王晶新版倚天屠龍記の前編
王晶がまたしても倚天屠龍記映画化に手をつけた！と聞いて、いわく言い難いものを感じてました・・・見ました。
１９９３年の倚天屠龍記之魔教教主（邦題：カンフー・カルト・マスター魔教教主）は３部作の真ん中だけ作って、頭も尻尾もそのまま放り出している王晶です。ひょっとしたら３０年近くもたって、頭と尻尾作るのか？と思った私が甘かったｗ
つまるところ張無忌が両親に連れられて中原に戻ってくるところから始まって、趙敏が武当山にやってきて、張三豊と再会するあたりまで。
今度は二部作です。劇場での上映はなしでネットのみでの公開で、後半の「倚天屠龍記之聖火雄風」もすでに数日遅れで公開されています。
新作見たついでに、李連杰版もＤＶＤ引っ張り出して見てみました。なんというか主役が李連杰か、林峯かという違いはやっぱり大きい。言うまでもないですかｗ
今作の男性陣の顔ぶれはほんとに豪華なんですけど、なんかな～
女性陣はともかく、男性陣の年齢層がスターそろえたにしてもいくらなんでも高すぎないですか？で、中の人的には林峯＠張無忌がちょっと若いとはいえ、古天楽＠張翠山も甄子丹＠張三豊も徐錦江＠謝遜、方中信＠楊逍なんかみんな同世代。いや、別にいいんですけどね～悪いけど、林峯の張無忌はいくらなんでも・・・
その分、明教教主の椅子に着くあたりからの貫禄は十分。
ドニー張三豊、まあ９３年のも当時４０歳くらいのサモハン洪金寶だったわけですが・・・張無忌に太極拳を教える場面、ものすごく切れ味のいい太極拳でした。さすが、ドニーだと、アクション方面での不満をちょっと解消しました。
私的には金毛獅王謝遜が徐錦江だったのは大満足。
熊欣欣、樊少皇、釈延能らの武打星が顔をそろえているのもうれしい。となると、やっぱり張無忌にも武打星が欲しかった。
３０年も経てはＣＧ方面をはじめ撮影技術はすさまじく発達しています。それを生かして前作とは違うものを作りたいというのは理解するとしても、いっぱい使えばいいってもんでもないと思う。
ストーリ的には原作の流れをなぞっただけという感じなのは前作同様。前作に登場した岩にめり込んでるまんまるいキャラなんかは登場しなかったし、べたなギャグもなくなっていたので、ただもう一回作っただけではないのは感じます。金庸の原作に近寄ってはいる？
でも、つまるところ「王晶」映画。昔ながらの香港武侠映画のテイストです。そこに懐かしい顔ぶれが並ぶのは確かに楽しい。
でも、なんかモヤるんだよね～これ。女性キャラは小昭＠云千千、周芷若＠邱意浓、趙敏＠文咏珊がメインなんですが、どうにも華やかさに欠ける。同窓会感満載な男性キャラが香港映画の匂いプンプンなのに、女性キャラにはそれがないのも一因？
武打シーン見るなら、９３年版の方が見ごたえあるのは確かだと思う。
とにかくもうできている後半「倚天屠龍記之聖火雄風」も見る気は満々ですｗ
演 員 角色
林 峯 張無忌
林秋楠 張無忌 (15歲)
文詠珊 趙敏
邱意濃 周芷若
云千千 小昭
古天樂 張翠山
朱晨麗 殷素素
甄子丹 張三丰
黃栢文 宋遠橋
何浩文 殷梨亭
劉浩龍 宋青書
方中信 明教「光明左使」楊逍
郭政鴻 明教「光明右使」范遙
陳紫函 明教「紫衫龍王」黛綺絲
駱應鈞 明教「白眉鷹王」殷天正
徐錦江 明教「金毛獅王」謝遜
黃浩然 明教「青翼蝠王」韋一笑
梁 琤 滅絕師太
張 璇 丁敏君
孫蛟龍 汝陽王
葉項明 王保保
釋延能 成崑
丁一森 玄冥二老之鹿杖客
喻 亢 玄冥二老之鶴筆翁
熊欣欣 阿貓
樊少皇 阿狗
田啟文 華山二老之一
林子聰 華山二老之一
导 演 王晶 、姜国民
编 剧 王日祥
