江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

熱血書院 その1

1~18集

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 このスタッフ、キャストならば、出たら見るという組み合わせがありますよね。
 琅琊榜のスタッフ・キャストで作られた偽装者、歓楽頌とか・・・とりあえず、ある程度の水準と自分の好みに近い可能性が高い。もっとも歓楽頌はだめでしたがw
 
 この「熱血書院」「熱血長安」に続く「熱血」シリーズの第2作だそうです。
 徐海喬主演の「熱血長安」が2部まで作って最後のパートを残したままなので、てっきり「3部作」というとそれが出てくるのかと思ったら、それをほっといたまま別のドラマが出てきたんで、正直がっかり。
 と言っても、総導演から脚本とスタッフのほとんどが前回とは変わっているし、キャストも総とっかえ。美術方面のスタッフは残っているので、造形とか衣装には熱血長安の雰囲気が残っています。
 
 私は今回の総導演周琳晧のドラマ「暗黒者」「執念者」が好みなんです。そして、主演の梁大雅、張瑞涵、曲少石はこの2作と「龍門鏢局」で郭京飛や李倩、李眠城とかと共に個性的な演技を見せていたメンバーでこれはもう見るしかない。実際この顔ぶれで、郭京飛がいないのが不思議なくらい。
 
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 主役の張誼は、病弱な妹のために必死で金を稼いでいたが、太乙書院で起こった盗難事件の犯人の濡れ衣を着せられてしまう。この冤罪を晴らし、真犯人を見つけ黄金を取り戻した張誼は妹と共に無料で太乙書院で学ぶことになる。
 
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 太乙書院で彼と共に「太乙偵探団」を構成するのが、南唐の太子李璟玉(記憶力抜群、文雅方面と顔値担当)、
 
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高麗の公主王恩珠(高麗なまりがかわいい、弓の達人)、
 
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崔伽羅(名家の娘、占いとか風水とかに通じる)、
 
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端木正(墨家の弟子、仕掛け作りもだが、武芸の達人)。
 
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これに張誼の妹張櫻が医者で、謎解き担当のホームズ役張誼というグループ編制。
 
 この6人に事件を持ち込む周校尉が暗黒者で二隊長を演じてた曲少石。今回も切れ者なのかどうかよくわからない、コメディパート担当のようでそれだけでもない・・・というキャラで登場。
 
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 張誼の梁大雅は目力があるし、テンションの切り替えの思い切りが良くて、こういう役にはぴったりですね。
 
 それに端木正の張瑞涵。彼は龍門鏢局に出てたんですが、この人もシリアスとコミカルのオン・ザ・ラインを上手に乗りこなしている感じ。
 
 というようなメンバーが太乙書院の「学生」やってます。ほぼおじさんです。おじさんたちが擇天記並みに華麗な制服着ていますw
 
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 「熱血長安」ではすべての背景をCGで処理していたのですが、今回はそこまで執念深くCGにこだわらず、町中の場面では撮影地の見慣れた建物群が出てきます。それでもやっぱり「普通の場面」でのCGはかなり多め、しかも同じドラマ内でも質にずいぶん差もあります。
 
 事件は殺人事件、窃盗事件、誘拐事件といろいろですが、個別の事件が五代十国時代という時代背景と登場人物それぞれの背景に絡みだしています。
 
 その一エピソードに江南江北会談に李璟玉の弟、南唐の二皇子李璟遷がやってくるというものがあります。この二皇子が毒殺されかけたという話なんですが、この皇子がこの人。
 
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 一目見たとたん、「あ~~滄海客出た!!」
 私の「天意」ロスもたいがいなもんですw