江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

風中奇縁 その5

25~36集

 見終わりました。
 
 ネタバレ全開です。最近日本でも結構新作が出るようになってきたんで、一言おことわり。
 
 中華ドラマってのは、ネタバレなんかあって当たり前ってノリなんですよねえ、OPとEDとMV見て、ロングバージョンの予告編見たりすると大概話がよめてしまったりw
 でも、まあ画像から後は、ネタバレ平気な方だけにお願いします。
 
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 朝廷での皇帝と万家の権力争いが激化、皇帝から対万家一族の重要なコマとみなされた衛無忌は、妊娠した莘月とおなかの子どもを人質に取られたも同然の状況に追い込まれ動きが取れない。
 
 砂漠へ出陣した無忌の留守に、莘月が太子にけがをさせた罪で牢に入れられてしまう。彼女を助けるために、ずっと避け続けていた皇帝と取引をする孟循。
 
 生まれてくる子どもを皇帝にとられてはならないと、わざと早産をして、子どもの入れ替えをする莘月。
 
 秦湘は李佶に衛無忌を排除することを依頼するが、そのために李佶は衛無忌の矢に当たって死ぬ。
 
 その罪を問わないと皇帝が言ったものの、朝廷では衛無忌への批判が高まり、彼は都を離れることになる。
 
 衛無忌は、これを利用して朝廷と縁を切るべく死んだことにしようと孟循と共に企むが、万謙と長公主の息子のために本当に死にかける。
 
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 歴史上の霍去病は26歳で死んだわけですが、大騒動の末に題名から名前やなんやかや総とっかえしたドラマです。死なせはしませんw
 
 孟循が命がけで無忌を救い、莘月にも後を追って死んだふりをさせて、二人を窮地から救う。
 二人は、ようやく取り戻した子どもと三人、幸せそうに砂漠を去っていく。
 
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 一人残った孟循は、解毒のために自分も毒を飲み、下半身の自由を決定的に失い、彼の世話をして来た石伯を失う。
 
 それでも、愛する莘月が幸せになれるなら、これだけの犠牲を払ったことには十分な価値があるという孟循。人生で一番素晴らしいものは虹のようにすぐ消えていくものと、砂漠に一人残る。
 実になんともなあなお話でした。
 そりゃ孟循が最初の一歩を見誤ったのが悪いわけですが・・・
 
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 孟循サイドから見れば、悲劇の恋。
 衛無忌サイドから見れば、苦難の末に勝ち取った恋ということになりますか。
 
 このドラマは、戦闘シーンも出てくるし、当たり前のように屋根の上にふわっと飛び上がったりもします。朝廷の権力闘争も陰険に展開します。でも、基本恋愛ドラマ。
 しかも、大の苦手な三角関係だったのですが、最後まで面白く見ていました。
 
 孟循が胡歌、衛無忌が彭于晏、莘月が劉詩詩で、この主役三人のキャスティングが彼らの個性にぴったりはまっていたのがよかったと思う。それに誰も悪意を持ってない。孟循と無忌の間に緊張関係はあるけど、だからと言って、相手を追い落とすためにわなを仕掛けたりはしない。
 
 この後番組の神鵰侠侶のあまりにめちゃくちゃなキャスティングに頭くらくらしてるもんで、なおさら好ましい。
 
 この三人の関係をメインに脚本が組み立てられ、復讐を捨てた莘月と違い復讐に囚われて愛を失う秦湘と彼女のために命さえ投げ出した李佶の話、朝廷の権力闘争の話、だれが衛無忌を殺そうとしたのかというミステリっぽい要素がサブストーリとして展開します。でも、このサイドストーリもメインを成り立たせるための重要な要素で、どっかのドラマのように不必要な脇キャラの恋愛ドラマを延々とやったりはしてません。
 ドラマは結局脚本なんだと実感しましたわ~
 
 でも、正直な話、多少脚本に穴が開いていようが、キャストがウヒョー!だろうが、一気に見せてしまうようなわけのわからないエネルギーのある武侠劇見たいのですが・・・
 
 角色   演員
瑾瑜・莘月   劉詩詩
衛無忌     彭于晏
莫 循     胡歌
李 佶     韓棟
烏維立     秦昊
紅 姑     田蕊妮
昭陽公主    石小群
万子衿       張可顧
秦 湘     陳法拉
万 謙     呉卓翰
冒雲珠     蔡雅同
維 姬     迪麗熱巴
趙 貞     呂梁
石 伯     鄧立民
 
職員
出品人 王建軍、王一
制作人 蔡藝儂
監制  陳梁、蘇暁
原著  桐華
導演  李国立、林玉芬、梁勝権
編劇  王莉芝