江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

刺客列伝2:龍血玄黄 その1

1~10集

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 刺客列伝第2季です。
 
 まんま第1季の続き。登場人物は生き残っている人は中の人もそのままに続いて登場。キャラも人間関係も第1季を踏まえています。
 無印から見ろと言うアドヴァイスに従ってよかった。こっちから見始めたら、「なんでこうなってる?」の連続だったわ。
 
 第1季での謀士同士の陰謀戦の結果、滅びた天璣国、国王が殺され属国化した天枢国、この二つの国を手始めに一気に「中垣」を支配しようという遖宿国、次はうちだとピリピリしている天璇国に、あいかわらずの天権国。
本家「中原」に当たる言葉として「中垣」という表現が出てきたんで、助かるw
 
 これらを裏で操った慕容离と遖宿国王の毓埥をやっつけて、恨みを果たそうという仲坤儀たち天枢国の旧臣。慕容离vs仲坤儀の陰謀合戦が今回の見どころでしょうか?
 
 二つの国を掌中に収めてもなお拡大路線をはかる毓埥に対し、民の苦難を思い兄を殺して戦争をやめさせようとした弟の毓驍。計画は失敗し、「毒殺された」ところを慕容离に助けられる。
 
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 軍を率いて天璇国に向けて出陣した毓埥だが、慕容离と仲坤儀の敵の敵は味方という暗黙の了解のもと、窮地に追い込まれ、戦死。
 
 兄の死で王になった毓驍は、反対派の大尉を排除し、王になることに尽力したと慕容离を重用。彼も「阿离~」なんだよね。いつか執明との「阿离~」対決があるのを期待。
 
 毓驍は続く戦いで経済的に苦しい国家財政を立て直すために、慕容离の提案に乗って、金鉱のあるかつての瑶光国を天璇国から奪いとる。
 瑶光国は遖宿国の郡となり、その「郡主」に慕容离が就任。今のところ、懸命に「国内」を固める一方で、表向きは遖宿国に忠誠を誓って見せています。
 
 こういうことが起こっている一方、天権国では相変わらずの執明が「阿离~~」とやっている。ほしいなら国だってやるのに~~という国王に、もう血管切れそうな太傅。
 瑠璃国からやってきた子煜と言う新しいキャラが登場し、早速執明の遊び相手にされてました。架空の国のお話ですが、どうみても朝鮮半島の風俗ですな。
 
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 孟章と公孫鈐の復讐に燃える仲坤儀は若い者たちを集めて、遖宿国と慕容离に対抗する力を蓄えている。復讐を果たすためには大地を血で真赤にしてもいい的なことを言って、あっちこっちに謀略をしかけています。天璇国には、野心満々な弟子の艮墨池を謀士として送り込んだ他に、もう一人「死んだはずの人間」と言って現れた顧十安を先に送り込んでいますが、彼って実は?
 
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 前作から引き続いて、ずっと登場しているのは慕容离、執明、仲坤儀に陵光。すぐに退場した毓埥や老臣たち、回想シーンとかでは前の顔ぶれがそのまま出てきています。
 どうやら、前回セットで出てきていたSpeXialのメンバーは二人を残しただけらしい。ただ、主題歌なんかは彼らが担当のようです。
 
 一気に新しい小鮮肉が出てきたんで、顔が覚えきれてない。衣装にメリハリがあるのが救いになってる年長者です。
 
 第1季より戦闘シーンが増えた感じですが、人数少ないなかでまあがんばってます。撮影場所は相変わらず少ないw
 
 10集終わって、仲坤儀の謀略で天枢国、天璇国と遖宿国の間の戦争は不可避。毓驍は戦争には反対でも、慕容离と仲坤儀にそこに追い込まれて行ってます。
 そして、能天気に「阿离~」とやっていた執明の天権国も、その慕容离が企んだ遖宿国との金山の共同開発、共通貨幣造りによって荒ぶる国際関係に中に巻き込まれようとしている。
 
 相変わらず、演技には不安もあるけど、テンポよく話が進むのと、各国、各人がバランスよく描写されてるのをゲームを観戦してるような感覚で楽しんでいます。