1~6集
なんとアガサ・クリスティのミステリを民国時代の中国舞台に翻案したドラマ。正式に版権も得てのドラマ化なので、あれこれ案じる必要もなく晴れ晴れとした気分で見てることができます←あれとかこれとかを見てた時の気分とはまるで違いますなw
全24集でだいたい3集で一つの事件、全部で8つの原作をとりあげるらしいです。まずは「オリエント急行殺人事件」と「アクロイド殺し」。
いまさら説明の必要もないこの二作、映画化もドラマ化もいっぱいされています。
「オリエント急行殺人事件」は日本でも三谷幸喜が翻案したドラマが出されましたが、映像化されるたびに「翻案はどうなってる?」「改編はどの程度?」と気になります。
この「民国大偵探」ではエルキュール・ポアロに当たる探偵役を胡一天の演じる司徒顔、相棒役の駱少川に張雲龍となっています。このコンビ、2年前の「民国奇探」と同じですが、題名が似ていても二つのドラマには何のつながりもありません。
外国籍なので殺人犯を裁けない中国の裁判所、法を曲げるようなことは絶対許せないと騒ぎを起こした司徒顔は法廷を侮辱したと北平で法律家として活動することができなくなり、師父のいる哈爾濱へと移っていくことになります。そのために乗り込んだのが「オリエント急行」ならぬ「東方快車」という豪華列車。
クリスティの作品をただ中国に置き換えたというだけでなく、ドラマのキャラや構成に合わせて改編もされています。
クリスティの仕掛けた有名なトリックがどうなってるかは、お口チャックしておきますが、改編によるびっくり度はケネス・ブラナーの映画に比べりゃたいしたことなかったw
「オリエント急行殺人事件」にしても「アクロイド殺し」にしても原作をよく知ってるせいで、ドラマのキャラが原作の誰に当たるのかとか気にしてしまいます。でも、そこばかり気にしててもドラマ視聴が楽しくなくなってしまいます。とりあえず第1回配信分の二つはおもしろく見られました、先細りでないといいんですけどね~
何やらこの先司徒顔が駱少川や他のメンバーと探偵社を立ち上げるそうで・・・実はそこが一番の不安要素なんですがね~
ここにきて、一気に新作が公開され始めてとんでもなく忙しくなりました。古装劇もけっこう多いんですが、迷子としてはもうちょっと視聴意欲掻き立ててくれる古装劇もほしいところ。その分、日本で古装劇の放送が増えたことが補完してくれてるとも言えます。もっとも大陸配信時に見る気にならなかったのは、日本語字幕がつこうと吹き替えがされようとやっぱり見る気にはならないんで、結局中文版で十分見たドラマをまた日本語字幕で見てるだけです。ということで、「山河令」見ながら、ブログ原稿作成中です。