1~12集(大結局)
「隠秘的角落」を含む迷霧劇場の中の一つ。
主役は王千源、鹿晗、それに斉溪、喬欣、呉越、張皓然。何より注目されたのは、鹿晗が反派を演じるということ。王千源と逆じゃないかとかいう失礼な感想も見かけました。
実際、第1集を見たときには、よれよれの王千源演じる張海峰に対して、理由もなく絡んでくる鹿晗の趙彬彬がなかなか不気味な感じで悪くなかったのですが・・・💦
さらにもう一つ話題だったのが、事実上なし崩しにも見えるタイムトラベルもの規制ですが、とりあえずそんな中次々出てくるタイムトラベルドラマ。これも、張海峰と趙彬彬が時間を超えて戦うとか聞いていたのですが・・・💦
画像以下、ぶっちゃけトークしてしまいます。ネタバレ避けたいけど、わかる人にはわかってしまうと思うので立ち入りご用心でお願いします。
冒頭、張海峰は幼い娘の死をきっかけに警察を辞めて(といってもずっと休職扱いらしい)妻とも離婚し、場末感溢れる食堂をやっている。警察に自首してきた殺人犯を名乗る男が、その彼を名指しして、彼にだけ自白をすると言い出す。もと張海峰の部下で、現在の隊長趙敏に無理やり引っ張り出された張海峰はこうして事件に巻き込まれていく。
第1集のラストで、張海峰、趙彬彬を初め、張海峰の元妻喬昕、捜査チーム一同が全員死んでしまうというびっくり展開。でもまあタイムトラベル、というよりタイムリープをするストーリ展開なので、再び食堂で居眠りしてる張海峰の場面に戻ります。
こうして、前の話をなんとか回避しようとする張海峰です。彼の望みはこのチャンスを生かして、娘の死を回避し、妻ともうまくやっていこうということです。でも、そんなにうまくいくわけもなく・・・
そして、いったいなぜ趙彬彬は張海峰を狙ってくるのか?この謎が、繰り返される事件と共に明らかになっていきます。このあたりは、結構正統派ミステリの雰囲気。
ただ残念なことに冒頭の鹿晗が見せていたしたたかなシリアルキラーの雰囲気は薄れ、線の細いナイーブな青年の顔が見えてきて、ドラマ全体の雰囲気も変わってきます。
この趙彬彬ともう一人の登場人物劉雨奇の二人に関わる女性孫暁萌。彼ら3人のストーリが張海峰とその妻子の話が時間の変化と共に少しずつ様相を変えながら絡み合って、大結局へとつながっていきます。
ドラマの展開は一見タイムリープをする時間テーマのSFなんですが、実際には映画の「トータルリコール」か「マトリックス」かというところでしょうか?
あ、やっぱり~というのが大結局クリア後の第1の感想。キーを握る人物は読み違えましたが、SF迷なら見えてしまう感じw
圧倒的な王千源の存在感に対して、やっぱり鹿晗の影が薄いのが残念。鹿晗だからできる美形で恐ろしいのシリアルキラーぶりをもっと期待してたんですけどね~
張海峰の妻は最近大明風華や清平楽でも存在感を見せつけてくれた呉越。昔よく侍女役とかで出てるの見てましたが、ほんとすごい俳優さんになりましたね。
男二人を手玉に取ってる腹の底の見えない女性孫暁萌に「琅琊榜」や「歓楽頌」の喬欣、鹿晗の趙彬彬とは逆にどんどんしたたかな顔を見せてきました。そして、もう一人元は張海峰の部下で今はその後を継いで捜査チームを率いている趙敏に斉溪。時間が切り替わるたびに、彼女と張海峰の関係も切り替わることになりますが、できる捜査官としてビシバシやってます。
導演は「心理罪」や「古董局中局」の五百、このシリーズ好き嫌いもあるので全部は見てませんが・・・俳優たちの演技合戦、導演たちのドラマメイク合戦という雰囲気もあってそれにも見ごたえがあります。
というところで、「重啓第2季」が始まったので、ドラマ視聴のメインはこちらに。
後は、「太古神王」の続きとかその他大勢ということでw
演 員 角色
王千源 飾 张海峰
鹿 晗 飾 赵彬彬
齐 溪 飾 赵敏
乔 欣 飾 孙晓萌
吴 越 飾 乔昕
张皓然 飾 刘雨奇
李康生 飾 姜森
王泷正 飾 孙晨
霍 青 飾 付吉亮
施 羽 飾 杜朝阳
刘 洁 飾 李澜
吴国华 飾 李局
職員
出品人 龚宇、五百、马李灵珊
制作人 戴莹、卞江、黄田田
監 制 王晓晖
原 著 甄福祥
導 演 五百、娄磐、甄福祥
編 劇 马思宇、仁恪