11~20集
「開端」やらなにやらですっかり後回しにしてますが、全く見てないわけではないです。迷子周辺では、もうクリア放棄したという人もちらほら。
私?私はまあそれなりに楽しんで見ています。
繰り返しになりますが、そんなにひどい出来でもないし、このタイミングのファーストランでなければもう少し評価もされたんじゃないかとも思えます。
演員は華やかな顔ぶれ揃えてるんですけどね~
やっぱり評判が今一つな理由もわからないでもないです。
このドラマ、最近には珍しく40集越え。そのせいかとにかく展開がまったりしてるw
力で雲荒世界を抑え込んでいる滄流を、空桑、泉先が協力して倒そうという話の展開に、つかず離れずでも互いにその気がありありの蘇摹と白瓔の恋愛やその他キャラの恋話が進行します。この若い主人公たちがそれぞれ離散した民族や国の運命を背負う立場なので、ラブストーリは簡単にまとまりません。
結果、三つの国の間の緊張関係を背景にした冒険ものとしてはそれなりに動いていっても、ラブストーリの方は何か行ったり来たりで、同じところをぐるぐる回っている感じがします。
空桑の太子真嵐が滄流によって封じられた霊力を解放するというミッションが前回視聴分でスタートしてますが、20集クリアしても、まだどこにあるか探している段階。そりゃ43集もありますからね~
彼らに対する蒼流の動きにも時間が割かれます。この滄流というのが師彭たち5人によって治められていますが、その上にまだ悪意満々の謎の人物がいます。こちらサイドの人間関係がまた大勢入り組んでいて、時間をかけた描写がされています。魅力的な反派の存在はおもしろいドラマには不可欠です。きっとこの中の誰かがラスボスで傍若無人やらかしてくれると信じてます。
空桑、泉先、滄流と三つのグループにそれぞれけっこうたくさんのキャラが登場し、互いに角突き合わせたり、恋愛関係になったりしながら、ドラマが進んでいきます。そりゃまあ、まったりしても仕方ないかなと言う感じです。
後はキャラですかね~主役グループの蘇摹は力を使い過ぎて「病身」、白瓔は日光の下に出られない、真嵐は持てる力のほとんどを封じられているというそれぞれが行き詰った状態。滄流の攻撃から逃れるために常にだれかが無理をしているので、すきっとしない。
ラブストーリは付け足しでいいから、もっとキャラに冒険させてほしいと思うのは私の好みの問題。逆に思う人も多いと思います。
三つの国の力関係に焦点を当てた部分ではそれなりにパワーゲームを演じています。でも、つまるところ、これ恋愛ドラマなんですね。
とはいえ、これからの話の展開に興味が惹かれないわけではないし、実際にロケをしている風景は美しくて目に優しい。
加えて、これを超すほどの大型古装作品が今のところ見当たらない。見るっきゃないでしょ、というわけです。そういう方向からいうと、これがあってよかったとも言えます。
ということで、経過報告させていただきます。いつものことながら、文句言ってるくせに、結局せっせと見てるんですw