江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

新水滸伝 その6

58~71集

 さて、晁蓋が死んで、蘆俊義と燕青の梁山泊入り、108人勢ぞろいの71集までです。
 
 蘆俊義を梁山泊に誘い込むために呉用は道士に化けて罠にかける。とても英雄好漢のすることではない悪辣なやりくちです。
 それで、囚われた蘆俊義は、これまでに林冲や武松たちが体験してきた苦難の総集編みたいにとことんひどい目にあわされます。
 
 その上、梁山泊勢がなかなか助け出せないもんだから、蘆員外ぼろぼろ・・・気の毒に。
 
 結局、恨み事のひとつも言わずに梁山泊へ。当然、燕青もいっしょ。
 この燕青、登場シーンから「ご主人さま」「ご主人さま」と蘆俊義にゴロニャン状態。
 なにやら、バイセクシャルな雰囲気がプンプンしてます。でも、刺青は綺麗・・・
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 ともかく、蘆俊義を引き入れることに成功、晁蓋の仇も討って、山塞の一同は宋江に棟梁となるよう求める。でも、何かにつけてグダグダする宋江がうんといわないので、蘆俊義とのくじ引き勝負。これに勝ってもまだグダグダ言ってる宋江を説得するために、呉用公孫勝が知恵を絞ったのが、108人の席次を記した石碑ということになります。
 
 この水滸伝、ほんとうにこういう幻術とかなんとかを徹底して排除してあります。この手の物語でそんなにリアルにこだわっても仕方ないようにも思うんですが、それはそれでまあ面白い。
 
 呉用達の企みを実はちゃんと知っていて黙っていた宋江のいやらしいところもはっきりしてますからねえ。
 
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 ともかくこの席次の通り、みんなで集まって、大宴会。そこに宋江が「招安」を言い出すもんだから、武松や李逵林冲らはおもしろくない。
 李逵は面と向かって、反対を唱え、梁山泊を飛び出してしまう。
 
 満つれば欠けるとかいいますが、108人揃った途端に梁山泊の崩壊は始まったところで70集終了。
 
 71集からは、梁山泊を飛び出した李逵とそれを追っかけてきた燕青のデコボコ道中。