江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

鹿鼎記 その35

第41~42集 あ~~あ


 天地会壊滅を宣言し、韋小寶を宮中に監禁した康煕です。聞きようによっては「わたしかあの女(男)かどっちが好きなの!!あっちを選んだら許さないから!!」と迫る恋狂いのようでもありました。
 迫られた小寶は、つまるところ天地会を選び、長年の友人多隆となんの罪もない小福子を殺し、宮廷脱出を図る。どうもこの小寶の所業にはなんの好感も持てない。多隆についての小寶の言い訳はまあ一応ねじくれた筋道はたってるようだけど、小福子についちゃなんの言い訳にもなってない・・・権力をもった人間の冷血でも表しているんだろうか?
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 そこへ現れた建寧公主が、「あんたの子どもができちゃったのよ!」と迫ると、もう二人を殺したことなんか、すっとんでしまう。
 父親のない子どもを産んだらかなわんと小寶にくっついてはなれない公主は、天地会の一行を皇帝の攻撃から逃がす手伝いまでして、いっしょに北京を脱出していく。
 無事に北京を脱出することには成功したものの、神龍教の洪教主たちにつかまって神龍島に連れて行かれた小寶と曾柔、沐剣屏、建寧公主の前で神龍教の内紛が始まる。

 というだけの話に、えんえんとレンコン畑のぬかるみの中を逃げ回ったりして、余分な時間を稼いでいます。山のようにカットして話が続かないほどすっ飛んだかと思うと、阿珂をだます野人のくだりや今回のレンコン畑みたいにどうでもいい話をだらだらとやったりして、ドラマ全体の構成がとてつもなくいびつになっています。
 なんだかもうあきらめちゃってはいますが、やっぱり見ててつらいものがあります。

・小寶が小福子の着てた太監の制服を着るのはサイズ的に相当無理がある。原作通りの設定ならまだ二十歳前?だとするとなんとかなりそうだけどなあ。
・レンコン畑の中をえんえん逃げていくどうでもよさそなシーン。どう見ても昔見たドリフの探検隊・・・ぽっと現れた変装した陸高軒がカトちゃんに見えた・・・
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・天地会の一行を探す風際中と双児。やっと追い付いたらそこにはたくさんの死体が・・・という緊張感のある場面なのに、後ろでせっせと草を食べてるお馬さん。おなかすいてたのねえ、餌ぐらいやってよねえ。
・洪教主vs無根道士、デブ行者そのほか2人の決戦。どうして地味な二人が最後に残る?わがアイキャッチャデブ行者はどうしたんだろ?
神龍島の浜辺を逃げる小寶たち・・・どうみても柳江と同じ場所に見えますが(爆)