江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

侠影仙踪 その6

第26~30集 おしまいっと!

 ネタばれだからね~~
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 でもって、最後まで見終わりました。
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 率直に言って、このオープニングの映像にだまされちゃったって感じでしょうか。
 とうとう最後まで、主人公は剣戟シーンなし。あれま~~

 曹安の反乱計画は、あっさり失敗。本人も上官剣侍も蘇瞳も死んでしまう。
 曹駿と上官絶は生き残って、さらに陰謀を進める。

 丁凱は命をかけて、大魔頭と化した曹駿から莫邪剣を取り戻す。
 石空塵、赤松道長、丁凱、斐成将軍は曹駿の手で殺される。

 そんな時、趙国が侵略を開始。晋軍は、毒矢にやられて全滅寸前。
 楚明は、王羲之の命を受け、国の運命をかけて、解毒薬を作る。
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 曹駿に捉えられた一夕と慕容硯を助けに、ひとり曹駿のもとに乗り込む楚明。
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 これが全編終了まで後15分のところ。
 やっと主人公の武打シーンが見られると思いきや~~

 人質を解放してほしければ、莫邪剣と干将剣の秘密を教えろと要求する曹駿に、秘密などなにもないという楚明。
 二人の代わりに死んでもいいという楚明に切りかかる曹駿。だが、楚明をとりまくバリアにぶっとばされて、あえない最期。
 二つの剣の秘密とは愛でした、愛は求めるものではなく、与えるものだってのがオチ。どっかで聞いたことある(爆)
 
 せっかく主人公が楽々手に入れた武功はなんにも発揮されず、肩すかし。
 じゃあ黄大仙と呼ばれるにふさわしい終わり方かというか、これが「一夕と二人、もとの村に戻って、幸せに暮らしましたとさ」結局、最初から最後まで黄楚明は医者だったわけです。

 于承恵、計春華という武打星をそろえてるし、脇役のみなさんはけっこう盛大にちゃんちゃんばらばらやってくれるんですがねえ。
 これが、包青天みたいに「私は武芸ができない」とはっきりしてるんなら、こっちも期待しないんだけど、中途半端に武功を身につけたり、伝説の剣を持ってたりするもんで、ついその気になってみてたから、あれま~~になっちゃった。

 てなことで、なんやかんや中途半端なままで全30集終了。

 趙国の侵略はどうなったのか、王羲之の養女慕容硯の「運命の人」問題はどうなったのか、実は前皇帝のご落胤だった曹駿をかついだ陰謀はどうなったのか、楚明に色気たっぷりだった太后はどうしたのか、その後の二本の剣はどうなったのか、剣の秘密はなんだったのか、なぜ木剣になって楚明の家にあったのか等など、てんこ盛りの秘密は謎のまま残りました。
 今回ばかりは、わたしの中文理解力不足だけが原因ではないと思う迷子でした。

PS 弱気な計春華が見られるなんて珍しいかもよ~~
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