江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

嫣語賦 その3

24~34集(大結局)

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 終わりました。なんというかとってつけたようなお定まりパタンの展開がいくつか続いた挙句に、すっきりしないままの事件の幕引き。

 

 画像以下ぼやきまくりますので、一つよろしく・・・

 

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 要するに敵国のスパイが朝廷や後宮に潜り込んでいて、彼らが一連の事件の元凶という予想通りの展開。あんたも手先だったのか!というあたりもほぼ予想通り。でも、おや?意外!だったキャラもいました。

 

 相思相愛だと思っていた秋嫣からあっさり妹の秋珉に譲られてしまった秦暄、余計なことをする貴妃に秋珉との結婚を命じられてしまいます。喜ぶ秋珉、よかったねの秋嫣、梁翊・・・秦暄大ショック。

 秋珉が自分にしかけた罠を知った秦暄は貴妃からの賜婚だから結婚はしてやるがお前の顔はもう見たくないと宣言。これで秦暄が闇落ちしてしまうか、ごちゃごちゃあった後に秋珉が彼の盾にでもなって許してもらうんだろうなとしらけ目線で見ていたら、まあ、そうなりました。

 しかし、このパタン、男であろうと女であろうとやったことは間違いなく性犯罪で詐欺。なのにほぼ女は許してもらえる展開になるのが納得できない。

 

 梁翊も秋嫣も父の仇や一族が罠にかけられた真相を探っているというのはドラマのメインの一つです。さすがにここまで来て、それぞれの犯人も分かっては来ます。しかし、その結末の付け方がなんともはや~です。甘いというか、脚本しっかり書けというか・・・

 

 皇帝暗殺、敵国スパイの暗躍という事態に至って、あれだけ梁翊を目の敵にして追い込んだ元阆と協力関係になったのはまあ仕方ない展開。けど、その後、彼はあっさり吏部尚書に昇進、彼ぐらいとはガチに決着つけると思ったんですけどね~視聴者的にはせめて一人くらいすっきりとカタをつけろよなと突っ込んでしまう。

 そして、とってつけたようなエンディングの一幕。朝廷からも親族やこれまでのしがらみからも自由になって、二人で生きていくというハピエンは別に悪くないけど、そこに至るまでの話にすっきりとしたところがないので単純によかったね~とはなりにくいんです。だいたいそこまでしがらみにがんじがらめにはなってないでしょうに。
 

 ドラマ的には一貫してオレ様キャラの女主秋嫣、冷徹な仕事人の帥哥だったはずが途中から秋嫣ラブのワンコ化した梁翊の二人。秋嫣の異母妹秋珉はタイプが違っても結局は姉と同じ自己中なオレ様キャラ。ただし劣化版なんですよね~

 こんな三人に囲まれてそれに振り回される善意の人秦暄が気の毒でならない視聴後感。とはいえ、あんたももう少しきちんと自己主張しろw

 特に女主1に主役感がない、オーラがないという指摘をしているサイトも見かけましたが、わかる気がする。彼女がどれだけ活躍しても自分やその周辺のためでしかないためでしょうか。せっかく朝廷がらみ、周辺国がらみまで話を広げたんだから、彼女たちにももう少し大きな視野を持たせてほしかったと思う。こういう種類の物語には時には大風呂敷を広げることもいるんじゃないですかね~

 

 ま、途中でへたりそうになりながらもなんとか最後までたどり着きました。この時期でなかったら途中下車してたかもしれない。

 
演 員     角色    配音
乔 欣  飾  秋嫣
徐正溪  飾  梁翊
刘芮麟  飾  秦暄
许雅婷  飾  秋珉     徐佳琦
战 宇  飾  宋锦
马雅舒  飾  郭贵妃
张奕聪  飾  元阆
王家茵  飾  青黛
高 晟  飾  姜云
徐洁儿  飾  柳姨娘
荣 蓉  飾  槿夫人    李金艳
郑卫莉  飾  秋老太太   晏积瑄

出品人    孙忠怀、刘畅
制作人    张娜、刘畅
监 制    韩志杰
导 演    丁英洲
编 剧    鲁辰、张思遥、詹浩然、刘紫坤、肖郭婧莎、韩一菲