蔵海花　その４ - 江湖迷人

２４～３２集（大結局）

　３６集だと思い込んでたら、３２集でした。なんか膝カックンって感じ？
　でも、盗墓筆記シリーズ始まって以来といいてもいいようなすっきりとした結末付けてくれたので、不満はないです。

　呉邪たちは雲頂天宮にあったのと同じ青銅門の中に入ることに成功、そこで夜王の謎を解き、張起霊の手がかりを得ようとします。夜王を手に入れて一儲けを狙っていた徳納西グループだけでなく、やはり張海客兄妹も張家の反逆者で呉邪と王胖子の前に立ちはだかります。

　ここから始まる大活劇・・・ということで、咲き誇る蔵海花の群生を一掃したり、徳納西グループが起こした爆発のせいで発生した風暴を防ぐために大昔の機関を動かしたり派手なシーンが立て続けました。毎度おなじみの太古の人無双設定ｗ

　その間になぜ張海客は張起霊を恨み張家に反逆することになったのかなどのこれまでの謎を解き明かす話も登場します。

　すべてが片付いて、再び吉拉修行広へと戻ってきた呉邪と王胖子は、張起霊の記憶を預かってきた于達からさらに彼の過去を知ることになります。ここまで来て、やっと「老九門」や「沙海」に出てきた張起霊の過去エピソードが私の中でつながり、腑に落ちてきました。いや～長かったですｗ

　そして、張起霊の残した巻物を読み解いた呉邪は、張家一族の長命や身体能力の秘密、歴代の族長が一人背負ってきた任務を知ります。

　青銅門の中に入っていくべきなのは本当は自分だったと悔いる呉邪というのは聞いていたんですが、何で？と思っていた。こちらも今回すっきり理解できました。

　とにかくこの「蔵海花」ではこれまでの「盗墓筆記」シリーズ、同じく外伝になる「沙海」、ついでに前伝の「老九門」までを一つにつなげようとした意図があるのはよく伝わってきました。

　冒険談の部分は実は３０集で終わり、３１集では呉邪が張起霊が自分を代理人と指名したのはおかしくないかと言い出し、小哥の残した映像に隠された彼の意図を探ります。そこで、１０年経ったらまた会おうと青銅門の中に入っていった張起霊がやり残している「まだ張家の族長としてすべきこと」を残る５年の間に自分たちで全て片付けてしまおうと決意します。

　結局、それは成功しちゃったわけで・・・ｗ

　けど、あれだけ若者たちが艱難辛苦を重ねた「沙海」が３１集のラスト３０秒くらいで字幕とナレーションですまされてしまったのには困惑。

　で、つい、「沙海」リピして見たら、少年版鉄三角の三人、黎簇の呉磊がまだ幼さ残してる。蘇万の王皓軒や楊好の朱戩はあんまり変わってない感じ。でも、王皓軒は翌年の「陳情令」の薛洋で化けて見せたし、朱戩も「雲之羽」の寒鴉柒みたいな役もしたんだよね～と感慨にふけってました。そりゃもう７，８年前ですからね～

　とまあ、余談です。

　そして３２集ではいよいよ張起霊が門から姿を現し、鉄三角再会の感動の場面となります。
　この後、山奥の小さな村で隠居生活を送り始めた３人の和気あいあいとした毎日が描かれて、めでたい正月の場面で幕となりました。

　けどまあ、この次の話が「重啓之極海聴雷」・・・何が続くかもう知ってる💦
　せっかくこれまでの話と違って、きちんとしたエンディングだったんですけどね～ちょっと残念。

　なお、今回、原作者の南派三叔はヒッチコックもどきに画面を横切っていきました。この方もほんとお好きですね～😇

演　員　　　　　角色
张鲁一　　飾　　吴邪
文咏珊　　飾　　张海杏
陈明昊　　飾　　王胖子
张康乐　　飾　　张起灵
魏千翔　　飾　　张海客
白　冰　　飾　　白玛
连奕名　　飾　　代理族长
吴　樾　　飾　　马平川
姚安濂　　飾　　于达
董　畅　　飾　　成年张念
张奕聪　　飾　　成年张九日
虞祎杰　　飾　　少年张海客
林辰涵　　飾　　少年张海杏
程启蒙　　飾　　少年张念
罗殿夏　　飾　　少年张九日
徐振轩　　飾　　少年吴邪
王泊文　　飾　　少年王胖子
季肖冰　　飾　　解雨臣
袁祥仁　　飾　　吴老狗
张　帆　　飾　　金万堂
黄一飞　　飾　　王进渊
杨子骅　　飾　　陈雪寒
高其昌　　飾　　王盟
Antonio Anuk　　飾　　冯
迪玛 SHCHERBYNSKYI DMYTRO(乌克兰) 　　飾　　汉斯
容尔甲　　飾　　洛丹
钟　雷　　飾　　银丹