王晶新版倚天屠龍記の後編
というわけで、後半も見ちゃいました。
結局、王晶は93年に3部作にするといったのを後ろの2作だけ完成させたってことですね。
後半のサブタイトルが「聖火雄風」なのはオリンピックにひっかけたんでしょうな~
張無忌が各派の掌門たちを燃える塔から救い出すあたりから、冰火島に謝遜迎えに行って、小昭との別れ、周芷若の陰謀、趙敏の結婚式ぶち壊し、成昆とのラストバトルと大幅に話をぶった切りながらもだいたい原作に沿って展開。
尺も短いから、ヒロインズの阿离も楊不悔も登場しません。当然、黄衫女子も出てきません。この周芷若はまたことさらに愚かというかひねくれてるというか・・・演技力にクエスチョンマークがつく点では、張P版の厚化粧のアレといい勝負でしょうか?私はこういう反派こそ演技力が求められると思うんですよね、顔値も高ければそれに越したことはないけど・・・顔値の分は演技で取り返すことはできても、その逆はありえないんじゃないですか?
今回のヒロインズで一番顔値の高かったのは紫衫龍王の陳紫函じゃないですかね?最近で言うと「山河令」の喜喪鬼。
私的には「神雕侠侶」の郭芙で初めてだったのですが、その前に蘇有朋版の「倚天屠龍記」で今回消えてしまった阿离を演じていたっけな~と懐かしく見ていました。
冰火島での明教三使者との闘いとかバトルシーンは結構あるんですが、なんか縦横斜めにくるくる回っている場面が多くて、後半ともなるとさすがに見飽きてきてしまった。CGと実際の風景や人物との合成も今一つなじんでないのもあって、残念。
すべての黒幕成昆が釈延能なんですよね~李連杰の張無忌でラストバトル見てみたかったです。
林峯の主役感は十分なんですが、冰火島から中原に帰ったとたんに大人たちの欲に振り回され、母親の遺言できれいな女は危険だと刷り込まれている危なっかしい少年張無忌というのは期待する方が間違ってるのかも💦
私はこの「倚天屠龍記」、原作も含めてどういう風に終わってるかがものすごく気になる人なんです。
張無忌が草原の趙敏のところに婿入りしたようなのとか、ちゃっかり周芷若も同行してるとかいうパタンは遠慮したい。今回、その点はすっきり終わっていました。とはいえ、最期を迎えても哀れを誘われなかったりする。
だから、まあいいか~ということで30年がかりの王晶倚天クリアしました。ふつうにおもしろかったです。
演員も職員も前半と一緒なので、パスします。
さて、そろそろ「鏡・双城」にも時間割きますか・・・現在視聴中はその他に「瓦舎江湖」、「熱血神探」となっております。