江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鹿鼎紀 その31

第35~36集 故郷に帰ったけど


 さて、故郷に錦を飾らせてやろうという康煕の好意で王屋山経由で楊州に帰った韋小寶。
 ドラマの中盤から後半へかかってくるあたりということになります。

 ついでに皇帝から命じられた呉三桂に縁のある王屋派の制圧、あっちにもこっちにもいい顔をする韋小寶の本領発揮。 
 王屋派は、一見、朝廷に帰順した風で、裏は天地会の下に入ったということでゲリラ活動を中止。これで、小寶は朝廷サイドからは「戦わずして反乱軍を帰順させた名都督」ということになり、天地会からは「反清復明の仲間を皇帝の魔手から救い、その上天地会の勢力を拡大した名香主」ということになって、韋小寶、鼻高々。
 だいたい彼は子どものころから、こんな感じとか
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こんな感じで
 
イメージ 2

 人の裏をかきながら、自分を高く売ってきた人間です。まあ、一等忠勇伯(だっけ)ともなれば、万人の上、一人の下って感じ?
 たいていの人間より高い身分と権力とたぶん財産もゲットして、さて、故郷へ・・・

イメージ 3 ところが、ここに一人そんな韋小寶を認めない人間が・・・その名は小寶の母ちゃん(小寶娘)!
 ドラマでは20年くらいたってるみたいに見えるけど、ほんとなら10なん年ぶりくらいで帰ったはず。そのくらいでないと、いくらなんでも、母ちゃん、あの商売はつづけていられんだろう。
 そこへ小寶を狙う連中が続々と集まってくる。
 小寶に一服盛られてすやすやの鄭克爽と阿珂、意気込みの割には簡単に小寶に丸めこまれてしまったガルダンとその恋人になったらしい阿琪、それに神龍教の一団。
 このガルダンを丸めこんで、皇帝に帰順させた一件はドラマではこんな扱いでなんのこっちゃという感じになってしまってますが、原作では小寶の大きな手柄として描かれています。このへんも外交的配慮?
 それと、なぜか小郡主までいっしょに現れた神龍教の一行。白いフードのは偽皇太后ですよ~~
 古着を着た小寶がちょっと外へ出ただけで気の付く母ちゃんが、どうして欽差大臣韋小寶の大騒ぎには気がつかないのかねえ。息子=欽差大臣と気付かないにしても、この母ちゃんなら絶対こんな大騒ぎを見に来ないわけないんだけど・・・と、次回へ続くも含めて、疑問に思うわけです。
 気がつかないといえば、小寶と五台山とか雲南とかで行動をともにしてた張康年とかの清の軍人たち、いい加減小寶のまわりの連中の怪しい動きとか怪しい身なりに気がついてていいはず。それとも多額のお小遣いを小寶から貰って知らんふりしてるのか?ウルトラマンの正体にいつまでも気がつかない科学特捜隊みたいだねえw