江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

醉玲瓏 その5

47~56集(大結局)

イメージ 1
 リアタイに追いついてしまったよw
 
 最初というか10集あたりの進まなかったのが嘘みたいです。偽装者の時も一緒だったんですよね。最初の訓練処の場面が嫌でそこすり抜けるまでが一苦労。そこから先は一気。これも一緒、元凌への愛情を封じた卿塵と朵霞がねばねばするんじゃないかという疑惑で先に進んのに一苦労。結局、おんなじパタン。
 後半になってからそういう展開になった秀麗江山之長歌行なんかはそこらで顔背けたまま・・・とにかくいじめドラマ嫌い。同じ文脈でただ人の性格や弱点をいじり倒すだけのお笑いも見られないんで、本人的にはそれなりに首尾一貫してはいるんです。ストーリ展開上、なしですまないのは理解するんですが、それがメインにはしないでほしいものです。
 
 で、まあ、これ、絶対日本でもどっかから出る気がするんで、一応お断り。毎度のように画像下は、ストーリ展開に触れて自分の感想文を書いてます。なので、どんな話かな~とこちらに来てくださった皆さん、この先立ち入らない方が最後までワクワクできますよ~~
 
イメージ 2
 さてと・・・言い訳したんで、続き行きます。
 
 阿柴族+梁国との戦闘が始まり、木颏沙の裏切りで窮地に立たされる元凌たち。彼らに糧秣を届けに来た元太子元灏や城に立て籠もった十一皇子元澈が重傷を負ってしまう。
 
 都では、元湛母に元凌は先皇の遺腹児と告げられた皇帝が元湛に太子を連れ帰れ、元凌の持っている兵権を奪え、彼を捕えて帰って来いと命令。
 
 いよいよ卿塵の体も透き通ってきて、こちらもタイムリミットがきて、話はクライマックス。
 
イメージ 5
 
 城の攻防戦、街中での戦闘、一対一の戦いとこれまでの欲求不満を一気に解消させてくれました。
 
 そして、皇位継承問題とか暗巫の問題とかの結末が続くんですが、この後の展開がうまい。
 
 冒頭から卿塵が九転玲瓏陣を発動するまでの間の世界で起こったことの全てが視聴者にとっては逆の意味で伏線になってしまったんです。私も、何度か元凌や元湛の企み・・・って表現してきましたが、これは脚本家にはめられたかなとw
 
イメージ 3
 
 この画像のような場面が頭にしっかり残ってるもんで、元湛いつ本性現わすのかと思ってしまうんですよね~
 
 結局、父親が先の皇帝と聞かされた元凌も、だから兄を捕えよ、帝位を自分のものにせよと迫られた元湛も兄弟で争うことを選ばない。
 
 初めの世界では、元凌を殺害しようとした父皇帝、太子、三皇子、九皇子、それを黙って見ていて暗巫と結んで元凌に父を殺させ、帝位を奪おうとした元湛もこの世界にはいない。もちろん、力づくで即位するや「父親」以上の強権を発動した恨みに燃える元凌もいない。
 
 いるのは、次々に皇子を失って、悲しみに動転し、よい父であったかと自問する一面を持った皇帝であったり、太子の身分も朝廷も捨てて自由になりたいと願う皇子や弟の身代わりになろうという兄であったりして、皇帝一家が最初の世界とは違う顔を見せています。
 
 ストーリー展開の中で、自己犠牲がずいぶん描かれるのですが、結果として助かってたという話の運びが多い。本当に命を無くしたのは、三皇子と九皇子に利用された鸾飞、木颏沙を道連れに死んだ朵霞だけ?
 
 太子は元凌の手はずで死んだことにして、朝廷から自由になり、元澈は卿塵が自分の命を救うために必要な霊石を使って助け・・・
 
 そして、ラスト、元凌が命がけで九転玲瓏陣を発動させたことでこの世に戻ってきた卿塵。皇帝の位を一度は得たもののそれを元湛に譲り卿塵との生活を選んだ元凌。
 
イメージ 4
 彼女は聖巫女の力を発散させたことで、蘇る世界。
 もうこれからは巫族も离镜天もないと散っていく巫女たち。
 
 昔邪の前に死んだはずの桃殀も現れ、玲瓏陣に一人残ったはずの元漓も姿を現す。
 
 そう、この話、全体としては珍しくハッピーエンドなんです。話の運びとしては、絶対悲劇的な終わり方だと思ってたんだけど、元凌と卿塵、昔邪と桃殀、十一皇子元澈と采倩、十二皇子元漓と冥魇と恋を成就させてます。
 
 世を去った者たちを別にすると、皇帝の位を得た元湛だけが、側妃も去らせて、孤独な帝王の道を歩みだす。って、ここで、すっかり忘れてた元湛病弱設定が・・・
 徐海喬、この役もうけものだったと思います。
 
 複雑な人間関係も、二つの世界を独立させたことでむやみに混乱することもなく、かと言って視聴者は初めの世界での描写によって印象操作されて最後までワクワクしながら見続けることができました。脚本うまいわ~と思ったら、原作者も交えての脚本家集団。あんまりばらついた感がないのは上出来。
 
 しかし、これあの大結局が救いようもなくまとまらなかった花千骨と同じスタッフなんですよね。なんかものすごいリベンジムードを感じないでもない。ほんとにあの花千骨のぐちゃぐちゃは無念だったんでしょうと今さらながらに同情に堪えない。
 
 おもしろいかどうか判断するのは、焦っちゃいかんということですね。
 
 一気見したんで、内容を取り違えてあるところがたくさんあるはず。これまでの記事でも怪しいところがあるんで教えていただけるとうれしいです。 
 何より日本で出してもらえると助かるんですけど、どなたか?
 
演員      角色    配音
 
劉詩詩  飾  鳳卿塵     季冠霖
陳偉霆  飾  元 凌   辺江
徐海喬  飾  元 湛   張杰
韓 雪  飾  桃 殀   原音
黄夢莹  飾  朵 霞   楊婧
劉奕君  飾  天 帝   原音
韓 棟  飾  昔 邪   趙毅
曾 黎  飾  蓮貴妃   李世栄
李呈媛  飾  靳 慧   邱秋
鄭業成  飾  玲瓏使   赵毅
高一清  飾  元 灏   斉斯伽
龚 俊  飾  元 澈   蘇尚卿
趙 赫  飾  元 溟   原音
季 晨  飾  元 済   彭尭
徐嘉苇  飾  元 漓   原音
湯晶媚  飾  武娉婷   白雪岑
劉穎倫  飾  鳳鸾飞   原音
徐沐婵  飾  殷采倩   徐佳琦
馬春瑞  飾  冥 魇
毛方圆  飾  萧 续   彭尭
蘇 航  飾  張 束
徐 剣  飾  木颏沙   原音
方暁莉  飾  殷貴妃   李金艶
鮑天琦  飾  定 水
張 弓  飾  莫不平   湯水雨
陽 光  飾  孫 仕   趙述仁
王若麟  飾  元 汐
 
職員
出品人 唐麗君;劉詩詩;王建軍;王高飛;劉小楓;高娜
制作人 唐麗君
監 制 濮紫霄;夏逍億;李勇;張本;張秋晨;鮑暁群;倚天;朱嵐;陳晨;皮依群;孔慶沁
原 著 十四夜
導 演 林玉芬、梁勝権、余翠華、任海涛
編 劇 饒俊;李定樺;十四夜;陳文娟;董欣如;韓佩貞