江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

ラスト ヒーロー イン チャイナ烈火風雲???

何ですか?これ???


李連杰主演ってことだけで、特に期待もしないでレンタルしたDVDですけど、なんだか風変わりな映画でした。
まず、李連杰が演じているのは黄飛鴻なんです。間違いなくあの「ワンス・タイム・イン・チャイナ」のテーマソングにのって、始まるオープンニング。中国語の原題も「黄飛鴻 鐵鶏'718;蜈蚣」なんだけど、全然作品のタッチが違う。何しろ、導演はあの王晶。張衛健も出てる!!確か、ワンチャイの第一作で張学良がやってた役をやってると思うんだけど、思い切り出っ歯な差し歯をしてるもんで、ぱっと見て誰かわかんなかった。93年作品ってあるから、まだデビューして間もないころ?まともなクンフーしたりもしてるんだけど、女装したり、ギャグをかましたり、まあにぎやかなキャラやってますわ。
それにしても、これって李連杰自身がやってるワンチャイのパロディなんだろうか?「インファナル・アフェア」三作のセルフパロディ「インファナル・アンフェア」ってのもあったからなあ?獅子舞で敵のムカデに負けちゃった黄飛鴻がリターンマッチでは鶏の扮装でこけこっことムカデをつつく拳法を披露したかと思うと、足を怪我して無影脚が使えなくなったんで酔拳を使うとか、まあ、ワンチャイの黄飛鴻にはそんなのあったっけ?って、黄飛鴻をやってくれてます。
けっこう面白くて、いろんな意味で楽しめました。

そういや、何だこれってのは、もうひとつ。
例の「神鵰侠侶」のサントラの一番目に入ってる「双飛」って歌。黄暁明と女性歌手が歌ってるとばっかり思ってたら、デュエットの相手「叮当」ってなってるじゃないですか・・・あの、子役の叮当と黄暁明の二人の楊過が歌ってたんだ!!びっくり。すごいきれいなボーイソプラノだったのねえ。CDのパッケージにちゃんと書いてあったのに、全然見てなかった。そもそもつい最近まで、ちび楊過のことなんかきにもしてなかったし。だいたい、あのにくったらしいちび楊過とあの歌をつなげて考えるなんて無理。
それにしても、胡軍たちおじさん五人組の「江湖笑」といいすごい組み合わせをするもんだ。