10~17集
話の展開としては、段譽は六脈神剣を身につけ、鳩摩智に攫われて江南にやってきて王語嫣と出会いました。喬峯は着々と康敏と全冠清の企みにはまっていっている感じです。
それで、今回視聴分で、喬峯の出自が明らかになって、丐幇を追われることになりました。段譽の方は、王語嫣を助けて、西夏の兵と戦い、彼女の頼みで慕容復に変装して、喬峯に変装した阿朱と共に丐幇のものたちを助けに・・・というところ。
ストーリ概要が雑なのは、金庸作品はいくらでも原作や日本でも出てるこれまでのドラマを見ることができるからです。というのは表向き。詳しく書きだすとキリがないんで、この辺でw
ここまで見ていて思うのは今回のドラマ化、配役に癖のある人が少ない。メイクの下からイケメンが見えるというのかなんというか・・・例えば張紀中版だと段延慶とか鳩摩智や鐘万仇のような素でも強烈な個性を放つ人はいないんじゃないかねぇ。ちょっと寂しい。
配役的には、中華サイトで見かけた「喬峯には大侠の風格が足らない。段譽はあほっぽ過ぎる。虚竹は利口に見えすぎる」(個人的読み取り)というのがまあ当たってるかと・・・
女性の配役は、前回視聴分では木婉青、今回視聴分では王語嫣が女主1という位置だったんですが、私的には木婉青はあたり、王語嫣はちょっとな~でしょうか?
そう思うのは王語嫣の「これから」が張紀中版とは違うことになるせいもあります。金庸先生が生前に改作されたせいで、前回の頼水清版から段譽と王語嫣の話は残念な展開になってしまっています。改作前を原作にドラマ作るなんてことはないでしょうな~
他じゃ、いろいろ改編しほうだいなんですけど~いえ、ただのボヤキです😭
それがわかっているので、どうしてもこのあたりの段譽が王語嫣に一目ぼれして追っかけまわす展開が寒々しく感じてしまうのはわたしだけでしょうか?
それをぬきにしても今度の王語嫣には透明感が足りないというかなんというか・・・表哥しか見えていない恋する世間知らずとしては合格なんだけど、なんかな~
ところで、段譽と逃げ込んだ水車小屋の一幕。段譽の大立ち回りにやっぱりたっぷり時間かけていたのは満足。アクションの構成も悪くなかった。画面に特殊効果入れすぎるという批判もあって、それはその通りだとは思うけど、アクションに力入れてることは間違いないと思う。
で、この場面、身動きできない王語嫣の着物を段譽が着せるわけですが、延々と半分着たままで姿見せてるのに、今更目をつぶれもないもんだというしらけムードのせいでせっかくの見せ場が残念なことになってしまった。
やっぱり白澍の段譽はコメディキャラ担当なんだよな~
喬峯と段譽の出会いから義兄弟の契りを交わす場面、どうもこの場面、このドラマに限らず「なんで?」という部分が弱いんですよね。それをカバーするのが喬峯の放つ圧倒的なオーラだと思うんですが、それを表すためにマント翻すのはなんかな~
かといって、最近ブームの耽改ドラマのような雰囲気に作られなかったのはさすが于栄光。導演によってはやりかねんからな~
これからますます喬峯は追いつめられていく展開になります。阿紫の登場はこれからですね。そういや今回視聴分に虚竹出てこなかった。やっぱり無理やり出してたんだw