22~30集(大結局)
終わっちゃいました~~大事にゆっくり見ていくつもりだったのに、やっぱり一気に見てしまいました。
こういう冒険ドラマ系大好きなんですよね。特にこのシリーズ、呉邪、王胖子、張起霊を中心にした主役グループのキャラの多彩さ、人間関係とか「老九門」の話から続く一族の謎とか、古代の墓に隠されたという設定の壮大な大嘘とか、それがだんだんと暴かれていく過程、反派の方もまた多彩。
後から登場したヒロイン白昊天が呉邪にあこがれる可愛い部分と、十一倉の総監としての能力の高さを合わせていて、テキパキと活躍してる姿は恰好がよく、好感の持てるキャラであったのも個人的にはよかった。
所詮は作り話と言ってしまうと実も蓋もないんですが、その作り話を現実と絡めながら、精密な空想世界を組み立てた構成力には頭が下がるのです。
呉邪復活から、北京に戻ってきた一同。呉二白を裏切った貳京が、今度は十一倉に隠された張佛爺の財宝と雷城から持ち出してきた南海王の蓮花神器を発動させて南海王の財宝を手に入れようと企んでいる。
それを阻止しようとする呉邪は、自分が回復したということは伏せて、王盟を身代わりに呉山居に残し、自らは江子算に化けて世間の目をごまかして活動再開。
この辺からはアクションシーンが連続。目を離すことができませんでした。
そこへ張佛爺の財宝とか出てくるともうそれだけでうれしくなってしまうわけで・・・しっかり楽しみました。
しかし、どれだけの規模と秘密を抱えているんだ十一倉w
ここでの貳京を阻止した鉄三角と黒眼鏡たち。呉山居での三人の楽しそうな様子も見せ、みんな新たな生活を歩み出したという感じの描写でドラマの幕が閉じましたが、なんのなんの~まだなんにも終わってない。
貳京の仕業で毒の霧が巻き散らかされようとしたのは呉邪たちの命がけの行動で阻止したものの、すでに毒に侵されてる人間の解毒薬はまだ完成してない。呉二白の手術は成功したが、回復はこれから。呉山居を復興はしたが、薛五一味との決着はついてない・・・というわけで、続きが気になる。
この「重啓」が配信開始になった時に、オープニングの作りに盗墓筆記シリーズ全体へのリスペクトがあるという評価が出てました。この朱一龍の呉邪の喉元には、ドラマ化されてない作品で負った傷跡があるというのもポイントが高かったようです。
「老九門」の話題が出ただけでなく、陳偉霆の張啓山を思わせる、というか顔はみえないまでも張啓山があのままそっくり出てきたりしたのもシリーズのファンにはうれしい。けど、それだけではなく、この話自体が大きな物語世界を構成する一部であるということを思わせてくれるのが一番うれしいのです。
それは、「指輪物語」とか「ハリー・ポッター」なんかのシリーズと同じ楽しみ方でもあります。
こういうことができるのも作者自身がにらみを利かせているためでしょうが、この重啓の後の物語と同時に、まだドラマ化されていない作品というか、この際最初の盗墓筆記からドラマ化して出してほしいです。
古装劇専門だったんですけどね~このジャンル、好き。で、次は「鬼吹灯之雲南虫谷」に期待してます。原作者の天下覇唱、南派三叔ほどこだわらないのか映像化されたのがそれこそ玉石混淆で出てきてますが、潘粤明主演のこのシリーズは期待する価値があるので、楽しみです。いつくるのかな~
最初と同じなので、今回は演員表とか省略。