江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大漢情縁之雲中歌 その1

1~16集

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 しばらく前に1集と半分くらい見て、あまりの子役ヒロインのかわいげのなさと安っぽい衣装とセットに見る気失せてそのままにしてあったのですが、日本での放送が始まったので、おとなしく毎日2集ずつ見てます。

 もっとも衣装が安っぽかったのは、子ども時期のだけで、楊穎にチェンジしてからは、さすが于正なきらびやかな衣装になりました。

 この話、漢の武帝の死後の時代を舞台にしたロマンスを描いています。でも、物語世界的には、風中奇縁の子ども世代とも言えます。ところが、風中奇縁がかの国の方針で歴史を変えるなとか言われて、歴史上の人物たちの名前が総取り換えになってしまった。その結果、二つのドラマのつながりが見えにくくなってしまってしまいました。

 子ども時代に、古龍の小説に出てきそうな悪女の砦で出会った雲歌と劉弗陵、孟珏の三人。雲歌と劉弗陵の二人は将来の再会を約束して別れ、孟珏はそれを横から見ているけど、彼も雲歌が好きになっている。

 いいたくないけど、もうちょっと将来楊穎になるくらいの子役いなかったんですかねえ、この場合、張P版の神鵰侠侶の小楊過が黄暁明になったくらいの落差ある気がする。

 ともかく、大人になった三人は長安に集まる。劉弗陵は実は皇帝なので当然。彼や朝廷に恨みを持つ孟珏も、縁談から逃げた雲歌もやってきる。そこに、実は皇帝の一族劉病已、その恋人許平君とも知りあって、さあ、これで雲歌と劉弗陵の再会はいつか・・・と思ったら、15集たっても再会しない。ものすごいすれ違いドラマ。やっと劉弗陵が雲歌が子どものころからの想い人だと認識したけれど、雲歌の方はしらないままの16集。
 これだけ色んなパタンですれ違わせるのは、ほんと大変でしょうなあ。

 雲歌と劉弗陵は顔を合わせられないままのすれ違い、雲歌と孟珏は気持ちがかみ合わないすれ違い・・・とこっちが盛大にすれ違ってるんで、バランスをとるためか、劉病已と許平君の方はまあ順調にやってます。これから大変でしょうけどw

 なので、これまであらすじといっていいほどのあらすじもないと言ってしまっては身もふたもないんですが、まあそんな感じ。

 劉弗陵=皇帝は霍光に首根っこ押さえつけられているので、それをなんとかしたいとあがいてる。宮中での権力争いにだんだん一同が巻き込まれていく話になっています。

 でも、このドラマでは風中奇縁ではだめだった実在の王朝や人物の名前がそのまま使われてるんですよねえ。まったく判断基準が不明ですわ。
 劉弗陵、劉病已、許平君、霍光、衛皇后やなんかはみんな実在。ところが、風中奇縁では衛家一族は万家一族にかわり、霍去病が衛無忌になってしまったんで、二つの話が続いていると言ってもなんかすっきりしません。

 オリジナルキャラは名前についてはどうでもいいみたいなもんですが、雲歌は風中奇縁世界の衛無忌と莘月の娘、孟珏の義父で流星幇の首領だった風叔は実は胡歌がやってた九爺孟循ということになります。信じられんけどw

 突っ込み始めたらきりがない如何にも于正的なドラマ世界ですが、彼にしてはおとなしめ。

 それにしても、20歳ばかりで死んだはずの劉弗陵=昭帝。いくらなんでも陸毅では貫禄ありすぎでなあ。