1~18集(大結局)
はまってしまいました。
鬼吹灯のシリーズは大概見てきたし、小説にまで手を出してしまったのですが、正直今度のドラマが一番面白い。
映画やドラマでいろんな俳優が主人公の胡八一を演じています。この龍嶺迷窟は靳東が胡八一を演じたシリーズ第一作の「精絶古城」の直近の続編です。そして、ドラマとしては前回の「怒晴湘西」とシリーズになっているといっていいと思います。
靳東の胡八一もよかったのですが、潘粤明の胡八一が良すぎて、うれしいのです。靳東だとちょっと都会的で垢ぬけた感じがするのですが、潘粤明のは泥臭さ、したたかさがあって私のイメージにぴったりなのです。
「精絶古城」のラストで三人の背にあわられた目のような赤い瘢痕。これがなぜ現れたのか、これは何なのかという謎が提示され、命にかかわるこの瘢痕を取り除くためには・・・と古代の墓に潜っていきます。
潘粤明は前回「怒声湘西」では卸岭魁首陳玉楼を演じていました。「怒声湘西」では失明した老陳玉楼に胡八一たちが話を聞きに行くという場面から50年前の物語が語られました。今回の「龍嶺迷窟」には老陳玉楼と胡八一たちが出会う場面があって、若干のずれも出ています。
でも、今回の老陳玉楼が胡八一の顔に触れて「わしの若いころにそっくりだ」と言ったりするのですよね。同じ俳優が続編に違う役で出てるからできるお約束もあって楽しい。絶対、これやると思ってたw
潘粤明って俳優は、「向往的生活」で見せた一人で黙々とスケッチをしてる寡黙な姿も印象的なのですが、アクション方面もなかなかだし、歌まで歌ってしまうしいろんな顔を持ってる俳優さんですね。
物語はわりに単純で、「精絶古城」の後できた瘢痕を取り除くために必要な雮塵珠を求めて、陕西古蘭県にある西漢時代の古墓に入っていくというものです。
地下世界で待ち受ける巨大な蜘蛛、古代人の仕掛けた罠、そういうものを潜り抜けて最後に雮塵珠につながる龍骨天書を手に入れます。
話が散らばるのは好まない方なのですが、このドラマ、「怒晴湘西」を先に発表しているため特に説明しなくてもそれを視聴済みの視聴者にはそちらの世界も自然に脳内に展開するという仕掛けになっています。
「怒晴湘西」に登場した高偉光が再び鹧鸪哨を演じて出てるのもいいですね。一体どんな出方するんだろうかと思ってましたが、shirley楊が見つけた「外公」の日記から始まる「怒晴湘西」のその後の物語の主役として登場しました。shirley楊は彼の孫にあたるんですね。そういやそういうこと聞いたことあったっけ。
そして、物語は雮塵珠までたどり着かないうちに大結局。でも、すでに次回作「雲南蟲谷」が制作されてるらしいので一安心。エンディングに片花が出てきました。
盗墓もののドラマを見たのは李易峰の「盗墓筆記」が初め。話はおもしろかったのですが、とにかく真っ暗なシーンが多くて、画面の周辺がよく見えなかったりもしました。「精絶古城」まで来て、暗さの中の光をうまく生かした映像が美しかったです。
今度の「龍嶺迷窟」では、暗さと明るさのバランスを極めた感じで、あまり光を強調した場面はないのに、暗いけど隅々で見えるという微妙な画面作りに到達している感じです。真っ暗で誰が何をしてるかわからん!というのは2018年の呉磊の「沙海」あたりでも結構あったんですが、技術の進歩はすごいものです。
1集が40分ないのに18集しかないのであっという間に見終わってしまいました。60集超すとやっぱり長いな~と思うのですが、18集は短すぎます💦
「雲南蟲谷」いつでるのかな~~
ところで、去年の「倚天屠龍記」で楊逍を演じて話題になった林雨申が胡八一を演じるバージョンも一日遅れで配信されたそうで・・・なんということをするんだw
4/25追記
その後この映画版について、見るに値しないという情報いただきました。自分でも片花を見てみましたが、こりゃあかん~の一言。
初期の変身ヒーローのような衣装に、貧弱なセットとCG、どこをとっても低予算だけど出来はいいと思わせるものがなくて、残念としか言えない。
ネット映画にはほんと玉石混淆で・・・どうしても石の方が多いのは致し方ない?しかし、同時期に出してこなくてもよさそうなものです。
演 員 角 色
潘粤明 飾 胡八一
张雨绮 飾 雪莉杨
姜 超 飾 王胖子
佟 磊 飾 大金牙
高伟光 飾 鹧鸪哨
王奎荣 飾 陈瞎子
钱 波 飾 孙教授
舒耀瑄 飾 陈教授
费安延 飾 闹子
周晓鸥 飾 马大胆
胡 明 飾 李春来
高 雄 飾 了尘
左 右 飾 托马斯
陈友旺 飾 王老头
職員
出品人 孙忠怀、梁静、晨夕
制作人 李尔云、梁静
監 制 韩志杰
原 著 天下霸唱
導 演 费振翔
編 劇 杨哲
艺术指导 管虎
美术设计 马赟
动作指导 成鑫、仇奎
造型设计 孙瑞苹
视觉特效 过思良、郭冠宇
灯 光 刘中顺