになってるようです。
 この海報は第5部になってるし、数で区別するより、内容の方が確実ではあります。
 
 でも、何が金人なんだ?
 
 どうもこの神探狄仁杰、推理劇としての緻密さには欠けるところが大きい。百度なんかで見ると、前三作より人間ドラマの部分も、謎解き部分もレベルアップしたみたいなことを売りにしてるんですけど、そうかなあ~?
 
 随分間も開いてるし、配役も交代してるし、何しろ導演がかわったわけで、テイストが変わってくるのは仕方ない。
 
 25集×2という長さのせいもあるんでしょうが、話がとっちらかってしまった印象がぬぐえない。その上、ミステリにとっても大事な「フェア」であるという部分が弱い。主要な登場人物が二人一役だったり、異様に長生きというか年を取らない人間がいたりするのは、約束違反だよなあ・・・
 ヴァン・ダインのミステリ20則なんて、狄仁杰の世界じゃ存在してないw
 
 ま、いずれにしても・・・
 
 後半は、武則天を皇帝の地位から追い落とそうとする一味の話。直接、前半とは関係していない。無理にゆっくり前半見てた私はくたびれもうけw
 
 いかにも権力志向の太平公主とかいかにも悪そうな武三思兄弟やら、あやしげな道士やらが出てきて、西域の美女やら雑技団やら主に洛陽から砂漠方面で話が展開。
 
イメージ 2
 武則天の命を狙っているのは誰なのか、というのが一番メインの謎で、それにぶら下がるいろんな事件。大詰めでは、映画の通天帝国みたいにでかい塔みたいのを立てるんですが、その塔を支えてるのが金人の像・・・好きにしてくださいw
 
 前後編通じて登場するのは狄仁杰、李元芳、狄春、武則天、張柬之だけ。後のキャストは、入れ替わりました。王鴎、王建国以外あまり見覚えのあるキャストがいなかった情花案に比べ、こちらは王建新、張之輝、卓凡、田重・・・と顔なじみもたくさん。
 ヒロインポジションには、偽装者で于曼麗を演じていた宋軼が入りました。それと暗黒者の薛天だった梁大雅も出てきて、ちょっと新鮮味。
 
イメージ 3
 ただ、このドラマ、配音がなんか古臭い。特に宋軼の南雁の配音、彼女にあってないし声やセリフ回しがあまりにも大時代で・・・
 情花案では、英蔓@王鴎の配音が男性だったし、今度はこれで、なんかヒロインたちが気の毒。
 
 何やかんや文句言ってますが、このドラマに緻密なミステリを求めているわけではなく、狄仁杰と李元芳のやりとりとかの「お約束」を楽しんでいるんで、それなりにおもしろかったです。来年には、シリーズの次の作品が出るという話ですが、結局また文句言いつつ見ることになるんでしょうw
 
演員表
梁冠華  飾  狄仁杰
呉卓翰  飾  李元芳
須 乾  飾  曾泰
周 洁  飾  武則天
楊常青  飾  狄春
冉唯群  飾  張柬之
王 鷗  飾  英蔓/百合子
文 静  飾  紫嫣/池野曈
陳 旭  飾  不言/細川青葉
呉 婷  飾  雪娘
胡順儿  飾  霜儿
康群智  飾  金木蘭
許榕真  飾  栖霞
王建国  飾  窦天徳
郭小安  飾  玄鏡
張 林  飾  狄虎
朱 鋭  飾  太平公主
翁 虹  飾  傾城
宋 軼  飾  南雁
陳之輝  飾  易大洪
王建新  飾  弘毅
夏徳俊  飾  沉玉
梁大維  飾  沈飛云
卓 凡  飾  武懿宗
張 冰  飾  武三思
田 重  飾  小丑
 
職員表
出品人 張文玲、王鑫
制作人 張文玲
監 制 杜力、趙嵩、邱实、林戦
導 演 譚友業 
編 劇 田卉群編劇団体