43~55集
都での皇帝を巻き込んだなくてもいいような話が終わって、人vs魔の大決戦へ。
といっても、やる気満々なのは楊司伯だけという感じもある。
魔族の地に意気揚々と攻め込んだものの穆天然たちが楊司伯に通じていた長老黎光を罠にかけていたためにあえなく失敗。囚われる。ところが凌兮が楊司伯に操られ、楊司仲を殺害、愚下木も楊司伯の掌中に。これで絶大な力を得た楊司伯は、誰かれなく捕えてはその生気を吸い取り、強大化。
これに対抗する手段を求める天然の前に、天界の上仙が現れ、鍾馗に戻って天界に戻るよう告げる。
そして、楊仁執と共に楊司伯を倒しに天嵐海閣に向かうが、そこには凌兮が立ちはだかる。仁執は命がけで凌兮の記憶を取り戻す。
鍾馗=天然は楊司伯と対決。倒すことは倒しても、一応「父親」なので、どうするんだ?と思ってたら、楊司伯が自滅の形でケリをつけました。
そして、穆天然が自分を犠牲にして下界をすくい、天界に戻った鍾馗も下界の騒動の原因愚下木を破壊したことで昇進し、あちらもこちらも丸く収まった形で終わった・・・のが、55集の30分くらい。
ここから15分残してエンディングが始まって、「怪しい」と思ったら、「弾幕」風というか「秒拍」風の画面が出てきて、「みなさんの知りたいことってこれでしょう?」とモノクロ画面で「その後」の物語が。
なぜか死んだはずのキャラもみんな仲良く楽しそうに暮らしていて、そこには穆天然と罌粟の子ども鍾小葵が父親そっくりににぎやかに登場。姿を見せたなぜか一人だけカラーの鍾馗、実は父親なわけです、が現れて楽しそうにやっているところで本当のお終い。
こういうふざけた演出が受け入れられるためには、そこまでの「根回し」がいるんじゃないですかね。今回の場合、本篇に組み込んでしまっても何もおかしくないのに、なんでこんな演出にしてしまったのか?意図がわからない。
まあ、そんなにひどいストーリ展開でもないんですが、50集あたりからアニメつきのナレーションで話をすすめたり、主人公たちの考えや感情をフォローしたりするところが目立ってきたのが苦しい。そんな複雑なストーリ展開でもないのに、何やってんだか・・・
穆天然の楊旭文は、射鵰英雄伝の郭靖よりもっとおバカっぽい。もっとも郭清は真面目な人物なので、比較にも無理があるけど。途中で穆天然が必要もないのに仮面をつけっぱなし=ずっと替身が演じてたのは本人の責任というより、マネージメントスタッフの責任か?
穆天然の妻となった罌粟も、前半は特にキャラが定まらない感じで、ほんとにその設定も必要?と聞きたくなる。
それは他のキャラについてもそうだし、全体として皇帝なんかいるの?あの入学試験の大騒ぎは必要だったの?妖族の村の話いる?とかとにかく話がとっ散らかってしまってる。もっと切り込んですっきりさせてしまえば、ナレーションでごまかす必要もなかったんじゃないですかね。
結局、鍾馗版天然登場は54集ですが、大結局ギリギリになったのは納得してもいいけど、穆天然の外形保つ必要あったのかに疑問。
最後まで、「普通におもしろい」ままで行くかと思ったんですけど、なんかまとまりがなくて残念な終わり方でした。
演 員 角 色 配音
楊旭文 飾 穆天然 呉韜
楊 蓉 飾 凌 兮 劉晴
麦迪娜 飾 罌 粟 楊婧
李子峰 飾 楊仁執 趙岩涛
丁子峻 飾 楊司伯 陸揆
傅 迦 飾 楊司仲 張聞天
陳 昊 飾 方既白 邵彤
成梓寧 飾 勺 子 施燕燕
曲栅栅 飾 先 予 路海燕
馬書良 飾 宿百朽 斉杰
葛 天 飾 月 嵐 楊晨
殷叶子 飾 蘇子墨 劉亦欣
金士杰 飾 村 長 郭政建
遅寧寧 飾 穆子陵 劉亦欣
周咏轩 飾 石 坤
武 麟 飾 石 胆
徐舒莹 飾 石 英
譚 凱 飾 神仙鍾馗 陸揆
夏 添 飾 煉 山 孟宇
職員表
制作人 阮杰
監 制 秦溱
導 演 鄭偉文
編 劇 秦溱
配音導演 陸揆
美術設計 鐘志鵬
動作指導 陳俊志
造型設計 陳顧方