12~14集
前半の山場でしょうか。
ネタの振り方がうまいんだよねえ、このドラマ。
笛、耳飾り、花・・・・小道具の扱いも達者なもんで、ドラマにメリハリが出ています。
ただ、秋のバーゲンセールの飾りみたいなビニール製のモミジの葉っぱはなんとかしてほしい。
莘月がずっと育ててきた金銀花がようやく花を咲かせ、その別名鴛鴦藤を引き合いに「お嫁に行きたい」と莫循にプロポーズ。
しかし、莫循は、もっと君を幸せにしてくれる人間がいるはずと莘月の思いを退ける。
脚が悪いことなんか関係ない、ずっと好きだった、どうして?という修羅場のさなかに、衛無忌が現れる。自分こそが莘月と添い遂げると宣言する無忌、去っていく莫循。
残された莘月に、自分には鴛鴦藤という名前は教えてくれなかったと怒る無忌。そのうち~だった無忌も自分の気持ちをぶつける。
莫循に拒絶されて落ち込む莘月、自分が拒絶したにも関わらず食事もとれないほど苦悩する莫循。
再び莫循に自分の気持ちを告げる莘月だが、どうしてもうけいれられない莫循。涙ながらに二人は別れていく。
莫循としては、砂漠の王族の血を引くことから砂漠の民への援助をし、皇帝からはそれは見逃すが逆らうなとねじ込まれ、一族の老人からは家業を縮小させるなとねじ込まれ、羯族からは反南朝への支援を期待され・・・と、背負いきれないほどのものを背負わされた自分の巻き添えにしたくないってことなんでしょうが、まあ莘月から見りゃそんなこと関係ない。
消極的に愛情を示し続けるから期待もされるわけで、煮え切れないと言えばそうなんだけど、いやみはありません。胡歌の持ち味ですなあ。
衛無忌は、莘月を慰め支え続ける。莫循と二人で食べた長寿麺を、無忌が自分で作って莘月に食べさせる場面なんかなかなかの見せ場でした。
しかし、莘月は建安を去って、砂漠に戻ることを決意。
置手紙を残して、一人去っていこうとするが、それと察した莫循は彼女を探しに屋敷を飛び出す。
砂漠に出陣していた衛無忌は、軍の力を動員して、彼女を見つけ、強引に自分の幕舎に連れてくる。
これから、尽くしてくれる男二人に挟まれた莘月が衛無忌の方に気持ちを切り替えていく話になっていくんですね。
なんせ周三、周四に二集ずつ放送なんで、ゆっくりゆっくり・・・
放送というか配信よりは少し遅れて、じっくり鑑賞中ですが~~もう、まどろっこしいったらない!!
それにしても、一気にまとめてみるというか見たい時だけに見たい分だけという習慣がついてしまった今となっては、昔、毎週一話ずつなんて言うアメリカドラマや日本製のドラマなんかをどうやって見ていたのか、もう想像もつかないですw