1~10集
ばりばりの幻仙もの。題名通り三生三世にわたる恋愛ドラマらしい。恋愛ドラマならまだいいが、ねばねば愛憎劇だったら~と、もう逃げ腰・・・
スタートした途端に、登場人物が説明もなしにわさわさと登場。その上に伝統的な天帝とか狐仙とかに独自の設定を混ぜこんであるんで、最初のとっつきはあんまりよくなかった。
もともと見る気があんまりなくて、劉亦菲と杨洋の映画の方を見たらいいか~という程度だったんですが、このピンクの蝶々結びに興味と感心を掻き立てられたお調子者。
全58集ですから、最近では普通の長さ?
どうでもいいですけど、最近60集を越すようなやたらに長いドラマと、30分20~30集位のネットドラマの両極化しているようで、少し前には主流だった40集前後のドラマがあんまりないような気がするのは気のせいだろうか?
この世界では、協力関係にある白系の天帝一族、狐仙一族とそれに対立する黒系の翼族の三つの勢力が存在。その中にも上下関係がある様子。主人公たちのほとんどは上神とか上仙と呼ばれるエリートなんですが、その中でも特に古い神なのが東華帝君と折顔なようです。違ってたらごめん・・・
で、東丘に住む孤仙の王白止帝君の娘白浅と天帝の跡継ぎ夜華の三生三世にわたる愛情故事がえんえんと続くのか?<逃げ腰
折顔に連れられて、戦神墨渕の崑崙虚に男に化けて弟子入りした白浅。司音と呼ばれる17番弟子になるが、師父墨渕は司音が女であることも、彼女とは縁が結ばれていることも察知している。
で、楽しい修行ライフ。あっという間に2万年!
このドラマ、出てくる時間単位は万年なんですが、まあ万を外してみてればいい感じ。でも、万年単位になっているせいで、生まれたばかりの赤ん坊が次の2万年後の場面では立派に成人していても不都合がないという利点があるわけです。うまい逃げ道見つけたかもw
翼族の第2皇子离鏡と知り合った司音は、彼の求愛に心を動かされるが、彼女のいじけた親戚の娘玄女が、离鏡を寝取ってしまう。
この玄女、なかなかのやり手であっという間に翼族の王擎蒼を丸め込み、天帝との戦いを始めさせる。
墨渕は自分を犠牲にして東皇鐘に擎蒼を封じ込めることに成功、天魔大戦は天族の勝利に終わる。
正室の子ではない自分たち母子を憎み、母を殺した兄を排して、翼君の地位に就いた离鏡は玄女を翼后にするが、彼女への愛情は全くなく、玄女はひたすら嫉妬に駆られている。
墨渕は魂を散らしたわけだけど体はそのまま残っている。そこで魂が戻ってくるまで体を守ろうと毎日自分の血を与えている白浅。彼女は、ある日自分の周りに感じていた墨渕の気配が消えたことに気づく。
墨渕は天帝の長子の妻の元に転生したが、それ以前の記憶をすっかりなくしている。
(この部分コメント欄でもご指摘いただいた通り、間違ってました。日本での放送が始まって今見てる途中の方もいらっしゃるので詳細は省きますが、墨淵が転生したように見えてもそうじゃないです)
白浅は墨渕の体を密かに持ち出し、狐族の住む青丘に戻っている。白浅を守る折顔と白真の並びは美しいw
7万年が経過。天帝と彼女の父との間で、第2皇子との縁談が進むが、彼は白浅の侍女に一目ぼれ、白浅にはもともとその気のかけらもない。
そこで、折顔の案で、この縁談を廃棄し、天帝の孫で太子の夜華との結婚が改めて取り決められる。
夜華には、天魔大戦のときに一族が全滅した素錦が側室としてすでに入っているが、万事に感情を表さない夜華は淡々と縁談を承知。素錦が嫉妬に悶えてます。自分は側室、後から来る白浅は正室で、夜華即位時には天后と定められたせいでもありますが・・・はて、この話って秀麗江山之長歌行?
擎蒼を東皇鐘の中に封じ込めている力が弱くなってきたのを再び封じようとした白浅だが、彼の逆襲に合い、記憶を失ってしまう・・・
ここまでで10集。
キャストとしては、白浅が楊幂@晴雪、折顔が張智尭@紫胤、白浅の姪鳳九が迪麗熱巴@芙蕖、何考えてるんだかわからない東華帝君が高偉光@尹千觴と古剣奇譚にかぶるキャストも多いです。
墨渕→夜華は趙又廷@狄仁杰之神都海魔龍王で狄仁杰。
白浅の兄白真に于朦朧@太子妃昇職記九王が出ています。兄???って感じですが、美形なので目の保養にはぴったり。
美形見てるのはいいけど、なんかこの後、白浅と玄女、素錦あたりのいざこざがと思うと最後まで見られるかどうか不安。
加えて、このドラマ、毎度のことながらCGの出来不出来の落差が激しい。最初のころなんか、ピンクのリボン見たら撤退しようと思ったくらいのひどさ。
どこかのロケ地の風景は素晴らしいけど、それに重ねた動物CGの出来が浮きまくりで・・・と思っていたら、九尾狐のCGはけっこう上出来。いったい何がどうなっているのやらw
とりあえずここまではさらっと来ましたが、これからは未知数。
今、5本以上は見かけているのがありますが、最後まで絶対見るという確信のあるのは射鵰英雄伝ただ一つ。やっぱり金庸はすごいわ~と繰り返す今日この頃です。