15~30集
こちら、特に思い入れもないのになぜかさっさと回数消化していくのが不思議な気もするんですが、こだわるところがないからかもしれません。
璇璣と禹司鳳の恋物語には前世からの因縁が絡むということで、話題になっていた十生十世に及ぶ二人の関係が登場してきました。三生三世どころか十生十世。これをまた延々とやるのかと思ってたら、手っ取り早くささっと九回分の前世物語がたった45分のうちに終わってしまいました。今回が十回目なのねw
そういや「仙剣奇侠伝3」でもこんな展開あったけど、あの時は胡歌・楊冪、胡歌・劉詩詩と霍建華・唐嫣の組み合わせで前世ドラマを展開してましたが、今回は一組だけでちゃちゃっと終わっちゃったので正直拍子抜けしたというか、助かったというか💦
つまりはどんな設定であったとしても「璇璣」の前世が「禹司鳳」の前世を殺してしまう。そして、彼女がどんなように男を考えていたのかはともかく、どのパタンでも彼女に尽くした挙句に、彼女のために死ぬのが男の運命。
ということと合わせて、璇璣の前世が戦神であったことも明らかになる。
この戦神というのが、天界と人間界が妖魔族と戦った際に、妖魔軍の魔煞星を神器琉璃盏に封じたという言い伝えがあって、行方不明になった魔煞星の元神が復活すればまた天地が乱れるという。
で、戦神と魔煞星が同時に人間界に生まれてくるというのが重要なポイントになるわけです。
そして、璇璣は戦神であった前世の記憶を回復する。
彼女がそれを「私には関係ないわ!」と吐き捨てるし、禹司鳳も今度は違うと言い切るのが、小ざっぱりしていていいのですが、そうでない引きずる系人物もたくさんいるわけで・・・
例えば、この3人。
彼女の兄弟子としてずっと身近にいる昊辰は実は天界の柏麟帝君で高い地位にありながら、せこせこと璇璣と禹司鳳の恋愛関係が深まるのを阻止して、自分が彼女の夫になろうと画策している。この「帝君」とその配下「司命」のせいで、「帝君」のイメージが悪くなりましたw
もう一人、どうしようもない嫌らしい敵役が点晴谷を追放され、悪の組織天墟堂に鞍替えした烏童。捕らえた玲瓏をさんざんいたぶったものの相手にされず、彼女の元神を奪って自分になつく別の玲瓏を作りだす。
天墟堂の堂主にしてもらって、やりたい放題です。自己中で恨みがましく粘着質ですが、ちょっと認められるとすぐいい気になってどんどんブラック化。なんか「クリミナルマインド」とかでよく登場する執念深いシリアルキラーの雰囲気。
その天墟堂の主元朗は実は离澤宫の副宮主で、三界の主になろうと陰険にあれこれ企んでいる。こっちも副宮主の名目で、さんざん禹司鳳を罠にかけたり、窮地に追い込んだりしてる嫌な敵役ですが、三界の覇者になろうというスケール感がなくて、せこい。
どうもこのあたり反派にブチ切れた狂気とか大物感がなくて、中途半端にせこいな~というのがそろってますな~もっと豪快かつ可愛げのある敵役がほしい。
というような関係の中、玲瓏の元神を救出しようと烏童のところに乗り込んだ璇璣と禹司鳳、鐘敏言たちは彼を倒せなかったばかりか、敏言が玲瓏の元神を返してもらう代わりに烏童の配下になると言い出し、离澤宮の若玉もまた同じように裏切る。
禹司鳳は璇璣を守って敏言に刺され、倒れる。それを見て戦神の力を召喚しかけた璇璣をなんとしても邪魔しようとする昊辰こと帝君。
なんとか無事に脱出したものの生死の境をさまよう禹司鳳の横で、しつこく璇璣との縁組を求める昊辰がせこすぎる。何度もきっぱりと璇璣に振られてるんですけどね~しつこい、うざい、邪魔くさい。
早いうちから璇璣と禹司鳳の関係は確定していて、恋愛関係の発展を見ていくドラマではないと思うのですが、その分お邪魔虫がいっぱいウロチョロするんでしょうかねえ?どうもモチベーション上がらない。
また派手な天地の間の戦いとか勃発するんでしょうかね?
何にかそれを阻止するために、主役カップルが自滅するような気がしてならんのです。
二人の恋愛ドラマというより、恋愛が成就するのを邪魔してくる人間たちや各種のトラブルをいかにクリアしていくかという障害物競走を見てるような気になってきますが・・・
どうしても恋愛ドラマ苦手なので、そういう見方になってしまうんでしょうか。自分でも苦笑しております。