26~40集
やっぱり「天龍八部」はおもしろい。話は十分に分かっているのに、先が気になって視聴が止まらない。
その上、大きな声では言えないけど、あれこれ気になって2003年の張紀中版までちょろちょろ覗いてしまってるとか…我ながらあきれてます。
つまるところは好きだということです。最初にはまった武侠ドラマですし。
ともかく~蕭峯が阿紫に付きまとわれながら、女真から遼まで流れていって南院大王になる蕭峯メインのパート、虚竹が天山童姥に振り回されるパートが今回視聴分。
そこに阿紫と游担之の話が入ってきて、阿紫と虚竹の出会い、阿紫の失明と続きます。
その一方で蕭峯が罠に嵌められたことを知らせる皇帝からの手紙を持った段譽が再び中原へ戻ってきます。
ここから蘇星河の珍瓏の話になって、天山童姥の登場へと続きます。
今回は虚竹との出会いでは子役が配役されています。そう思うと2003版の舒畅はすごかったと改めて思う。
配役と言えば、霊鷲宮の四つ子梅、菊、蘭、竹の四人もそろってますし、大理の三公も四大護衛も全員揃ってました。よく似た顔立ちの人をそろえてますが、四つ子の俳優はさすがにいなかったようです。三つ子なら、劉兄弟がいますけどね~、男性だし~残念w
導演の于栄光も耶律洪基で登場。ちょっと豪傑というより策略家タイプに見えます。
蕭峯が阿紫を抱えて最初に身を寄せたのは女真族の完顔阿骨打のところですが、そのきっかけは熊退治だったのが虎になっています。見栄えですかね?
なんにしても、あっさり彼らのところを去って、耶律洪基のところに引っ越してしまう蕭峯です。いつもここが気になるw
蕭峯が南院大王に封じられるのは反乱を押さえるのに活躍したからですが、どうもあっさり反乱の始末がついてしまった感じです。元々反乱を起こした勢力が耶律洪基の妻や母を人質にして・・・という凄絶なエピソードがあったのがなくなっています。葉二娘の赤ん坊殺しの話もですが、こういうエピソードが省かれたのは配慮なんでしょうか?
けど、阿紫や天山童姥のあれやこれやの所業はカットされてなかったw
へたすると阿紫の出番なんか、大幅カットされかねないと思ったけど、心配はいらなかった。
今度の阿紫の人はなにか李一桐に似てると見えたんですが、というより2003版の陳好に似てるのかもしれない。
やっぱりアクションシーンの時間はたっぷりとってあります。でも、これまでの作品では結構時間を割いていた万仙大会から虚竹が霊鷲宮の掌門となるまでの話はあっさりめ。
どこにでも顔を出しては当てが外れている慕容复、今度の中の人は「濃さ」が足りない感じですが(どこと比べてる?言うまでもないです!)その分何か哀れを誘います。明らかに時代錯誤な燕国復興という呪いを負わされた実力が伴わないおぼっちゃまの悲劇、という色合いは逆に「濃い」ように見えます。
今回視聴分は虚竹が霊鷲宮の掌門に、游担之が丐幇の幇主にそれぞれ収まったところまでになりました。この後のクライマックスに向けて次々ピースがはめられていっている感じですが、せっかく組み立てられたピースが盛大に瓦解していくのが次回視聴分となるはず。
これを更新したら、早速続きに行きます!