玉昭令第2季 1~20集(大結局)
予定通り配信はされてたんですが、見てる方の調子が上がらなくて、クリアするのに時間がかかってしまいました。
第2季20集、どうしてここで切ったのかわからないようなところで第1季との区切りが来てます。区切る必要はなかったと思います。
けど、第2季になって話を進めるのは完全にブラック化した謝君豪演じる江文卿。端木も展顔も彼の企みに引きずり回され、やがては蓬莱=天界の仙人たちも彼に支配されるようになってしまうという謝君豪の悪おじ無双な展開になりました。
このドラマ、最初は包青天ものまがいな様子でしたが、どんどん話があらぬ方向に進んでしまって、最後は人族、幽族、蓬莱を巻き込んだ大戦争になっていきました。
最初の方の一応探案もの的な話から、幽族の反乱、1000年前の世界での人族と幽族の戦い、そして再び「現代」での戦いと舞台がどんどん変わっていきました。
特徴的なのは、ドラマの展開と共に登場人物たちが違う個性を背負って出てくることでしょうか?
幽族の王子で後に王となる温孤なんかはその最たるもので、人は同じなのに最初は端木に従う上仙で医者。ひたすら端木を慕っています。それから龍王となって幽族を率いて反乱を起こし、端木と恋愛関係になった展顔と戦って死ぬ。1000年前には父龍王に反発して家出、端木の軍に身を寄せた若者、身分が明らかになって、最後は人族との闘いを終わらせる、そしてまた現代では彼を慕う紅鸞によって復活させられたものの何一つ記憶のない純朴な若者とふれ幅の多いキャラ設定です。
他のキャラも人格者の県令江文卿が義理の娘に譲った神格を取り戻そうとあがいた末に、天界までもその掌中に収め、世界を支配しようとする大魔頭と変わっていったり、と同じ人物が全く違うキャラに変わっていくのがおもしろかったです。
その中で、最後まで一貫していたのが展顔。彼は1000年前でも自分を見失うことなく、端木を守り幽族と人族の和平をなそうとがんばります。
端木は1000年前には幽族と戦う軍の将軍で一族を守るために必死です。
多くのキャラは何度も死んでは生き返ってくる、キャラはいろんな顔を持っているというのは続けて見ていないと誰が何をしているのかわからなくなってしまうという危険性もありますが、目先が変わって飽きさせないという利点もあります。
ドラマ世界も仙人の蓬莱、人族、幽族の三つが入り混じり、そこに1000年前世界と現在という時空が並列するというややこしいことになってます。でも、それほど複雑な感じはありませんでした。何しろ場面ごとにキャラが立っている。俳優さんたちの演じ分けの成果でしょうか?
特に目立ったのは天界の仙人たちが情けないことでしょうか。
役に立たないのは普通だし、根性がよくない、むしろ邪悪とかいうのは珍しくもないですが、ここのはとにかく情けないw
人間たちも「上仙」とは尊称するもののそこらの役人程度にしか思ってない。威厳もないが実力もないようで・・・楊戩一人がキリキリしているものの後は天庭の仙人たちというより村の広場でごちゃごちゃやってるおじいさんたちと言う感じ。
端木と展顔によって1000年前に封じ込められた江文卿が脱出して天界にやってくるとあっという間に彼の言うままになってしまう・・・とにかく情けない。コメディでもないのにこんなに情けない天界の面々というのも珍しい。
配役的には展顔の官鴻と端木翠の張艺上らの若手を江文卿の謝君豪、楊戩の韓棟たちが支える形になっています。けど、第2季になると謝君豪のノリノリな大魔頭江文卿とそれを受ける韓棟の「僕は生真面目、義妹大好き」楊戩演技に若手一同押されっぱなしという感があります。
端木翠と展顔らの恋愛関係も、三界の平安もちゃんときれいに収まってドラマ終了。
そういや一応無事に結婚できたのは貴重かもしれないw
で、これで見るものがほんとになくなったのです。2,30本は確実にある途中で放り出したままだけど、決定的に見る気がないわけではないという「積み」ドラマ、消化しますかね~
角 色 演 员
展 颜 官 鸿
端木翠 张艺上
红 鸾 王一菲
温孤苇余 古子成
上官策 杨 泽
江文卿・江易 谢君豪
杨 鉴 韩 栋
小 天 姜瑞霖
制作人 杨蓓、阮杰、陈韬羽、冯蕴婷、何清、张钊
導 演 郑伟文
芸術指導 李显昌
造型設計 何茜
編 劇 邹越、安以陌、唐小宁、黄子恩、余立、张璐、吕阳