江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鹿鼎記 その15

第11~12集


 かたや天地会の韋香主として沐王府のおばかな刺客3人を助けだし、もう一方では皇帝の側近として皇帝の指示を受け、沐王府の陰謀を暴くという手柄を一石二鳥で立てた韋小寶。どっちにもいい顔をしつつ、世間を渡っていく韋小寶の綱渡り人生も本格的になってきました。
 まあ、7人の嫁さんとうまくやっていくことを考えたら、こっちのほうが簡単かもしれないけど・・・


 恋人の柳一舟を助けてもらうために、やけにしおらしく韋小寶に一生使えると誓った方怡。どうもこの人、場面場面で適当なことを言って、小寶をうまく利用してる。その口先人間ぶりは韋小寶といい勝負のような気がします。その反対が、沐剣屏。やっぱり育ちがいいせいか、すぐに人の言葉をうのみにしてしまって、小寶にいいようにからかわれてます。
 で、その方怡。もともと刺客として朝廷にもぐりこんだくらいなのに、たった一人柳燕を殺しただけで、真っ蒼になったり、お化けに怯えたり・・・それに比べて、顔色も変えずに皇太后の使いを4人もめった刺しにして殺してしまった小寶のほうがよほど凄腕の刺客ですわ。捕まってる沐王府の3人だってそれを見て、顔をそむけてるし・・・これじゃまあ沐王府って大した連中じゃないよなあ。

 天地会と沐王府は、韋小寶が沐王府の三人を助けたことで関係も修復。「皇帝のお気に入り小桂子、実は青木堂の韋香主」という水戸黄門まがいのシーンもあるけど、当然いい気になってるのは小寶一人のようですw

 飛び込んできた李西崋ってのは、実は「碧血剣」つながりな人の一人なんですが、原作だと明朝の復活なんかほっといて、満人を追い出したらその人間が皇帝になればいいと、反清復明を誓う天地会・沐王府の面々をあっけにとらせています。さすがにそういう「危険思想」はカットされたわけでしょうかねえ。

 ともかくも皇太后の家来を殺したわけで、皇帝とともにわびを入れに慈寧宮へいった韋小寶。「この太監をゆずってたもれ」という皇太后の一言で調子こいてた小寶、真っ蒼になってしまった。それでも舌だけは滑らか~~に、あっさり皇太后を丸めこんで、慈寧宮を脱出。くっついてきた柳燕も方怡たちが殺し、さあこれで皇宮ともお別れ・・・と簡単にはならない。方怡のかんざしをとりに行くという表向きで自分の部屋にもどった小寶、皇太后と女官に化けた鄧炳春の話を聞いてしまい・・・
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 このあたりから話が大きく動き出すわけで、こんなところで「来週のおたのしみ」とは残念な・・・