1~12集(大結局)
現代劇もいいけどやっぱり古装劇見たいよね~で選んだのが、売れっ子演員多めのではなくて、こちら。Twitterなんかでも見てるという人はいないかもしれないw
偏屈なのですよw
時代背景もどこでの事件かもはっきり示されないままに始まって終わったホラー風味のミステリ。と言っても、ゾンビがわんさか出てくるとか、道士とか仙人とかが法術を使って争う、武芸者が空飛んで戦うというような話ではありません。
地方の小さな町紅泥鎮で起こった陰惨な連続殺人事件に巻き込まれた主人公たちが謎ときに奔走するうち、13年前の事件、彼ら自身の身内に関わる事件ともつながってさらに謎が深まっていく展開です。
雰囲気的には映画の狄仁杰シリーズや「長安十二時辰」に出てきたような一般人の住む表の世界とは違う闇の世界に巣くう者たちも登場し、全体的にダークで謎めいた雰囲気が漂います。
主人公の程仁は「画師」ですが、「絵描き」ではなく犯罪事件の謎を解く「絵解き」をするプロファイラーの意味のようです。なのに主人公が師姐の検死の記録を絵と文で書いているので、実に紛らわしい。そのためか最初「画師」だったタイトルが「画罪師」と変更になってます。英語タイトルはCriminal Profiler。
彼の師姐白仟机は、最近よく登場する件作。彼女は医者でもあるようです。
この二人の師父桑榆までが被害者となってしまったところから、程仁は仲間と共に事件にのめり込んでいきます。この仲間たちも新婚の夜に新娘に自殺された捕快とか武術の達人の娘、鬼市の毒医の弟子とかかっぱらいとか一筋縄ではいかない顔ぶれ。
この事件というのが、ただの殺人事件ではなく被害者の首を切り落とした上に死体を煮るというなんとも陰惨なもので、いったい犯人は何のためにこんなことをしているのかというのがまず最初の謎になります。
いくつかの事件が個別に起こるという展開ではなく、ずっとこの事件を追いかけていく12集完結ものです。1集が35分前後なので見るのに時間的な負担は少ないですが、出てくるのは怪しい人物だらけ、一つ謎が解けそうになるとまたなんか起こってさらに泥沼・・・と最後までこれですっきり片付いた!という展開にはなりません。
配役は新人ぞろいで、先日見たネット映画の「伏虎武松」の袁福福が程仁を演じているのがただ一人とにかく一応でも知ってる俳優さん。そのためか見分けのつくような配役やメイクがされていたようなw
撮影は象山影視城を初め浙江省各地でしたようですが、合成したらしい背景に桂林の風景が取り入れられていたのが何か異世界めいていてなかなか雰囲気よかったです。
つまるところは低予算ドラマなんですが、この際大衆受けしなくてもいいから「好きなように作ってみました」的な雰囲気を感じなくてもない。実際、好みは分かれると思います。ひねくれたドラマがわりに好きな私には向いてますw
演 員 角 色
袁福福 饰 程仁
常鹤凡 饰 白仟机
王与歌 饰 宋诗贤
赵小韬 饰 美娘
周体顺 饰 小一
孙远宁 饰 商岚
職員
導 演:张罗平
出品人:金鹏、陈枵均、刘茜、阿拉莫斯、胡晓勇、环文龙
制 作:阿拉莫斯
総編劇:祖