江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

烈火如歌 その1

1~12集

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 もう一つの周渝民の主演作。どういうわけかこっちのドラマへの風当たりの方が強い気がする。しかし、ずっと同じ立ち位置続けてる林志穎とか鐘漢良とかはすごいな~とw
 
 私としては、ドラマ冒頭で白い衣装の銀雪@周渝民が死んでる赤い衣装の如歌@迪麗熱巴を抱いて、彼女生き返らせてください、自分はどうなってもいいです~と反旗を翻していたらしい師父のもとにやってくるところで、げ~~苦手なパタンとドン引き。
 
 でもまあ、1、2集は見てみるかとお試し視聴スタート。こっちは全52集ですが、まだ半分くらいしか配信されていないので、急ぐことはないかろうとゆっくり目。
 とりあえず、冒頭の悲劇感にもかかわらず、結構元気よくスト-リ展開してるんで、視聴継続。
 
 で、あんたいったい今何見てるんだ?と言われますが、新版笑傲江湖を除くとなんか今どれもこれもよく似た感じの幻仙劇とか恋愛劇とかが多くて、個人的には盛り上がりに欠けているんですよね。そのせいであれやこれやと覗いては見るんですが、これだ!というのに出会えてないです。
 軒轅剣之漢之雲とか秦時麗人明月心とかもう見るタイミングのがしてしまったようで、今から見るモチベーションが起こってこない。
 
 もうこうなると、これから出てくる三国機密とかに期待するしかないんですが・・・大丈夫かな?
 
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 冒頭の場面が過ぎると、いきなりヒロインが武林の覇者烈火山庄の一人娘ということを隠して、妓楼の雇い人に志願してくるところから始まります。これは、冒頭の前なのか、後なのか・・・
 
 ヒロインを取り巻く三人の男たち。
 正体不明だが武林にも顔がきけば、皇帝からもかつての助力を感謝して「雪衣王」の称号を与えられてるし、ヒロインの父とも昔からの知り合い、彼女が潜り込んだ妓楼の影の経営者とか様々な顔を持っている。にやにや笑いながら、如歌に近づいている。圧倒的な力を持っているようだけど、超絶というわけでもなさそうだし、まだ正体不明。
 
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 ヒロインの大師兄で婚約していた戦楓は突然妓楼にいた娘を愛したのでと如歌との結婚を拒否。その裏で彼は烈火山庄と対立し宮廷にも勢力を伸ばしている暗河宮の走狗となっていて、宮主暗河羅の命令に逆らえないでいる。
 
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 二師兄の玉自寒は実は七皇子静渕王。耳が聞えず、虚弱な体質で車いすを利用している。命を守るために烈火山庄に預けられていたが、都に戻って、さっそく命を狙われている。
 
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 他に、天下無刀城の娘刀冽香とか霹靂門の少主雷驚鴻とかあっちこっちの侍女たちやら配下とかなんとか登場人物いっぱい。
 
 話が進んでいくにしたがって、隠されていた背景とか新たな事実が出てくるパタンなので、なんじゃ?とか思うところも多い。頼むから大結局までには巻き散らかした伏線をきちんと回収し、ちゃんとエンドマークを出してもらいたい。風呂敷広げすぎの感があって、とっても心配。
 
 それにこれいるの?って演出が混ざってきて、なんじゃ?となることも多い。
 
 例えば、天下無刀城の縄張りでなんかあったらしいとひそかに潜入した如歌と銀雪が、地元の女将さんたちに焼餅つくりを教えてもらって店を開く(ただし、すぐに正体ばれる)なんて、なんの必要が?そもそも冒頭は何なのか?妓楼のトップ争いにあんなに手間かける必要があったのか?なんか伏線?
 
 銀雪とはけっこうワイワイと楽しくやってるヒロインが、戦楓とはねちねち三角関係で私は身を引きますとかなんとか昼メロ展開、ひたすら彼女を見守り大事にしてくれる玉自寒には病弱な兄を何とか助けようとするけなげな妹とか、いろんな顔を持っています。
 
 それに合わせてというかなんというか、銀雪は見かけ白子画だしそれなりに重みのある発言も行動もするのに、ヒロインに対してはただのチャラ男・・・周渝民の造形は櫃中美人の方がよいな~
 如歌の父親に「19年たったから彼女を引き取りに来た」とか言ってるんで、まだまだ裏がありそう・・・
 
 戦楓は張彬彬で、三生三世十里桃花の离鏡。また実力はあるのにねじれてしまう暗い役ですわ。
 
 玉自寒の人は三生三世十里桃花で墨渕の弟子の子闌で登場してた。まあ梅長蘇か九爺かという設定は別として、中の人より衣装が気になる。どうみても醉玲瓏で皇子たちの誰かが着用していたような気がしてならんのですよ。かと言って、確かめる元気はない。
 
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 雷驚鴻の中の人張赫も醉玲瓏や武神趙子龍なんかで敵役やってたんですが、今回はけっこう可愛げのあるやんちゃな役でイメージ一新ですね。ちなみに配音は妖猫伝で空海演じてた楊天翔w
 
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 櫃中美人のように男女のカップルがいくつかできて話が進むのではなく、ヒロイン無双で話が進む。例外は天下無刀城の刀冽香に惚れた霹靂門の雷驚鴻ぐらい。後はヒロインが好きな男たちとその男たちが好きな娘たちという構成。今見てる辺りでは、ヒロインの如歌は結婚する気だった戦楓にこっぴどくフラれて、その傷心を銀雪と玉自寒の優しさに癒されてるというところ。
 
 女性陣にはヒロインの烈如歌の迪麗熱巴のほかは彼女に並ぶ女主角2とか3とかはいないです。
 霹靂門の二夫人で実は暗河宮の暗河絶の龚蓓苾。白かった擇天記の白后や玄城の冰后とは違って、真っ黒です。
 
 刀冽香の代斯も三生三世十里桃花で离鏡の妹臙脂を好演していました。今度は、彼女と結婚しろと暗河宮の宮主に命じられた張彬彬の戦楓と無理やり結婚させられそうになってるところ。
 
 宮中の方では、玉自寒が寒咒をかけられて瀕死の状態。銀雪が彼を助けようとしているが、皇帝のお気に入りの皇子を帝位を狙う異母兄の仕業でその裏には暗河宮が。
 
 烈火山庄にも配下が入り込んでるし、暗河宮が天下を手にしようとあっちこっちに手を回しているのが少しずつ形になってきて、それに対峙していくというのが私好みの話で、銀雪と如歌の因縁の恋とかなんとかは私的にはサブストーリー。こっちがメインになってくると、よほど出来が良くない限り途中でめげてしまいそうな気がする・・・
 
 しかし、同時に同じ俳優の作品とか見るもんじゃないな・・・しくじったw