江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

沙海 その2

7~20集 

 
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 まずは現状報告を少々。
 8月に入ってまた新しいドラマが始まったところに興味本位で(ま、いつもそうですが)旧作にまで手をつけてしまって、視聴中のフラグいっぱい立ってしまいました。
 
 古装劇専門だったのですが、暗黒者にはまったあたりから怪しくなってきて現在の個人的推しがこの「沙海」と突然降ってわいた感じの「法医秦明:幸存者」。両方とも古装劇ではないです。
 
 古装の方はやっぱり「熱血書院」が一番でしょうか。新しく視聴スタートしたのは「武動乾坤」に、原作がエロ小説で主人公がレイプされるところから始まると聞いて見る気になれなかった「媚者無疆」。まあ、「武動乾坤」がほぼ少年ジャンプにあってもおかしくなさそうな感じで、「媚者無疆」は当然改編はされていてもなおレディコミにありそうな感じ。
 
 これにロケ地目当てに見ている「古剣奇譚2」とつい手を付けてしまったら結構おもしろかった「大明按察使」が加わって、もうどうしようもないw
 正直なところ、「沙海」「法医秦明:幸存者」「熱血書院」以外は他に何か現れたら、長大な「視聴保留中リスト」入りするかもしれないです。
 
 さて、「沙海」
 
 砂漠で苦闘する黎簇たち。砂嵐に巻き込まれたり、「探検隊」内部の内輪もめやら助けられたはずの「黒店」で殺されかけたりした挙句に、本当の古潼京に黎簇、呉邪、王盟の三人がたどり着く。
 
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 そこでもまた呉邪たちと離れ離れになった黎簇は黒眼鏡をかけた謎の男に助けられる。こちらが季晨。彼に引っ張りまわされながら、砂漠の地下にある実験場の廃墟を見つける。そこに残された書類には佛爺の名前がある。
 黒い毛をはやした蛇や動く死体なんかが現れ、黒眼鏡と黎簇を襲ってくる。
 ここで呉邪たちと再会し、とうとう古潼京の神殿につながる門を発見する。その門を開く手がかりが黎簇の背中に刻まれた模様。
 
 蛇にかまれて中毒してしまった呉邪と王盟、助けるための血清を佛爺を知っていたらしい動く死者の一人から手に入れたものの、一人分しかなく呉邪は無理やり王盟にこれを注射。黎簇にお前の役割は終わった、帰れと言い渡す。
 
 そうですか・・・と一人来た道を戻っていく黎簇・・・あのなあ。
 
 黒眼鏡の人物は、実は張日山が呉邪の護衛に手配していたということは地上での物語からわかります。
 
 地上では、張日山があいかわらず権力争いをしている九門をあしらっている。彼に文句言いながらも協力関係にある尹新月が大叔母にあたるらしい尹南風。ここに二月紅の弟子だったという解雨臣が登場、こちらも九門の一族で中の人は二月紅の張藝興、視聴者サービスですね。
 
 張日山は黎簇の治療をした梁湾が蘇難同様に汪家の人間ではないかと接近。
 
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 黎簇を探す蘇万は黎簇宛に送られてきた大量の荷物を押し付けられる。その中にあった古い録音テープを聞くために骨董店を尋ねたところから王胖子や大金牙と出会う。これで老九門、盗墓筆記と三つの時代の物語がつながりました。
 
 そこに砂漠から黎簇が戻ってくる。失踪してた間の記憶を失ってるということにはなってるが、仮病ですな。
 
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 黒眼鏡が言ったようにもう普通に暮らそうと思ってもできない、というわけで暴力をふるう父親や学友に真っ向から切り返す黎簇がいた。
 
 蘇万が王胖子から手に入れた録音テープに残っている何十年も前の沈瓊という人物が、実は彼らの同級生沈瓊と同一人物だと気づく。
 
 17集まではタイトルに「沙海 上」、18集からは「沙海 中」と変わり、舞台も砂漠から新月飯店や黎簇たち周辺に戻ってきました。砂漠に残った中毒している呉邪、王盟、黒眼鏡の三人はどうなったのか?姿を消した沈瓊は?梁湾の正体は?解雨臣の行動の理由は?張日山は何を目指している?とか気になることがいっぱいです。
そもそも黎簇と九門との関わりはなんなんでしょうか?
 
 老九門からつなげて考えると、佛爺が行っていた「実験」というのが「あれ」の続きなんだな、それがあっての張起霊や張日山、沈瓊なんだろうということはなんとなくわかるのですが、この謎解きはまだまだこれからでしょうか。
 
 というより、「老九門」のあのラストシーンから、どう九門の人々が生き残ったのか気になってたまらない。
 
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 南派三叔自身がかかわるドラマとしては、真ん中にあたる「盗墓筆記」が抜けているし、原作を読んでないので、想像力を働かせるしかないですが、わくわく感がたまらないです。
 
 佛爺や尹新月、二月紅といった「老九門」の登場人物が話の中に登場してくると、このドラマの外にも世界観が広がる感じです。
 
 というわけで、とても楽しくドラマ視聴中。
 
 しかし、以前のように支配的にものを言ってくる父親に「もう成人だ、酒飲んで何が悪い」とビール飲み干す黎簇@呉磊。「封神榜」や「少年楊家将」のほんとに小さいころから見てるもので、大人になったんだね~と感慨に浸ってしまった。これ、絶対、制作サイドのひっかけにまんまとはまったと思うw