江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

侠骨丹心 その2

4~10集 いやもう歌舞伎見てるようなw

 
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 金逐流は、島を出るときに三つの用事を父親から言いつけられてきた。
 一つは、江湖の大侠で魏忠賢の圧政に対抗するために、武林をまとめようとしている江海天の娘の結婚式に出ること、もう一つは父の金世遺と共にかつて魏忠賢の手下と戦って死んだ天魔教の教主厲勝男の墓参りをすること、三つ目はその厲勝男の遺児と武芸の腕くらべをし、彼がどのような人物か確かめるというもの。
 
 今まで見た範囲では、ほとんど金逐流中心に話が進んでいて、もう一人の主人公にあたる厲南星は時折しか顔を出していません。
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 その分というかなんというか、次々と一癖もふた癖もあるキャラクターが登場。あまりのステロタイプにかえって新鮮さを覚えてしまうほどです。
 
 まずは、金逐流が出会った男装の美女、史紅英@蕭薔。彼女の兄は朝廷と結託し、武林制覇を企んでいる。その兄に反発する気の強~い妹なんですが、私にはどうしても蕭薔が「小姐」とか「妹」とかに見えない。彼女って、朱孝天の楚留香伝奇でやってたような色気たっぷりの女主人とか邪教の教主みたいなイメージがある。いくら元気にはねかえってみせても、なんか無理に若ぶって見せてるようにしか見えんのよね。これって実年齢は関係なくキャラの問題だと思うけど・・・
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 ついでに、その兄史白都の手下には、彼を色仕掛けで操ろうとしている女や半身になにやら経文のようなものをびっしり書いた坊主なんかが勢ぞろい。
 史白都と手を組んで、天魔教を復活させようとしている白髪の賀大娘。やってる李菲は藍鳳凰ですなあ。全然違う人に見えた。
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 金逐流が街で出くわした丐幇の小公主と呼ばれてる仲燕燕@何美鈿はけたたましいはねっかえり。勝手に思い込んで、勝手にふるまって回りに迷惑かけっぱなしてます。
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 彼女は金逐流に一目惚れだけど、逐流は史紅英に気がある、その史紅英は助けてくれた厲南星の方が気になっているという図式ですか?
 
 江湖じゃ無名だった逐流だが、江海天の屋敷での活躍と父の名声がモノを行って、いきなり江湖の小侠に。
父親と今はなき天鷹教の厲勝男の関係なんかも教えられて、少しは世間知らず卒業・・・と言いたいところですが、この島からポッと出ただけのはずの金逐流、やたらに世慣れてる。小悪党のあしらい方やらなんやら韋小寶も顔負けですわ。
 
 それに、丐幇の幇主の仲長統@王徳順は、なかなかい感じの爺さまです。
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 他にも、江海天を毒殺しようとした小悪党父子やそれに味方した小悪党師兄とその父を不安がる娘、その娘に気がある武当派の生真面目な青年とかもうステロタイプのてんこ盛り。
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 それだけに、安心して見ていられるってのも事実です。
 そういや中華古装劇はずっと見ていたけど、このところNECOの武侠ドラマ除くと歴史劇ばっかりだったてのに気がついた。NECO別にすると最後に見たのは「流星胡蝶剣」・・・てことは、半年ぶりです、新しい武侠電視劇。