江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

新水滸伝 その5

44~57集


 揚雄の浮気妻を叩き切って、手に手を取って駆け落ち、いや梁山泊をめざす楊雄と石秀に時遷が割り込む。

 やってきました祝家荘。
 一条青扈三娘の出番です。今度の扈三娘、なんかふっくらと御所人形みたいです。
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 けどこの場面、やっぱりアイキャッチャは栾廷玉@計春華でしょうね。
 いつものツルッとした頭を大いに活用したエキセントリックな役ではなく、骨太の武将の役でなかなかよかったですわ。
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 祝家荘でもどこでも、梁山泊サイドと対決して敗北した朝廷側の武将たちが突然宋江に「哥哥」と投降していく中、戦いに敗れ、敵には靡かんと自刃する栾廷玉の姿は、かえって爽やかでしたわ。

 とにかく、このあたりから梁山泊が軍事勢力として動き出します。頭目晁蓋は山塞に残り、攻撃の先頭に宋江がたつわけですが、彼が自分でなんか決めない限り、攻撃はだいたいうまくいくようです。

 続いて、雷横が調子こいてた役人の愛人を殺して梁山泊へ。彼を逃がして罪に問われた朱仝はそんな気はなかったのに無理やり梁山泊行きに。この朱仝を梁山泊に迎えるために彼が世話していた幼い子どもを李逵が殺す話、さすがにそのままは都合が悪かったのか子どもは李逵がさらって逃げる途中、崖下に落ちてしまったと改変してありました。

 しかし、李逵ってのは、宋江が助けると約束した扈三娘の一族を皆殺しにしたり、子どもを殺したり、柴進が囚われる原因の虐殺をしたりとバーサーカーぶりを発揮してるのに、朱仝以外には嫌われていないほんとお得なキャラですわ。

 続いては、柴進が高?の一族に囚われる。
 それを助け出そうと高唐州で梁山泊軍と朝廷軍が対決。近くに陣取る二龍山の武松や魯智深らとも合流することになり、おまけに朝廷の希望の星だったはずの呼延灼も手のひらひっくり返して梁山泊に。晁蓋たちにはいい感情を持っていなかった楊志も手のひらひっくり返して仲間入り。

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 梁山泊に主だったメンバーがほぼ出揃い、話は3分の2まできました。

 53集になったところで、突然オープニングとエンディングがリニューアル。それ行けどんどんだったオープニングがしっとり系の女声の元エンディングに、エンディングは悲愴な男声になりました。それに合わせて、映像の方も誰かさんの葬儀シーンとか誰かさんと誰かさんの最期とか誰かさんの慟哭とかいかにも中華ドラマらしいネタバラシになってます。
 ま、水滸伝ですから、別にいいけど~~

 このあと、俺様天下の晁蓋が退場していよいよ108人勢ぞろいになりますが、その後は怒涛の下り坂ですか~そろそろ招安がどうのこうのと宋江が言い出してますわ。

 ここまでの話で目立ったのは、魔術・妖術系の話はあっさりスルーしていることでしょうか。
 公孫勝も知恵袋ではあっても別に怪しげな術は使わないし、戴宗もあっちこっち走り回ってはいてもお札貼ってぴゅーってことはない。李逵を連れての旅も普通に嫌がらせしてました。
 そのかわり屋根を走ったり、くるくる宙を回ったり、橋の下から突き破って飛び出したりと武侠ドラマ度はめっちゃ高い。花栄なんか弓に矢を・・・と思ったらほとんどいつも3本ずつ。

 妖術合戦は、もうすぐストリーミング始まる張P版西遊記で見ますかw