江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

神医侠侶 その2

やっぱり王晶


なんのことはない、出品人が王晶だった。悲劇やら喜劇やら、いろんな要素がごちゃまぜになって進んでいくってのは、彼らしい。でも、導演は「倚天屠龍記」とか「絶世双驕」とかの人なんで、妙な明るさがある。
刘宣(飾 赵文卓)は刘邦なきあと太后の呂氏に乗っ取られた漢の実権を奪いかえそうとする刘氏一族の宋長の命で、呂氏のもとにもぐりこんでいる。そのために、一族からも世間からも冷たい視線を受け、忍従の日々を送っている。
その彼の幼馴染で呂氏の姪にあたる琴子翁主(飾 高円円 公主でも郡主でもなくてこう書いてある)は、刘宣が好きで、叔母に働きかけて自分との結婚を命じさせる。でも、その刘宣は医者の娘の缇萦(飾 贾静雯)を愛している。けど、呂氏を殺して政権を奪還するという任務を全うするためには、琴子との結婚を断れない。しかも、兄の刘湘は琴子を愛していて、弟を疎ましく思っている。
という話の一方で、不老長寿を望む呂氏は刘宣に命じて、黒唇族の宝物を奪わせるが、うまく薬がきかない。そこで、缇萦の父に命じて不老不死の薬を作らせようとする。
それに、当然、漢の実権をめぐる政権争いの話もあるわけです。項羽の子孫やら200年以上生きている不老不死の人間も出てきたりして、まあ、いろんな話がいつもの横店を舞台に繰り広げられていくわけです。
今回、赵文卓がやってる刘宣は張無忌も顔負けのモテモテ男。世間には刘一族の裏切り者とさげすまれているはずなのに、もてまくる。刘宣と相思相愛の缇萦、刘宣には妹としか見られていないのに病弱と呂氏の姪を言うことを前面に結婚を迫る琴子、それに本当はずいぶんな年なのに若返りの薬を飲んで、小娘にもどった莫娘と三人の美女に迫られてます。
半分ぐらいはみたわけですが、今回もまた高円円が私の一番嫌いな女の役をやってるなあ。ほんと苦手なのよねえ、か弱い私を大事にしてって感じで、うらみがましい視線で男に迫る女って。
結局、この話は刘宣と缇萦の二人が朝廷を離れ、「神医侠侶」として生きていくってところで終わるわけでしょうか?