江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

仙剣四 その2

13~26集

 

 24集までのつもりが、「大江大河之歳月如歌」のブログ書くのに気をとられて、つい流しっぱなっしで予定オーバーしてしまいました。比べるわけじゃないけど、やっぱり集中度が違うんですよね~

 ちなみに「祈今朝」の方は、24集でちゃんとブログ待ちしてます。どっちがおもしろいかと聞かれると微妙なんですけどね。両方を最後まで見てからのことにしたいとは思います。でも、現時点で「仙剣風味」が濃いのはこちらの方かなと感じています。話の組み立ては「祈今朝」の方が込み入っていて、そこは私好みかもしれない。ただどちらもまだ中間部分を過ぎたところなんで何とも言えない。

 

 よせばいいのに瓊華派に入門することになった雲天河、韓菱紗、柳夢璃の三人。雲天河は、瓊華派最大の裏切り者として蔑まれている雲天青の遺児だということで、ひと騒動になる。彼の入門自体が拒絶されてしまうが、慕容紫英が自分が師父になると申し出て入門はかなうが、早速いじめの集中攻撃にあってしまう。

 この瓊華派というのは、いわば「社長」である掌門夙瑶をトップに4人の「重役」な宗主、それに掌門より立場と態度は上位の「会長」青陽と重光の二人がいて、それに弟子たちがわさわさいる。

 

 彼らは19年前に雲天青の裏切りによって、当時の瓊華派が大打撃を受け、多数の死傷者を出したと恨んでいる。しかし、自分の父はそんな人間ではない、無実を証明すると雲天河たちは乗り込んだわけです。

 19年前の事件には何か裏があるはずと、記録を調べる韓菱紗と柳夢璃、嫌がらせといじめの集中攻撃にあう雲天河たち。雲天河は走火入魔したという理由で、掌門たちが19年前に氷漬けにした元霄と出会います。登場するのは、因縁のあるキャラばかり。 

 雲天河の父母と元霄、青陽はかつて友人であり、掌門の夙瑶は元霄の師姐。そして夙瑶は元霄が自分を無視していることに憤り、彼の剣羲和剣とペアである雲天河の持つ望舒剣を瓊華派の持ち物だと取り上げ、自分が使いこなそうとしています。

 ところが、この玄霄はずっと雲天河の母祝玉が好きだったので、夙瑶ドロ沼。玄霄の姿かたちをした傀儡を作って玄影と名付け、こき使っています。

 

 この元影が韓菱紗と「朋友」になった話とか雲天河の父が母親の仇と吹き込まれた娘璇葉が雲天河を殺そうと襲ってくる話とかエピソードを積み上げた結果、長老重光が雲天河とその両親に強烈な反感を持ち、次々と雲天河に罠を仕掛けてくる。

 

 この重光が邪悪なラスボスかとも見えたんですが、そういうことでもなくてわりにあっさりと退場。今度は19年ごとに襲ってくるという幻暝妖族との戦いに備えるという話に突入。何しろ原作はゲームなので、一つのエピソードが片付くたびに、また新しいミッションが出てくるのは仕方ありません。

 

 瓊華派で一番強い力を持っていた重光が力を失ったことで、今後派を守るためには元霄の力が必要だと夙瑶は彼を氷から解放することを決める。

 

 夙瑶は掌門ではあっても、一番強いというわけではない。彼女は、表面では温厚そうな顔をしていますが、裏では嫉妬心剥きだしだしどうにも怪しい。ついでに、老眼童風な立ち位置で登場している青陽ですが、中の人が張帆なんで、なんかそのうち大化けしそうな気がしてならない。

 

 まずは、父が璇葉の母を殺した疑惑は晴らされました。しかし、その他のことはまだ未解決だとホールドになり、雲天河たち4人は元霄を氷から解放するために必要な「三寒器」を探すために、出発します。

 これからまた短いエピソードをつなぎながら、アイテム探しタームが続きます。

 

 まずは韓菱紗の従姉に丹薬を届けて命を救い、韓家の「探宝志」に記されていた「光紀寒図」には三寒器の情報が書かれているというのでこれを探すエピソード開始。

 

 次には慕容紫英が実は燕国の王子だったという彼の過去話になり、「光紀寒図」を狐妖から譲り受ける一幕が続きます。

 

 こういうエピソードを畳みかけるように続けながら、主人公たちの物語が続いていくのは「仙剣奇侠伝」らしい感じがします。彼らだけではなく、親世代の話が大きいのはこの「仙剣4」の特徴でしょうか?どうりで親世代にしては、若い演員陣をキャスティングしてるんだと納得。

 親世代に何が起こったのか、恋愛関係・人間関係のもつれとかも徐々に描かれていますが、子ども世代もこれからもつれてきそうな予感がひしひし。

 

 仙剣シリーズ、私はゲームをしたことがないので、ドラマの「仙剣奇侠伝」「仙剣奇侠伝3」「仙剣奇侠伝5」である「仙剣雲之凡」の3つでしか知りません。ここで盛大に勘違いして、この順序がイコール時系列だと思ってた。

 しかし、実際には、この4が一番時間的には古く、ついで3、1、2(未ドラマ化)、5、6と続く。つまり、今現在見てるのは、ドラマ限定では最初と最後になります。「雲之凡」に、その後の李逍遥が出てきたりしてうれしくなったりはしますが、単独で見ていても何の問題もないので、没問題かな?

 

 なんにしても最後の最後まで気が抜けないのは、初めて「仙剣奇侠伝」を見たときから思い知らされているので、残り10集でどうなることやらw