３１～３６集
金虚真人率いる正陽宮その他による無耳寨攻撃の失敗から、蘇璇救出はしたもののどう彼の正気を取り戻すかというあたりからの今週視聴分。
実は～という話が多いドラマなんですが、今度は蘇璇を助けるために必要な薬を蘇雲落に使ってしまったことを彼女に黙っている左卿辞が、さらに蘇璇を助けるために自分を犠牲にしたという話をまた彼女には黙っているという展開。
いいんですけどね～もともと左卿辞は父親に哀帝の身代わりにされたときの毒を師父によって抑えられてた。今、蘇璇を助けるために自分の血を提供したことで、その抑えが効かなくなって毒が彼を襲うことになり、生きていられるのは半年だけというリミットが点灯しました。
蘇璇治療以来、白髪になってしまった彼の変貌を「針を打たした弟子の腕が悪くて～」で納得してすます周囲の皆さんが、情けない。
で、ここから始まるさっさと哀帝を見つけ出して、国に平和をもたらしたい、そのためには手段は択ばない左卿辞の作戦。
いいんですけどね～
彼の弟子白陌がそんな国家だの皇帝だのほっておいて、江湖の医者として愛する蘇雲落と共に自由に暮らせばいいと涙ながらに訴える場面。実に感動的な場面なのですが、ごめん、白けてしまった。
だって、左卿辞こと厳植の台詞が、まるで琅琊榜で梅長蘇が藺晨に言ったのの焼き直しなんですもの。
父親の死を目にして自分はやっぱり父親と同じタイプの人間だとわかった。何もなければ左卿辞でいられたが、国家の危機にやはり自分は厳植、靖北軍の少帥であると・・・
もともと左卿辞には病弱設定とか衣装とかに梅長蘇的な要素があったんですけど、ここにきて一挙に行き過ぎ感が・・・琅琊榜と違って、敵も味方も彼が厳植だったと知ってるんですけどねｗ
命のリミットがあるのに、蘇雲落と共に一夜を過ごした後の後悔の表情とかはよかったんですが、科白の構成はもう少し考えたらよかったのに。
左卿辞は再び彼に愛情を持つようになった蘇雲落に毒を盛ったと告げて、憎まれるように仕組むなど、自分を悪者にして事態を一気に動かそうとしています。
その対象は、蘇璇が哀帝は金虚真人の元にいると言ったので、まずは金虚に接近。ということは左卿辞は哀帝じゃなかったか～となってます。
どうしても蘇雲落をあきらめられない朱厭は無事闇落ち。まずは母親の仇を討っています。朱厭がもう一人の悪の自分に負けていく設定らしい・・・相手がいないから闇落ち要員というのもなんか気の毒ではあるｗ
今度は無耳寨が武林各派を集める会盟を主催。そこには威寧侯の配下沈三章たちも武林の門派を装って潜入。こんなに武林の会盟が開かれるドラマというのも珍しいかも。
この会盟で蘇璇たちは金虚の悪事を暴きますが、あと一歩のところで左卿辞が割って入り、中途半端に。しかも蘇璇が金虚にわざと殺されてしまう。
このこと自体が蘇璇と左卿辞の企みなのですが、それを知らない蘇雲落たちの動きが事態をややこしくしてます。
正陽宮に戻って面壁を命じられていた殷長歌は再び抜け出し、沐英に嫁がされた沈曼青もまた出てきています。
金虚真人が１０年も哀帝を隠していた理由、それを知った時の威寧侯の企み、威寧侯に接近された一人仇を討ち続ける朱厭の動き、金虚真人の悪事を暴いてわざと殺された蘇璇と左卿辞の狙いはなんなのか・・・と朝廷と武林からみの話が進みます。
それと同時に、左卿辞自身の意志でこじれまくってるとはいえ彼と蘇雲落、闇落ちした朱厭がこれにどう絡むか、両親の仇は文思淵＝司馬容ではなく実は金虚だと知った沈曼菁と文思淵、師父の正体を知ってしまった殷長歌と謝姜儿というとりあえず三組の話も進みます。
金虚に接近した左卿辞は哀帝の居所を引き出そうと言葉を操り、朱厭には彼を利用しようという威寧侯が接近、蘇雲落は師父の仇金虚と左卿辞を殺そうと決意を固めています。
これから大結局に向けて、一挙にあちこちで話が回りだして、クライマックスというところでしょうか。
ところで、このドラマ全４３集で週に６集のここまでで３６集、残り７集なんですが、来週４２集までやって再来週にたった１集残すんですかね～
