9~15集
やっと台風から解放されて、落ち着いて中華ドラマ視聴できるようになりました。
なのに、「蔵海花」配信お休み・・・
しょうことなしに、ここで一区切り。
ドラマはいよいよ本格的に地下探検が始まりました。
見るたびに、暗い中を暗いままどうやってはっきり見せるかという技術が進んでいるのを実感しております。
そして、いつものようにやたらに銃火器持ち出す物量勝負の欧米人と張家の反逆者が登場してきました。
今回のドラマのポイントはこの「現在」に並行して、描かれる過去の物語です。ここで、今までの話で謎のまま残されてきた張起霊の生きてきた歴史がどっと出てきた感じです。
少年時代の張海客たちが張起霊と共にかつての族長が遺した天杖を探して困難な探検に取り組みます。この時、張起霊と張海客たちはほぼ同じ年齢に見えています。
天杖を手に入れたものは張家の族長になるという決まり事があることで張海客とその妹張海杏、張九日、張念の4人は懸命です。彼らは、はじめ張起霊を役立たずの邪魔者扱いしますが、やがて彼の知識と能力に頼るようになります。
張起霊は天杖を手に入れ、張家の族長となりますが、実はこの「張起霊」というのは歴代の族長が名乗ってきた名前です。この一族の族長というのは、なんというか族長という名の生贄、自分の過去を取り戻したかった張起霊が、張家の一同が自由を取り戻すために彼自身の本当の名前もここに至るまでの過去も失い、繰り返し記憶を失う過去も未来もない存在となります。
そんな張起霊と友情で結ばれたのが呉邪と王胖子で、張海客と海杏は族長の友人の二人を味方にしようと訪れます。
張家のたどってきた歴史が今回の中心に置かれ、それを呉邪たちが張起霊に代わって追って行くという展開。そうだったのか~などと納得したり、まだなんかあるぞと眉に唾つけたりしています。
ドラマの「現在」は張起霊が姿を消して5年後、彼が再び呉邪たちの前に現れるまでまだ5年あるということでいいのでしょうか?なので、このドラマ通して、同じ時間軸で呉邪の前に張起霊が現れることはないとしても、彼の存在感が大きいです。もちろん、過去の場面での登場とか幻覚場面での登場もたっぷりあるので当然ですか。
この少年時代に張起霊と関わった4人のうち、張海客兄妹は張起霊を「族長」と呼び、彼を支持している。対して、張九日と張念の二人はそれぞれに張起霊を敵視し、恨み、悪意を持っている。
馮たちも含めて、皆が夜王を手に入れるために必要な三つの鍵を手にしようと命がけになっています。
呉邪たちにしても張起霊の記憶を探すだけではすまない状況で、彼の意に沿って夜王を始末しようとまずは鍵を手に入れようとしています。
毎回登場する彼らを待ち受ける罠、謎の生物、奇怪至極な壁画や文字の謎解きなどはお楽しみの一つ。今回もちゃんと虫の大軍には襲われ、大きな布の人形に襲われ、その間に銃撃戦も入っていて、これでもかとアクションシーンが続いています。
こういう派手なシーンがないと視聴者としては寂しいし、かといって派手なシーンだけで、謎解き部分とか人間関係の描写とかがいい加減でも視聴意欲はわかない。バランスが問題なんですよね~
今までのところ、わたし的には十分満足。