1~13集
2024年、新年のご挨拶を申し上げます。
年が改まって、初めてのブログ更新です。
話題の大作のどれでもなく、地味にこれ・・・
元日をまったりと過ごしていたところに、地震。それもとんでもない被害を伴う大きな地震が北陸地方を襲いました。かなり離れている我が家でも、相当な揺れを感じ、頭真っ白に。大地震来るぞと子どものころから言われ続けているので、地震に対してはいつもある種の緊張状態にあるのかもしれません。
テレビやネットで被害の状況が報道されるとともに、自分の非力さはもちろん、自然の前での人間の非力さを改めて思い知らされた気がします。
でも、私にできることは日々を私なりにしっかり生きていくことしかないと頭が動き出した昨日、今度は飛行機の事故。またフリーズというか、頭の中や自分の感情が波打ってしまって、どうにも整理がつかず・・・
これで、まだ2024年はたった三日目なんですよね。なんという一年の始まりになってしまったんでしょう。これ以上の災いが日本や世界を襲うことがないことを願うのみですが・・・あとまだ362日もある。
というわけで、重量級のドラマを後回しにして、比較的軽く見られる探案ものの「宋慈韶華録」を見てました。
宋慈を主人公にしたドラマ、以前に「大宋提刑官Ⅰ」というなかなかおもしろいドラマがありました。彼が著した世界初の法医学書「洗冤集録」は、このドラマでもその一説が随所に引用されています。ドラマ自体は「少年宋慈」という位置づけ。
故郷でいくつかの奇怪な事件を解決に導いた宋慈は、親友の李子方と共に勉学のために旅立つ。ところが、途中で山賊に襲われたり、薬仙と呼ばれている白雲烟や荷物を失ったことを宋慈のせいだと追いかけてきた鏢局の娘などと知り合う。
雁回城では南宋のリードで金、西夏、蒙古、回鶻を集めた五国聯盟会が開かれようとしていた。ところが、ここで西夏の将軍が殺害されるという事件が発生、雁回城は封鎖されてしまう。
李子方は父の李将軍が運んでいた糧食を髑髏兵に奪われ、大牢に囚われたという知らせを聞き、一刻も早く調査に行きたいと焦る。西夏に続いて、蒙古の使者も殺害され、宋慈は雁回城の衛大人を助けて事件の解決に乗り出します。
もちろん宋慈ですから、検死と推理の一流になっていく途中?死因を知るために解剖をしようとしますが、なかなか周囲の理解を得られなくて困惑しています。
その宋慈と行動を共にするのが、一度見たら忘れない人間メモリバンクの李子方。薬と毒の知識も実践も並ぶ者のいない薬仙白雲烟、霊を呼び出して事件を調べるという巫女的なもので宋慈にインチキ!と切り捨てられているものの各所の情報に通じている沈家の娘溪月、宋慈に失った荷を賠償しろと追ってきた鏢局の娘で武芸のできる尹俏、それに六扇門の捕快だと名乗って現れ宋慈に弟子入りを言い出した趙小六とその護衛榔頭らがぞろぞろと仲間入り。この趙小六、コミカル担当キャラなのですが、実は六皇子。
彼の正体はもう最初からバレバレなんですが、なぜか聡明極まる宋慈がそれに気づかないのもコメディパートですかw
この事件の解決は南宋一国の安寧と国際情勢を左右する重要案件なのに、それを一民間人の宋慈におっかぶせるというのもコメディ?まあ、よくある話ですがw
白雲烟の背後にいる太傅韓复も、沈溪月の父で太子大保沈秀霊も役に立つならうちの陣営にと娘たちに宋慈の身辺にいるように指示していて、宋慈くん知らぬ間に当代の皇帝や太子にまで名前を知られています。
その皇帝は南宋の三代目皇帝光宗趙惇で、これがまたこんな皇帝では臣下も民衆もたまったもんではないなと思うしかない。
「大宋提刑官Ⅰ」では進士になったところから始まって、朝廷にも皇帝にも絶望した宋慈が都を去っているところで終わってましたが、今回はどうなるんでしょうね。こっちの少年宋慈は、まだ将来への夢と希望に胸を膨らませていますけど・・・
宋慈には孫澤源、私にはお初です。なんというかこのドラマの中では一番かわいいかもしれない。
白雲烟は陳欣予、私には「幻城」のイメージが濃いのですが、最近では「玉骨遙」や「長相思」にも出ていました。
沈溪月は「雪鷹領主」や「古相思曲」で見た顔嫣、李子方にはこちらも初めての居来提・庫提来。特別出演の形で宋慈の姉宋清で董璇、韓复に李乃文、趙惇で海一天が顔を見せています。
全25集なので、ちょうど半分過ぎ。
雁回城から出発した一同が今度は尹俏の屋敷へと移動します。彼女の兄が妖孤に惑わされて寝込んでしまったから何とかしてほしいというのが13集からの事件になります。
それぞれの事件は複雑そうに見えて、実はそうでもない?私でも犯人とかトリックが読めてしまうのもあるんですが、それで腹を立ててしまうようなことにはなっていません。全体にまあのんびり見られる感じでしょうか?
プレッシャーに弱い私の今の精神状態にはちょうどよかったです。