25~40集(大結局)
ブログにまとめるタイミングつかまえ損ねて、最後まで一気になってしまいました。
今回視聴分は「雲鼎酔」「上仙坊的来信」「供養人」の三つのエピソード、初めの二つは蘆凌風が県尉としてようやく着任した雲鼎県での事件、最後のエピソードはなんと敦煌での事件を扱っています。
いずれもダークな雰囲気とミステリ風味が濃いので、紹介しにくくてブロガー泣かせです。
「雲鼎酔」は夫に虐待されている妻が姿を消してしまったという世話物的なところからスタート、どんどん話が転がって行って、大規模な奴隷密売、そのために人々を攫ってきては唖奴に人間改造している組織の存在が明らかになってきます。
蘆凌風は、何か裏のありそうな県衙のメンバーや雲鼎の商人たちとぎすぎすしながら事件にとりくんでいきます。
このエピソードでは何本かのストーリが並行して進み、やがて一つにまとまってくるという構成です。込み入った作劇を楽しむことができました。
配役的には、最初に姿を消す妻青溪に陸妍淇が出てきましたが、他の演員さんにはあまりなじみがなかったです。
逆になじみがありすぎたのが「雲鼎仙階」と名づけられたぶっそうな「商店街」の舞台、ここでは昼はにぎやかに人が集まる繁華街ですが、夜になるとまるっきり違う姿を見せるのですが、これがもうおなじみになった感じのある両側に建物の並んだ階段セット。今、放送中の「雲之羽」でも舞台になってますし、最近立て続けに登場してくる感じです。誰でも新しいところがうれしいんでしょうねw
「上仙坊的来信」では、仕立て屋の主人李雲が殺害されます。このエピソードでは怪しげな老女の営む客棧とかダークな雰囲気の味付けもされていますが、他の話に比べると推理ドラマの色彩が強いです。なにか「九義人」を思い出させるところもあったような?
こちらの演員陣では、楚賓を演じている黄夢瑩は最近「天行健」でも登場していました。もう一人楚嘉の金豊は「琅琊榜」の四姐でした。こちらも他の演員さんとはお馴染みがなかったです。
最後の「供養人」では、朝廷からの命で康国(サマルカンドでしたっけ?)からの献上品の金桃を運ぶ任務を命じられた蘆凌風は、蘇無名たちと共に献上品を受け取るために敦煌まで出向きます。
莫高窟を見物に訪れた一行は曹多宝という聡明な少年と出会います。
敦煌では、庶民に慕われている富豪曹仲達の屋敷に招かれます。そこで翌日60歳=花甲の祝いを迎える曹仲達は、莫高窟で少年に案内された美しい装飾を施された窟で死ななければならないと知らされます。60歳を迎えた人物を家族で生きながら埋葬するという花甲葬という習俗が、ここでは一族の名誉のかかった風習として登場します。
日本人としては「姥捨て山」を思い出しますが、こちらも現実に古代に存在していたらしい。ですが、いろいろつっこみたいところがありましてな~💦
ところが、その日を控えて、跡継ぎである一人息子がなくなります。これが莫高窟で蘆凌風たちが出会った少年多宝で、一行は驚き、彼の死の真相を知ろうと乗り出します。
このエピソードはとりわけ最終的な犯人が暴かれるまでに二転三転していきます。もちろんミステリなんでそう簡単に犯人がわかっては困るのですけどw
まあ私が思ったような不愉快な展開にならなくてほんとによかった・・・
こちらのエピソードにはお馴染みの顔ぶれがたくさん。まず、「唐朝詭事録」第1季の途中で勉学のために一同と別れた石悦安鑫の薛環がやっと登場。半年見ないうちにずいぶん大きくなって~とさんざん言われてましたが、そりゃ、あなた二年ぶりですものね~とつっこむしかないw
後はなんといっても曹仲達の中の人が巍子!お久しぶりです~もちろん、武侠迷にはお馴染みの李亜鵬版「笑傲江湖」の岳不群です。老け役のせいか随分雰囲気変わって見えました。
もう一人はこれもただ今放送中の「蓮花楼」で怪演中?の賀剛が娘婿の李赤で出演、こちらは一目でわかった。
このエピソードの最後で、蘆凌風たち6人は献上品をラクダに乗せて、長安へと向かいます。
長安で何が彼らを待つのか?乞うご期待という感じの終わり方ですが、幸いもう第3季の海報も出てきました。
そういえば、私が楽しみにしてた肖茵も彼らを待ち構える宮廷の場面にちょっこと登場。第3季ではもっと出番があることを期待してます。ついでに太子改め皇帝ともなんかありませんかね~(どこまでも「霊魂擺渡」にこだわってるw)
この「唐朝詭事録之西行」では初めの方で彼らが西へと向かって以来、そんなに朝廷の場面があるわけでもない。ですが、長安では彼らの動向を逐一把握しているし、秘密の指令も雲鼎県に届いてたりする。めんどくさい立場になった蘆凌風のまわりには長安から遠ざけられても常に怪しげな雰囲気が付きまとっています。もちろん公主も動いているだろうし、皇帝も動いているのはたやすく想像できる。でも、それだけ?とも思う。なんにしても、都での彼らの激しい権力闘争が蘆凌風を巻き込み、蘇無名たちを巻き込んでいくのは間違いない。
事件に巻き込まれ謎を解いてるという話ですが、姿を見せない朝廷が彼らの頭の上にずっとのしかかっている、そんな雰囲気がありました。
で、第3季は「唐朝詭事録之長安」となるそうで、今から楽しみです。しかし、内容はこのままミステリでいけるんでしょうかね?
ところで・・・蘆凌風のあの槍もう戻ってこないんですかね?この先ずっと刀使い?
演 員 角色
杨旭文 飾 卢凌风
杨志刚 飾 苏无名
郜思雯 飾 裴喜君
陈 创 飾 费鸡师
孙雪宁 飾 樱桃
岳丽娜 飾 公主
罗嘉良 飾 皇上
刘智扬 飾 太子
于 毅 飾 秦孝白
沈保平 飾 广笑
凤 翔 飾 老仵作
汤晶媚 飾 马夫人
黑 子 飾 张黔
晋 松 飾 马雄
王茂蕾 飾 独孤羊
韩承羽 飾 独孤遐叔
奚 望 飾 春条
史 可 飾 曹惠
美 懿 飾 摩家娘子
李汶翰 飾 姜威
印小天 飾 龙太
罗光旭 飾 老津令
李 彧 飾 少津令
郑 奇 飾 谢念祖
张志忠 飾 无量法师
师子寻 飾 令狐朔
景如洋 飾 宋阿糜
卢星宇 飾 陆思安
陆妍淇 飾 青溪
刘恩尚 飾 皇甫坛
贝 勒 飾 司马亮
黄梦莹 飾 楚宾、林贝
姜斯琪 飾 长乐
戴向宇 飾 李云
王 薇 飾 沈瓶
曹 阳 飾 阴阿婆
崔绍涵 飾 李门
李世鹏 飾 方囧
金 丰 飾 楚嘉
姜瑞霖 飾 曹多宝
张 弓 飾 张璜
贺 刚 飾 李赤
巍 子 飾 曹仲达
肖 茵 飾 宫女
石悦安鑫 飾 薛环
出品人 龚宇、岳丽娜
制作人 王晓燕、王冰
监 制 王晓晖
原 著 魏风华
导 演 柏杉
编 剧 魏风华
摄 影 李宝利、张晋
配 乐 许昊珂
美术设计 陈鑫
动作指导 樊建云、赵帅
造型设计 秦锡林
服装设计 高阳、张梦雪、张荥、刘妹婷
视觉特效 王利明