江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

仙剣四 その1

1~12集

 

 仙剣奇侠伝系列の四と六が一日違いで配信開始になりました。と言っても、どちらも「仙剣奇侠伝」とは名乗ってなくて、片頭にも片尾にも仙剣奇侠伝という文字も見当たりません。こちらは「仙剣四」、あちらは「仙剣六祈今朝」から「祈今朝」に落ち着いたようです。でも、いくらそう言ってもやっぱり仙剣奇侠伝四であり六であるわけでして・・・そっくりそのままキャラも設定も使ってドラマ化していて、何をごまかしてるのかどうにもわからない。


 とにかく両方とも45分×36集だそうで、きっちり4集見たら交代にして視聴。で、どちらも3回分12集まで見たところで一区切り。

 こんなに同時に出されて、かわるがわる見てると頭が混乱しても来ますが、それ以上に比べたくなってしまって仕方ないです。いっそのこと、二作品一緒に感想文書くかとも思ったんですけどね~途中でどちらかへたばったら困るので、やっぱり別にしました。

 

 で、まずは仙剣四。なんでこっち先?というと一日早く配信始まったというだけのことです。

 

 中身はちょっと後回しにして、このドラマの主演の二人鞠婧禕と陳哲遠の事務所が演員表のトップはどっちかというのでもめたそうで、片頭でも片尾でも二人の名前の後に「排名不分先后」・・・名前の順に優劣はないと但し書きがついているんですよね。そんなことでもめるより、演技をちゃんとしろという厳しい声も飛んでました。まことにおっしゃる通りかと💦

 

 まあ、そんなに先がいいなら、先に取り上げるかと、なんか皮肉な気分でもあります。

 なお、「祈今朝」の方は、すっきり許凱、虞書欣と並んでました。

 

 名乗らなくても、どちらも仙剣奇侠伝系列には違いありません。特別な運命に導かれた若者が仲間たちと共に旅を続け、その過程で出会う人々や事件によって経験を積み、成長していき、最後には全世界に関わるような問題を解決するために命をかけるというような展開になることは間違いなさそうです。

 

 とはいえ、こんなに時が過ぎてもまだ「无胡歌不仙剑」というファンもいるようで、人気作のリメイクとか続編とかはよほどうまく制作しないと、高い評価を得るのが難しいのを感じます。

 という自分も「1と3を越えられるのか?お手並み拝見」とか疑ってかかってるわけでして・・・💦

 

 ま、気を取り直して・・・

 「仙剣四」では、外界から隔絶された青鸞峰の山中で暮らしてきた雲天河が乱入してきた韓菱紗と共に山を下りてくるところから話が始まります。また、けたたましく自己中なキャラで、両親の墓まで暴くような娘の何が良かったのでしょうね~と世間知らずの男主に同情を禁じ得ない視聴者でした。

 

 彼の父が遺した望舒剣を奪おうとするのは韓菱紗だけではなく、謎の黒衣の人物たちも襲ってきます。この望舒剣というのは、羲和剣と共に強大な力を持つ剣です。19年前、瓊華派はこの二つの剣を使って、妖界を封じ込めてそこから霊力を奪おうとし、そのために人と妖は戦争となります。それに嫌気がさした雲天河の父雲天青と母夙玉は瓊華派を去り、青鸞峰に引きこもりました。やがて、母も父も亡くなり、天河は妖たちとここで楽しく暮らしていました。

 この青鸞峰以外の土地も、父以外の人間も知らない雲天河は、韓菱紗に引っ張りまわされながら、次第に外の世界になじんでいきます。

 

 彼ら二人は幻覚を操る柳夢璃、瓊華派の慕容紫英と出会い、彼らとも共に旅をするようになります。望舒剣とその持ち主である雲天河は次々と襲撃され、とんでもない力を発揮して見せたり、韓菱紗は体を乗っ取られ・・・と次々事件に巻き込まれては、それを解決していきます。

 そういった場面を重ねながら、雲天河の父が瓊華派の反逆者と蔑まれていることや、韓菱紗が従姉を助ける薬を手に入れるために望舒剣を盗もうとしていたこと、柳家の一人娘として大事に育てられてきた柳夢璃は実の両親を探していることなどが明らかにされ、ドラマは佳境に入ってきました。

 

 そして、一同は慕容紫英に誘われて瓊華派のある昆虚山へと向かいます。
 しかし、この瓊華派も長老グループが何やらどろどろとやっていて、ほんとに行っちゃって大丈夫?という感じです。

 

 仲間も集まったし、次は「学園」編というところでしょうか?ゲーム原作なので、メインストーリに派生する短いエピソードを重ねつつ物語が進んでいます。そのエピソードの登場人物として劉冠麟@三皇子@卿卿日常や洪剣涛@馬胖子@黄金瞳、李岱昆@蝎王@山河令なんかが顔を出しています。

 主演グループには雲天河が陳哲遠、韓菱紗が鞠婧禕、それに慕容紫英に茅子俊、柳夢璃に毛暁慧、それに雲天河の父で陳楚河、瓊華派の長老陣に王媛可、張帆、王鐸、李欣澤なんかが登場しています。

 

 妖キャラはCGアニメで人間の演技と合成されていますが、二つをうまく溶け合わそうという気があまり見えない。むしろゲームのキャラはそのままにドラマに登場させているように感じます。まあ、それも悪くないかもしれません。

 

 ということで、仙剣対決の一つ「仙剣四」でした。次は多分「仙剣六」の「祈今朝」のはずです・・・多分